David the smart ass

心のダイエット!〜時には辛口メッセージを〜

「青い薔薇を贈りたい人」

2009-10-22-Thu
いつものように
ネットで新聞記事を読み、
青いバラが開発されたことを知る。

世界初の「青いバラ」が
11月3日から首都圏と京阪神、
愛知県内の生花店で発売されることになった。


ふっと浮かぶ面影。

妻でもない。
母でもない。
娘でもない。
もちろん、姉や妹でもない……。

そんなことに気づいてしまった夜の、
驚きとためらいと、そして、薄い花びらのようなせつなさ。蒼ざめた。

ああ、なんと罪深きものの発売されることよ。
責任をとれ。苦笑。




参考:
文中新聞記事
 → YOMIURI ONLINE:「世界初の「青いバラ」、来月3日発売

top_photo01.jpg
 → サントリー:「世界初!「青いバラ」の開発に成功!」のページ



映画:「さまよう刃」〜劇場で

2009-10-22-Thu
東野圭吾原作の、少年による残虐な犯罪の被害者をテーマとした映画です。


 → 公式サイト

こういう根源的テーマの作品は好きなのですが、正直わたしは、長嶺(寺尾聡)よりも、犯人の少年たちの事情をもう少し知りたかったです。

いや、法の下の平等ですし、私刑は禁じられているわけですんで、極悪非道な少年たちであろうと、被害者の父親が復讐していいことにはなっていません。被害者がいかに家族に愛され、被害者の父にとって必要な唯一の家族であろうと、そしてよりにもよってあんな凄惨なビデオを見せられるはめになって、それは気持ちはわかります、誰だって……。しかし、父親自らが復讐の刃を持つことを、少なくとも現代の日本の法律は禁じています。

長嶺は、比較的冷静で、落ち着いた、もの静かな人柄だと思います。しかし、犯行のVTRを見たときに「復讐」を思いつくわけです。もちろん、それが単純な復讐というよりは、現代の少年法の下で、非常に軽い「刑期」で、「更生」したものとして社会に戻ってくるというその仕組み自体を、まさしく命がけで問うているわけです。

こういうのは「ある種の確信犯」と言っていいと思います。

ややもすると「確信犯」とは、「悪いことと承知であえてする」というような形ばかりの解釈で理解されがちですが、それは不足です。むしろ、犯罪の多くは法に触れるとわかっていてされています。そんなことではなくて、

確信犯(かくしんはん)(独; Überzeugungsverbrechen)とは、道徳的、宗教的あるいは政治的な確信に基づいて(つまり、自分の行動の“道徳的・宗教的あるいは政治的な正しさを確信”して)なされる犯罪のこと。(Überzeugung:確信 Verbrechen:犯罪)ドイツの刑法学者グスタフ・ラートブルフの提唱による法律用語。いわゆる義賊やテロがその代表例である。
 → Wikipedia:「確信犯

というような説明がなされます。

果たして、「自分の行動の“道徳的・宗教的あるいは政治的な正しさを確信”して」と言えるほどにまで、確信していたか? というと疑問は残ります。「現行制度の不十分さ」を確信していたとはいえるだろうが、果たして、残虐な犯人とは言え、若者二人の命を奪うことが、「道徳的・宗教的あるいは政治的な正しさ」と言えるかというと、そこは疑問です。

典型的な確信犯といえるのかどうか、わたしはちょっと決め手がないのですが、犯人は現在の法制度が不十分であるというアピールを持ってこの殺人をしているということは言えると思うのですね。

禅問答や、屁理屈の好きなわたしは、だから、こういうテーマの映画は好きです。

ただ、なんでしょう、被害者(の家族)の気持ちは、別にここまで映像にされなくてもわかるんですってことですね。また、それを追わねばならない刑事たちの気持ちも、わかるってことですね。法律の限界というよりは、現実の限界だと思うんですね、覆水盆に返らず。どんなに法律が整備され、あるいは、犯人の少年たちが「更生」するプログラムが見つかったからと言って、死者は戻ってこないし、家族を失った苦悩や悲しみ、絶望は癒えることはないってことです。どれだけ爆発させても憤りや怒りは消えないということです。それは、その加害者たちを罰しても同じような気がしますね、わたしの場合は。

どんなことをしても、悲しみも憤りも消えることはない……。そういう絶望の暗闇のなかで、社会全体の償いとして、少年を更生させていきましょうという少年法の精神も、まさに、遺族感情に対する確信犯的な法律ということができるのではないかと思うのですね。

