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観劇:「國語元年」~こまつ座公演
2005-03-19-Sat
本日は観劇の日でした。市民観劇サークルに入って、もう10年以上になります。1年で6~7本は観劇の企画があるのですが、すべてを見られるわけでもないので、どうでしょう、それでも、もう70本くらいは舞台を見たと思います。
本日は、こまつ座の「國語元年」でした。井上ひさしの作品は、長くて今回も約3時間の舞台でした。

時代は明治初期、明治政府ができ近代化した日本に必要はもの数々がありました。富国強兵政策をすすめるなかで、軍隊で命令がうまくつたわらないのは困りものでした。そこで、文部官僚南郷(佐藤B作)に全国統一語作成の命令が下ったのです。
奇しくも南郷家には岳父と妻は薩摩弁、南郷自身が……何弁だったのかな、女中は江戸山の手弁と下町弁、書生は名古屋弁……など、10ものお国なまりの話し手が同居する状態でした。そんな方言の話し手を観察対象にしたり、相談相手にしたり、実験材料にしたり、南郷の全国統一語作成の奮闘が始まるわけです。
舞台はコミカルに、人にとって言語とはなにか? 言葉がいかに大切か? 言葉の美しい使い手になるためにはどうしたらいいか?……などのテーマが次々と扱われていくことになり、とてもおもしろいです。
今でこそ、共通語がすっかり定着し、逆に方言はなんとなく消えつつあるような印象もあるのですが、むしろ明治期には、必死で新しい時代の言語を手に入れなければならなかったわけなのですね。
そう考えると、何か不思議な気持ちになってきます。

本日は、こまつ座の「國語元年」でした。井上ひさしの作品は、長くて今回も約3時間の舞台でした。

時代は明治初期、明治政府ができ近代化した日本に必要はもの数々がありました。富国強兵政策をすすめるなかで、軍隊で命令がうまくつたわらないのは困りものでした。そこで、文部官僚南郷(佐藤B作)に全国統一語作成の命令が下ったのです。
奇しくも南郷家には岳父と妻は薩摩弁、南郷自身が……何弁だったのかな、女中は江戸山の手弁と下町弁、書生は名古屋弁……など、10ものお国なまりの話し手が同居する状態でした。そんな方言の話し手を観察対象にしたり、相談相手にしたり、実験材料にしたり、南郷の全国統一語作成の奮闘が始まるわけです。
舞台はコミカルに、人にとって言語とはなにか? 言葉がいかに大切か? 言葉の美しい使い手になるためにはどうしたらいいか?……などのテーマが次々と扱われていくことになり、とてもおもしろいです。
今でこそ、共通語がすっかり定着し、逆に方言はなんとなく消えつつあるような印象もあるのですが、むしろ明治期には、必死で新しい時代の言語を手に入れなければならなかったわけなのですね。
そう考えると、何か不思議な気持ちになってきます。

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みんな何して遊ぶの?おいらは寂しく一人でネットにいます。
そーいえばクリスマスです。トホホ!
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