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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

瞳の日に考える、日本語の誤用

2006-01-03-Tue
まだ3日ですから、三が日といいまして、いちおうお正月気分があっても許されるでしょう。そこで、まず、新年のあいさつについてです。

次のうち、ふさわしくないのはどれでしょう。

1)賀正
2)謹賀新年
3)謹んで初春のお慶びを申し上げます
4)頌春
5)新年明けましておめでとうございます

おわかりでしょうか? しばらく考えてみてください。

ここで、いきなり解説を書いてもいいのですが、シンキングタイム。「今日は何の日?」という話題にしましょう。読みながら、上の問題考えてくださいね。

今日1月3日は「瞳の日」だそうです。瞳といえば平井堅の「瞳をとじて」が思い出されます。

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smart ass なわたしとしては、君は瞳を閉じられるのか? と屁理屈を言いたくなります。

瞳とは一般的には瞳孔のことです。人間は意識的に瞳孔を開閉できません。また、広義では黒目のことを瞳といいますが、やはり黒目だけを閉じるというわけにもいきません。日本語としては「目を閉じる」が正しいでしょう。目は黒目と白目の両方を含んだ言い方ですからね。

楽曲にする場合文字数(音韻数)が合わないんだよ。無粋なことを言うな。そうおっしゃるむきには「眼(まなこ)」ということばをお教えしましょう。「眼(まなこ)を閉じて」とすれば、歌詞としてられても音韻数の面は解決します。もっとも、少しばかり切実さが消えて、まろやかな感じになっちゃいますけどね。

さて、閑話休題です。最初の新年の挨拶についての質問どうでしょうか。今の「瞳」のような、多少、へ理屈みたいな指摘ですが、そのつもりで。では、解説です。

1)「賀正」。この「賀」は喜ぶ、祝うという意味がありますので、「正月を喜ぶ、祝う」ということで、別段問題はありません。

2)「謹賀新年」。「謹」は「謹んで」です。「心を正し、身をひきしめて」くらいの意味でしょうか。「心を正し、身をひきしめて新年を喜び祝う」わけですから問題はありません。

3)は「新年」でなく「初春」となっています。これはどうでしょうか? 「初春」も新年のこととして使われます。問題はありませんね。

4)は「しょうしゅん」と読みます。読めましたか? 子どものころは「こうしゅん」などと読んでました。ま、読めなくっても困りませんけれど。「頌春」は「新春を褒め称える」とうことです。問題なし。

5)「新年明けましておめでとうございます」。これもよく使います。でもこれが違うんですね。

「明ける」ということばは、どのようなときに使いますか? 「休み明け」「仕事明け」「夜明け」。そう、ある時期が終わって新しい時期が来ることを「明ける」というのです。「明けまして」というのは「旧年が終わり、新年になって」ということなんです。つまり、「新年」という意味合いを含んでしまっている。これは、一般的に重用といいまして、「馬から落馬」「頭が頭痛」と同じレベルの誤りになっているのです。

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COMMENT



たぶんそうだとは思いましたが

2006-01-03-Tue-22:08
5番もよく見かける気がしますよねー。
子供のころは自分も使ってた記憶が・・・
っていうか、今うちにきた年賀状をパラパラとめくってみたら、娘のと息子のに一枚ずつ5番がきてました(笑)

2006-01-04-Wed-08:24
瞳は必ずしも瞳孔を特定するわけではなく、全体としての目の意味につかわれる場合もあるようですよ。「つぶらな瞳」と言う場合、「瞳孔が丸くてかわいらしい」と言っているとは思えません。もし、瞳孔をそういう言葉でもてはやすひとが居たとしたら、それは相当のマニアです。やはり顔の部分としての目を表していると言って良いでしょう。

事例があるかしらと思って検索してみたら、出人さんと同様のことを書いておられるかたがいらっしゃいました。
http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2005/week10/index.html

読み方についても書かれていますが、そういえば、「瞳」を「め」と呼ばせるのは、詩や少女漫画の世界では割合日常的に行われているような気がします。

今朝テレビをつけていたら、アナウンサーが「まだ未確認」と口にしていました。「頭が頭痛」は気付きやすいですが、「まだ未確認」のようなつかいかたはよく耳にします。でも、放送を生業にするひとにつかってほしくないなと私は思いました。

☆ソフィーさん

2006-01-04-Wed-08:49
使いますよね。新年のあいさつということで、より丁寧にという気持ちがそうさせてしまうのかもしれません。日本語にはそういう罠みたいなものが、たくさんありますから、楽しいやら、恐ろしいやらであります。

☆sugarさん

2006-01-04-Wed-09:06
「つぶらな瞳」の場合は目全体というよりも黒目でしょう。丸くて黒いのは黒目の部分です。目とは黒目のことで、白目は目でないというのでしたら、ま、それもいいのですけどね。

とはいいましても、これは歌詞ですから、文学的な一種の強調表現と理解すればいいでしょう。わたしも、そう目くじらたてているわけでなくて、3日が瞳の日でしたので、ちょっとネタにってみたいなところもありまして。

重用については、口頭言語と文章語では同列に言い切れないこともあるかなと思っています。文章にすれば、たとえば同じ漢字が続くんであきらかに落ち着きが悪いんですぐ気づくが、むしろ話し言葉にすると聞き手にわかりやすく伝えたいと思う気持ちから重用してしまうということがあります。

特に複数の人に話す場合、その中に年齢や日本語の理解が様々だと、多少言い換えを含めて「まだ、未確認」などと言ってしまいかねません。

わたしもどうしても抜けきらないのが「犯罪を犯す」でして、文章ではまず書きませんが、口ではついつい使ってしまいそうです。

切ってはいけません!

2006-01-05-Thu-00:15
 あ、右下にあの本が!
 これも新たな決意なのですね。
 
 
 

☆フクフク丸さん

2006-01-05-Thu-00:26
決意というか、アフィリエイトやってるでしょう。書籍では唯一売れたものですから、トップに持ってきました。ただそれだけのことです。

決意したのはわたしではありません。買い手です。

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