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【書籍紹介】「殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」

2014-01-31-Fri
久しぶりに雨が降って、わたしはネットで購入した書籍を持って、洒落たカフェーに出かけた。ちょっと、仕事をサボって。禁煙スペースは、賑やかなおしゃべりをするご婦人たちが多く、やや読書には相応しくないと感じるかもしれないが、他人の視線が割りと気になる私には、静寂した図書館よりも、むしろ安心して読書に集中できるような気がした。欲を言えば、アメリカンコーヒーは、もう少し大きめのカップを期待したいのだけれど。

持参したのは清水潔著「殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」(新潮社刊)である。



著者は一世を風靡した写真週刊誌「FOCUS」の写真記者であった。同誌休刊後、日本テレビの報道系記者となった。
→ Wikipedia:清水潔

記者として、北関東一帯で起きた幼女連続殺人事件が未解決のままであることを知り、それを取材することとなる。ところが、そこでどうしても避けて通れない事件が関係する。今では冤罪が確定した「足利事件」である。別に、ミステリーではないので、ネタバレになっても差し支えなかろうと思うので書くが、当時は「足利事件」は冤罪でなく、解決済みの事件であった。もちろん、その操作方法その他に問題があり、今では冤罪が確定しているのだが。



「木偏をハネたら☓なのか?」~書評

2013-11-06-Wed
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江戸川乱歩の未刊行の翻訳「赤き死の假面」が豪華本で正字正かなで出てる

2013-01-28-Mon
おそらく、現在の全世代の日本人を対象に、「読んだことがある小説家」のアンケートをしたら、すべての小説家の中でぶっちぎりに一位になるのは、江戸川乱歩だろうと勝手に思っている。「陰獣」や「D坂の殺人事件」はともかくも、「少年探偵団」や「怪人二十面相」は、誰でも読んでいるだろうと思うのだ。夏目漱石や芥川龍之介だって、江戸川乱歩には及ぶはずはないと。それをもって、江戸川乱歩が最も偉大だとか、夏目漱石の上だとか言うつもりはない。しかしながら、江戸川乱歩が日本人、ことに小説に限らずさまざまな創作に関わる人たちに与えた影響は計り知れず、偉大な作家であったには違いないのであるが。

江戸川乱歩は自らのペンネームをエドガー・アラン・ポーからとったのだが、わたしは、子供の頃はそんなことに気づかなかった。正直、作家名などどうでもよく、名探偵ホームズとか、怪盗紳士ルパンとか、少年探偵シリーズなどを図書館で片端から借りて読んでいただけであったので。中学生くらいになって、どこかで、それを読んで知ったのだが……、ま、それは、全く知らない人にとっては、ちょっとした薀蓄であり、ちょっとミステリーに詳しい人には、ごく当たり前のことだった。しかしながら、実力が全くないのに、ただ、人が海外の人気作家の名前をもじって自らのペンネームにしたくらいで、何か大きな仕事ができるはずはない。素晴らしいのは、日本にまだミステリー小説やSF小説が根付いていなかった時代に、エドガー・アラン・ポーを敬愛し、そのもじりを自らの筆名として採用し、そうして、自らがまさに先陣を切って執筆活動、編集活動などを行い、今日の隆盛を迎えさしめたのである。その名に恥じぬ大きな成果は、まさに、命名時の並々ならぬ覚悟を思うのである。なんて、凄い人だったのかと。

さて、その江戸川乱歩が唯一翻訳した、エドガー・アラン・ポーの小説が、初めて書籍として刊行されたという新聞記事が出ていた。

へぇ、欲しいかも~と思って記事を読むと、この本は所謂豪華本ということで、ちとわたしが「ちょっと買う」というにはもったいないような感じです。記事にはこんなふうにありますね。

本を出したのは、豪華本の文化を守ろうと昨年、一人で限定版専門の出版社、藍峯(らんぽう)舎を設立した新潮社OBの深江英賢(ひでたか)さん(64)。敬愛する乱歩関連の作品から、埋もれていた本作を見つけ、第1弾として書籍化した。箱入り牛革の背表紙の豪華装丁。


とあって、藍峯舎のサイトによると、価格は1万円ということだった。

エドガー・アラン・ポー 著
江戸川亂步 譯
オディロン・ルドン 口繪

350部限定(記番入り)
定価10,000円(税込)

造本仕様
A5判変型、本文122頁、背継面取表紙・金箔天金、丸背、貼函
函上題簽用紙/新局紙(白)二色刷
貼函用紙/五感紙 荒目(黒)
背継表紙/背・緋色染牛革
     表裏布・アサヒバックサテン(黒)
     文字・本金箔押
見返用紙/シープスキン(古色)
本扉用紙/ソフトバルキー(スメ入りアイボリー)二色刷
口絵用紙/Mr・B(オフホワイト)
本文紙/サンフォーレ(ナチュラル)


同ページには、本の写真も6枚掲載されているので、一枚だけ引用。

red-pic01s.jpg
藍峯舎のページより


ああ、素敵だな。

電子書籍の大きな波が来ている中で、あえて、本という形態にこだわっての出版ということだろう。


古典の日に、「正かな同人誌」の話をしよう。

2012-11-01-Thu
早いもので、もう十一月、今年もわずかに2ヶ月を残すばかりになりました。

さて、今日11月1日は古典の日です。「日本の古典文学を顕彰する記念日」ということになっておるようです。そういう日でもありますから、ちょっと、私が参加している同人誌の話を書きます。