ああ、こんな屁理屈を書いたら、映画ではない、実際の犯罪被害者の方から、お叱りの言葉を受けるかもしれません。すみません、わかったようなこと書いて。最初に謝っておきます。

ただ、この映画見て、ほんじゃぁ、犯人の少年の側の家族はどんな気持ちなんだろう……とか、考えたくなる人もいらっしゃると思うのですね。自分の子どもが犯罪者になってしまった、親の気持ちというか……。そりゃ、誰にも、同情してくれとも、わかってくれとも言えない、絶望的な気持ちでしょう。

そんな、犯罪者の親と被害者の親を描いた、興味深い映画があります。犯人の少年の役を小栗旬がやってるのも見ものです。ま、わたしは津田寛治の代表作になるだろうと思っていますけど。
 → 過去記事:「映画:「イズ・エー [is A.] 」〜DVDで




これで、映画の感想になってますか?



映画:「あらしのよるに」〜DVDで

2009-10-16-Fri
先日の台風18号の被害はいかがだったでしょうか?

わたしの住む愛知は伊勢湾台風以来の大きさが直撃したとあって、大きな爪あとを残されました。わたしの実家も、カーポート(簡易車庫)の屋根が飛んでなくなり、フェンスの波板が破損したりしましたが、同様に被害のお宅はたくさんあったようです。また、屋根瓦の一部が破損した家も少なくないようです。ただ、今回の台風で非常にインパクトがあったのは停電でした。

停電というと、これまで落雷による停電は度々体験してきたのですが、そうした場合はすぐに復旧しました。落雷による停電がどうして起こるか詳しくないのですが、たとえば、一瞬の異常な電圧などを機器が感知して安全装置が働くというようなことがあるとしたら(ブレーカーが落ちるとか、ヒューズが飛ぶとかいう感じのが、変電所や送電所のレベルで起きるような)、それは機械を操作してやれば復旧はたやすいでしょう。また、落雷が送電施設のどこかにあったとしても、代替コースや迂回などで一部の復旧は可能でしょうし、修理にしても、落雷自体の危険性が去れば、ピンポイントで修理すむわけですから、比較的容易でしょう。

しかし、今回の台風は違いました。これは想像ですが、おそらく、複数の箇所で送電線が切れたり、電柱やその上の装置自体が破損したりということがあったと思うのです。全然復旧しませんでした。電気というのはただ流せばいいのではなくて、安全に流さねばなりません。切れて垂れ下がった電線に人が触れたら危険でもあるのです。

愛知県は午前9時半ころには警報が解除され、午後から開始した学校などもあったのですが、そんな感じでしたが、停電の復旧には時間がかかったところが多かったようです。日暮れを迎えてもまだ復旧しないという家もありました(最新技術オール電化の家などは怒っていました)。大型冷蔵庫に買いだめしてあったものもゴミになってしまいます。コンビニに弁当やおにぎりを買いに行っても、品物がありませんでした……。それでも大半は当日中には復旧したのですが、山間部(もちろん人が住んでいますよ)や、海に近い一部の地域(こっちはむしろたくさん住んでいます)では、翌日になっても復旧を見ず、ひどいところでは翌々日になってやっと復旧したというところもあったようです。テレビやパソコンも使えないわけですからね〜。インターネットもあてにならんですわ。

停電以外では、高潮の被害や、ビニールハウスの被害が多かったようです。

こんな状況だったにもかかわらず、わが家は被害らしい被害もなかったので、「ああ、台風が来るのかぁ〜」と呑気に思って、借りてきた「あらしのよるに」を見ていました。


休日診療所で7時間待ちって〜新型インフルエンザ(18)

2009-10-15-Thu
まず、YOMIURIONLINEの「「休日当番医」に患者が殺到、7時間待ちも」(10月13日付け)の記事から引用です。

 新型インフルエンザが流行し、3連休の当番医療機関には長蛇の列ができた(12日午前、札幌市中央区で)=田村充撮影 新型インフルエンザの感染が急速に拡大し、国立感染症研究所(東京)による最新の調査で流行が全国で最も高い水準となった北海道では、医療機関が休診となった3連休中、「休日当番医」に患者が殺到した。

 札幌市では連休最終日の12日、医療機関1か所あたり200人を超える患者が受診する異常事態。診察待ちの長蛇の列は、医療機関の外にあふれ、中には7時間以上待たされるケースも出るなど、インフルエンザを巡る混乱が広がっている。

これでは、かえって悪くなってしまいませんか……。北海道は1医療機関あたりの患者数が、全国平均を大きく上回っているんだそうです。

 感染研の最新の調査では、9月28日〜10月4日の1週間で、1医療機関あたりの患者数は、北海道が16・99人。全国平均の6・40人を大きく上回り、全国トップとなった。特に学校での集団感染が増えており、札幌市内では10日現在で市立学校340校中15校が休校、143校で学級閉鎖となっている。

