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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

レオノール・フィニ展~名古屋市美術館

2005-11-23-Wed
レオノール・フィニ展を見に行ってきました。
051020_1401~04.jpg

これ、前にとった写真ですが、これが「自画像」だそうです。女の人ですよ。今回のフィニ展のチラシになったもう一つの看板は、こっちですね。
fini2.jpg

これは妖精の肖像画ということになっているのですね。

名古屋市美術館のフィニ展のページによると、「シュルレアリスムの運動に関わった才能あふれる女性芸術家の中でも、その幻想性あふれる美しい画面と奔放なエロスの表現によって、ひときわ異彩を放っている」とあるのですが、なんというか、自画像からして、一筋縄ではいかない、挑発的で挑戦的なムードが感じられますね。

シュールレアリスト時代のフィニは、明るさよりも暗さ、幻想的な感じを強く出しています。ちょうど上の自画像も妖精の肖像もそうなのですが、鈍色の色調というのでしょうか、重く暗い色合いを効果的に使っています。それが「鉱物の時代」にも繋がっているように感じますね。

もう一つ、幻想的なイメージは仮面でしょう。今回のフィニ展のナンバー1は4つの仮面が見られたことだと言っても過言ではないと思います。あれだけの画家としての才能がありながら、舞台芸術にも興味を示し衣装デザインを扱ったと同時に、仮面も自ら作り、そして自らかぶった写真も撮っています。絵画だけでは表現しきれない、幻想性やエロスを舞台芸術に求めていったように感じられます。「魚の骨の仮面」や「シュールレアリスム風の仮面」「猫の仮面」いずれも魅力的です。

また後半の「エロティシズム」を扱った作品は、ポップ的なデザインのものもみられるようになり、明るく澄んだ色彩のものが増えてきます。ただ、性の解放ということをひとつのテーマに持っているようではあるのですが、男性中心性というのではなくて、女性から見た女性のための性といいますか、それはレズビアン的なかかわりを含めて、女性中心の性の解放が描かれていたように感じられました。ただ、わたしは、それはちょっと関心がもてなかったです。「二重の貞節」はおもしろかったですけど。

これ、東京や群馬と回ってきているらしくて、本年6月~7月に行われたBunkamuraザ・ミュージアム(東京)のフィニ展の案内ページ(作者紹介ページあり)も詳しく、また、それを見に行った、TAKさんのブログ「弐代目・青い日記帳」の記事も内容をよく伝えていますので、リンクしておきます。

フィニ関するこんなページもありました。
 → ムートンに愛された画家たちを求めて「レオノール・フィニ」(フィニの写真も掲載されています)


また、フィニ自身、幻想小説を書いています。なんとなく、朔太郎の猫町を連想させるタイトルなんですけど、
 
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COMMENT



こんにちは。

2005-11-26-Sat-13:34
コメント&TBありがとうございました。
記事の紹介までしていただき恐縮です。

東京会場は全体的に暗い館内での
鑑賞でしたので、彼女のもつ独特の
雰囲気が一層効果的に発揮されていました。

☆Takさん

2005-11-26-Sat-18:13
コメントありがとうございました。

暗い会場ですか。こっちは、いつもの会場でした(笑) そういうことを工夫するほど、まだ、あそこは行ってないのかもしれませんね。

あと、椅子ね、思い至りませんでした。こっちにはなかったのかな。わたしは「仮面」がよかったです。

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