私が参加しているの「正かな同人誌」というちょっと特殊な同人誌です。「同人誌」というからは、同じような考え、志向性、趣味、主義主張、思潮を持つ人たちのものというのが本来なのだと思います。この同人誌の理念は「正かなづかいは生きている」というものです。かなづかいについて、「新かなづかい」、「旧仮名遣い」などというふうに「新」「旧」という言葉を使ってしまうと、なんだか、歴史的仮名遣いは古臭い過去の仮名遣いのように思われ、今の時代に合わない古臭い仮名遣いであると考えられてしまいがちです。このままでは、古くて使えないと見捨てられそうです。

何歩か譲って、時代に合わなくなったというなら、ま、確かに戦後の国語政策、国語教育のためにそういう傾向はなくはないのですけれど、しかしながら、新しいものがいいもので、古いものは間違っているという観点だけでは、実は大事なことを見落としています。

それは、国語の歴史、つまり、言葉の歴史、由来、成り立ちのようなものです。

わたしは、普段は全く歴史的仮名遣いは使いませんけれど(読むことはあります)、正かなづかいを大切にしていこうという考えの人たち(「正かなクラスタ」などと呼ぶようですが)は、少なくとも言葉に関しては、強い関心を持っているし、知識も豊富で、真剣に向かい合おうとしています。

たとえば、「おばさん」と「おばあさん」という言葉に注目してみましょう。「新かな」だけで考えたら、この「お」の違いなんてことには、あるいは意識は及ばないでありましょう。

では、クイズ形式にしてみたらどうでしょう。あるいはこういう形にされると、気づく人もいらっしゃるかもしれません。

問:次の「お」のうち、仲間はずれはどれか。

 ア おばあさん イ おばさん ウ おかあさん エ おねえさん

いかがでしょうか?

文法的に、この「お」が「お菓子」や「お寿司」の「お(御)」と同じかどうかということに注目すれば、イの「おばさん」だけが異なることに気づきます。「お」を外して、常態にしたときに通じなくなるのです。合わせて、漢字表記を考えると、「御婆さん」または「御祖母さん」、「小母さん」または「叔母さん」「伯母さん」、「御母さん」、「御姉さん」となるので明らかです。

ところで、歴史的仮名遣いで書いてみます、「小母(叔母・伯母)」は「をば」と表記します。「小川」は「をがは」、「小野小町」は「をののこまち」です。「小」を「オ」と読むときの表記は「を」なのです。つまり、この問題の選択肢はこうなります。


 ア おばあさん イ をばさん ウ おかあさん エ おねえさん

現代かなづかいでは見えなくなってしまった日本語の姿を、歴史的仮名遣いは留めているのです。

そんなことどうだっていいではないか、今では同じ「オ」と読むのだからという意見も、それは理解できなくありません。そもそも現代仮名遣いはそういう発想で出来ていて、戦後我々はそういう発想で読み書きしているわけですから、そういう考えに陥りがちです。

しかし、歴史的仮名遣いは、「をばさん」と「おばあさん」とをかき分けることによって、それぞれの言葉の歴史や成り立ちを自然と知ることができるわけです。「歴史的仮名遣い」の「歴史的」とは、「歴史上使われていた、過去のもの」という意味合いなのでしょうけれど、逆にだからこそ「言葉の歴史をきちんと伝える仮名遣い」というふうにも解されるのですね。

発音と表記にズレが出てきて、たとえば四つ仮名(じぢずづ)をどう書き分けれるものかというようなことを日本人は長いこと混乱し、悩み、その解決のために、言葉の成り立ち、由来などをよく研究し、そこに根拠を求めようとしてきました。たとえば、「鼻血」は「はなぢ」なのか「はなじ」なのかという時は、もともと「血」だから「じ」でなくて「ぢ」だろうという考え方で、それはそのまんま現代仮名遣い採用されたわけなのです。発音が同じだからといって「はなじ」にしてしまってはいくらなんでもおかしいというわけですね。

「歴史的仮名遣い」のゆるぎない正しさというのはそこにあります。「正かなクラスタ」の人たちは、単に奇をてらうとか、知識をひけらかすためにしているわけでありません。言葉の歴史、成り立ちときちんと向き合っているのだと思っています。もちろん、彼らは言葉に関する意識だけが高いのでなく、よく勉強し知識も豊富です。

私自身は日常的には歴史的仮名遣いを全く使いませんが、わたしが「正かな同人誌」に参加している理由はここにあります。

その、正かな同人誌「正かなづかひ 理論と実践」の第3号が、11月の文フリ(文学フリマ、文学フリーマーケット)で発売になります。

20121029030012.jpg
→ はなごよみ:同人特設ページ
→ 歴史的仮名遣は生きてゐる - 「はなごよみ」公式ブログ

「第十五回文学フリマ」 開催概要
開催日 2012年11月18日(日)
開催時間 11:00~16:00→11:00~17:00に延長!
会 場 東京流通センター 第二展示場(E・Fホール)
アクセス 東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分
→ 文学フリマ - 第十五回文学フリマ開催情報



もし、関心のある方は文学フリマに出向くなり、あるいは、花ごよみのサイトでお求めいただければと思います。

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