 札幌市では、流行のピークが今月初旬から中旬になるとみて、今月4日から小児科の休日当番医の体制を増強。これまでの3医療機関から5医療機関としたが、患者の急増が3連休と重なり、12日には子供の患者が殺到。同市保健所では急きょ、市立札幌病院に要請し、休日診療できる医療機関を6か所とした。

 しかし、同市中央区の医療機関では12日、訪れた患者が待合室に入りきれず路上にあふれ、長い行列ができた。午前中に受け付けを済ませたが、順番待ちで夕方になっても診察を受けられないケースもあった。

これが、パンデミックですよね。症状が深刻になる人が少ないのが不幸中の幸いという以外にないでしょう。受付で、重い患者さんから診ますと言えるうちはまだよくて、そのうちに、重い患者さんを1人診るより、中程度の患者さんを3人診る方が大切です……というような事態が発生するかもしれませんね。実際、大災害などが起きたら、救えそうな命から救うということになってきます。もっと軽い人は自分でなんとかしろと言われます。パンデミックはまさにそういう状態になることまで覚悟しなければならないのでしょう。今のうちに罹っておいた方がいいかもというブラックなジョークが夏によく言われましたが、まさに真実味を帯びてきています。

 同市保健所では今後、休日当番医をさらに増やすことを検討しているが、飯田晃・医療政策担当部長は「受診する子供の中には、軽症のケースもあり、混乱を避けるためにも、症状を見極めた上で来院してほしい」と呼びかけている。

でも、ない袖は振れないでしょう。医者だって看護士だって機械じゃないのですから、休日が必要です。「症状を見極めた上で来院してほしい」と言われても、学校や保育機関の方は、たぶん逆の指導をしている。たぶん、症状が軽くても、早めに医者にかかるように……と。学校としては、やはり、安全な子に来て欲しいし、現代の日本において基本はそうなんですからね。

読売新聞が掲載させていた表を引用します。

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北海道がすごく多いのはわかりますが、福岡、沖縄そして、わが愛知が4番目に多さなのに、びっくりしました。

ここはやはり、政治的な力が必要でしょう。国が、政権交替でパフォーマンスもどきの政策ばかりやっているので、こういう肝心のところまでに手が回らないのかもしれません。「消えた年金を取り戻す」ことも大切ですが、新型インフルエンザ対策だって大切なんですね。文科省も、なんだか教育改革の見直しみたいなことをしてるようですが、それも大切ですが、学校における新型インフルエンザ対策は大切です。死者は、体力のない基礎疾患のある中高年から、基礎疾患のない人、高校生(愛知の高校生はぜんそくが持病でした)、そしてインフルエンザ脳症によって、小学生、幼児まで拡大しています。

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10月11月と冬が近づくにしたがって患者数が増加していきます。北海道で起きたような休日診療所の医師不足という問題が、まるで紅葉前線が南下してくるように、全国各地に広がってくるのでしょう。

行政の責任が大きいと思います。国がなんとも指示しないなら、地方自治体のレベルで取り組まねばダメでしょうね。秋の大型連休(シルバーウィーク)が、一時的ですが感染拡大に一定の歯止めをかけたのは事実のようです。その一方で、病院も休診してしまうと、こんな状態になってしまうのですね。

どこを休ませていいのか、どこは休ませてはいけないのか?

行政の手腕が問われると思います。

そして、個人では、罹ってもたいしたことがない……なんて寝言を言っていてはいけません。

アメリカの調査ですが、こんな記事もあります。

 新型インフルエンザで入院した大人の40%以上は基礎疾患(持病)がなく、感染前は健康だったとの疫学調査結果を、米疾病対策センター(CDC)が13日、発表した。

 基礎疾患のある人が重症化のリスクが高いとされているが、CDCは「健康な人にとっても深刻なウイルスだ」として注意を呼び掛けている。

 →iza!:「新型インフル、入院した大人の40%以上は「持病なし」 米CDC」(10/14付け)

率から言えば、はやり基礎疾患ありの人の方が、重症化する傾向にはあるのでしょうが、「基礎疾患がないから大丈夫」なんて根拠はどこにもないのです。そして、大人本人はそうかもしれませんけれど、家族や友だち、知人つまり、親や子ども、仲間のことまで考えたら、やはり事態は深刻なんです。

手荒い、うがい! そして、あてになるんだかどうだかわかりませんが、マスクですよね。

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