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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

野次の愉しみ(2)

2005-03-15-Tue
このプロレスに関する野次について語ろうと思ったのに、名古屋会場(愛知県体育館)で見た、もう一人の女性ファンの存在がある。

彼女は、なんというのだろう、いわゆる若いイケメン系のレスラーに黄色い声援を送っている。井上や後藤(洋央紀)などに対して、「ワタル~イケぇ~」とか、「ダメダメダメ、注意しないとダメだって~」とか、(体固めでカウントとられているときに)「返しなさい! ほら、返しなさい!」とか、ま、あたかも保護者気分で声援を送るのである。

明らかに、これは野次ではない。声援、それも熱烈な声援である。しかも、そのかん高い声がよく通る。相当に夢中になっている。12月の大会の時に、彼女はわたしの2列前の4つほど左にいて、そういう調子で声援を送っていたので、わたしの回りの男どもは、かなりひいていたし、時には苦笑とも、冷笑とも、失笑ともつかない笑いが起きたりもしていたのは事実である。

わたしも、確かに、気恥ずかしいというか、そこまで夢中で、しかも、母親気取りとも思えるような声援はどうかと思うのだが、同時に、彼女が全く嫌いではなかった。

先日(3月13日)の大会にも、実は彼女のその黄色い声援が聞くことができるのではないかと、内心楽しみに会場に向かったくらいである。そして、彼女はいた。前と同じような、熱く、高い、保護者気取りとも思えるような声援を送っていた。わたしの席は北側の特別リングサイドだったが、声の聞こえる方向からするとおそらく彼女は、東側の特別リングサイドに位置していたものと思われる。わたしは、暗闇を目で追ったり、休憩時間に東側の席を眺めてみたが、彼女は見つからなかった。彼女の長い髪と、大きな目の横顔と、なんとなく不自由そうな右手と足取りを12月の時から覚えていたのである。

ああ、顔は見られなかったが、声は聞けたなと思っていたのだが、何試合めのことだったろうか、彼女がまだ何試合か残して、ペットボトルを片手にわたしの席の前の通路を出口の方に向かう姿を見かけた。その姿は用事に中座するというよりも、なにか、寂しく帰っていくように思われた。

え、まだ、好カードが残っているのにここで帰えってしまっていいの……。わたしは、心の中でそういいながら、彼女を見送った。

野次が試合に影響を与えるなんてことが、ひょっとしたらあるかもしれないし、同時に、そうした野次自体が(この場合は声援だが)プロレスのいろんな見方を改めて教えてくれることになることもあるのである。

また、次に、いっしょに野次りましょう。名前も知らないあなた。


新日本プロレス - 格闘技

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