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観劇:「アラビアン・ナイト」~文学座公演

2006-07-02-Sun
観劇の市民サークルに入っています。今回の例会は文学座公演「アラビアン・ナイト」でした。家族の問題をつきつけられるよりも、こういうファンタジックな話の方が、気楽に楽しめ、わたしは歓迎です。

「アラビアン・ナイト」は英語では"The Arabian Nights"でありまして、複数形を正確にあらわして「アラビアン・ナイツ」としてもらった方が、いくぶん誤解が減っただろうと思うんですね。別の邦題として「千夜一夜物語」「千一夜物語」などというのがありますが、これが原題の適切な訳のようです。(→wikipedia「千夜一夜物語」

「アリバナと40人の盗賊」「船乗りシンドバットの冒険」「アラジンと魔法のランプ」あたりは有名なんですが、こういう話がただ集められているというわけではありません。そもそも、そうした話が集められ、語られる必然性があったのです。

それは、ある国の王が、美しい妻を愛しており、また妻にも愛されていると信じていたのですが、ある日狩りに出ている間に、なんと妻が若い男を部屋に入れが不貞を働いていたのです。

それを知り怒った王は妃を殺し、以後、新しい妻をもらっては、初夜の翌朝処刑するということを繰り返すことになります。信じた妻の裏切りに対するトラウマから、逆にすべての女性を恨むようになっていたのです。

親たちは年ごろの娘を建物の奥に隠し、王の妻になろうという若い娘っちはいなくなってしまいました。そのとき、王の腹心である大臣にも二人の年頃の娘がいました。長女シャハラザードは、若い女たちを救うため、国民を救うため、王を救うため、自ら王の妃に立候補したのです。

そして、初夜の後、明け方近くになると、シャハラザードは妹を王との寝室に呼び、それはおもしろい話をして、途中で終えたのです。今まで初夜の翌朝妻を殺して来た、王は、その続きを聞いて処刑すると言って、初めて例外的に一日処刑を延ばしたのでした。

そして、次の夜も、また次の夜も、明け方近くにシャハラザードはとてもおもしろい話をして、シャハラザードは処刑をされないのです。シャハラザードは自らの命と、若い娘たちの命を救うために、毎晩おもしろい話を続け、それが1001話になったのですね。それが「千一夜物語=アラビアン・ナイト(「ナイツ」の方がよさそうだというのはそういうことです)」なんですね。

1002夜めはどうなったかというと、王がシャハラザードとの話を聞きながら、気持ちも癒されたこと、二人の間に子どもができたことなども関係があったのでしょうが、シャハラザードに諭されて、改心したということになっています。


さて、舞台では、こうした設定が全部語られます。さすがに全部の話を舞台にするわけにはいきませんので、「アリバナ」や「シンドバット」のほかには「ある乞食の物語」「アブ・ハサンが屁をした話」「ものを食べない奥さんの話」「妹をねたんだ二人の姉の話」などが、劇中劇のような形で演じられます。生演奏もあり、音楽劇仕立ての話もあり、とてもおもしろいです。また見てもいいと思いました。

 → 文学座「アラビアン・ナイト」

演劇のものじゃないですけど、DVDもありますね。
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COMMENT



お話し上手ですね

2006-07-02-Sun-23:38
1001話もお話し出来るとは凄いねー。殺されるかもしれないのに結婚してしまう勇気もだし、そんなにいっぱいお話しが出来たり、シャハラザートさんって凄いなぁ。
子供の頃、油壺に入った盗賊達に煮えた油(お湯でしたっけ?)を注ぐ所で面白いし、怖いしで身をよじっておりましたー。
「ものを食べない奥さんの話」って気になりますー。

2006-07-03-Mon-01:48
シャハラザードが話を作ったということにはなっておりません。シャハラザードは、「ひとたび話を覚えると忘れない」という、一種の天才という設定になっております。作ったのではなくて、本などで読み知って覚えていたのですね。

「ものを食べない奥さん」ってのは、こんな話なんですね~。

ある国の国王は、暴れん坊将軍のように旗本徳田新之介(字あってる?)に化けて市中を視察して回っていたわけです。すると、ある市場にひとだかりができていて、見ると、まだ若い男が、雌馬をひどくむち打っています。馬の調教にしては残虐だと感じた国王は、その点をその青年にとがめるのですが、青年は、わけがあるんだと経緯を説明します。

青年は町の長老の薦めにしたがって結婚したのだけれど、奥さんはどうも食が細い。毎日、小食で、夕飯をたべるにしても、ベールの端をそっともちあげて(イスラム圏ですんで)、米粒でもなんでもピンセットで挟むようにして、ほんの少しだけ食べるだけなんです。

いったいどういうわけだ? あれでは完全に身体を壊す? どういうことだと思い案じて、ある夜、ひょっとしたら妻は寝ている最中にどこかへ出かけていくのではないかと、ベッドで寝たふりをしていました。すると、案の定寝たように思われる夫の隣から、妻はするりと抜け出して、家から外に出て行ってしまうのです。これは!? と思った夫は妻を追跡します。

なんと妻が行った先は墓地でした。当時は火葬ではなくて土葬です。妻は、真新しい、土葬が終わったばかりの墓地から、遺体を掘り起こして、なんと死体にかじりついたり、死体の粘液や体液をちゅるちゅるとすすっているのです。

それが「もの食べぬ妻」の正体だったわけです。魔女ですね。

そこで翌朝、いつものように小食な妻に向かって、「そんなに死体をすするのが好きか?」と問いただしていまうわけです。すると妻の態度は一変、自分は魔女だ!と告白し、その若い夫を一瞬にして犬の姿に変えてしまうんです。

犬にされた男は、いろいろアレしながら、結局パン屋にもらわれていく形となります。パン屋では偽金を見分ける超能力犬みたいな扱いで、飼い主に大切にされ育っていくわけですが、ある日そのパン屋に、別のいい魔女が訪れ、その犬を見るなり、魔法をかけられていると見抜き、助けてくれるのです。

そして、さらに、ある薬を渡して、その薬をその
にあびせて、馬に変えてやれといいます。そこで男はそのようにして、妻を一頭の馬に変え、今日もこうして鞭打っているんだというわけですね。

それが、男が馬をひどく鞭打つ理由だったのです。それを聞いた国王はその青年に「もう充分苦しんだだろう、馬を助けてやれ」と、指導をし、青年はそれにしたがうことにします。


ま、そんな話です。これが舞台の上で劇中劇として演じられるのです。

どうもありがとうございます

2006-07-03-Mon-14:00
そげなお話しだったんですね。
ちょっと怖くてドキドキさせて~ってお話しですね。
でもなんだか複雑ですね。どうして魔女はその男と結婚したのでしょうね。好きになったのかなぁ。興味本位かなぁ。
騙したし犬にもしたけど、最後には馬にされてむち打たれてもう何がなんだかね。魔女生活をエンジョイしておけばよかったのにね。

ありがとうございました

2006-07-03-Mon-15:25
コメントとトラックバック ありがとうございました。

「アラビアンナイト」 生演奏もありで シンプルな舞台構成でファンタジーの世界を楽しませてもらえたので,観てよかったと 思いました。

☆あふろやんさん

2006-07-04-Tue-00:51
なんででしょうね。
結婚しないほうが死人の肉も食べやすいですよね。
たしかに謎です。

☆のっちさん

2006-07-04-Tue-00:54
はじめまして。コメントありがとうございました。

観劇のブログ記事ってけっこうあるのに驚かされます。おなじ舞台をみたってだけでトラバとかしていいものか、いろいろ意見があるようですが、わたしは、そうして感想でつながることっていいことだと思います。また、同じ作品を見たらとらばしますね。

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