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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

「老人力」

2005-10-14-Fri
はぁ~? なんですこのテーマ……。今まで苦しいテーマを乗り越えてきたが、こんなに書きたくないテーマも珍しい。ネタがないとかじゃなくて、ネタはある! 腐るほどある! たくさんある! だけど、んなこたぁ書きたくない!

第19回のトラックバックテーマは 「歳とったなぁ…と思うとき」だと知ってわたしはそう思った。それに、誰かそんなこと聞きたいのかな? 「おまえ、どんな時に歳を感じたか?」なんて、全く誰にも聞きたくないんだけどなぁ。おもしろいのそんなこと聞いて。

お~い、トラックバックテーマの担当者! まさか、わたしが皆勤だとか書いてるんで、嫌がらせしてるんじゃないんだろうなぁ~。ん? ひょっとして、皆勤を続けやすいように、ネタがたくさんありそうなテーマを選んだってことも考えられるかもな……。そうかそうか、ありがとう。うれしくて涙が出るよ……なんて、はずないだろが~バカヤローメ! コノヤローメ! ありがた迷惑。余分なお世話だ……。

というのは、実はかなり本音に近いが、わたしが敬愛する人物の一人にそういう老化に真っ正面から取り組み、超然と乗り越えた天才がいた。赤瀬川原平である。

ネオダダイストとして、東京ミキサー計画を首謀、「千円札」裁判で有罪判決を受ける。超芸術トマソンを発見し路学会(路上観察學会)を提唱し、近年では、新解さん(新明解国語辞典)を世に売り出したほか、ライカ同盟や3D裸眼立体視など写真の世界でも活躍している、奇才だろう。さらに尾辻克彦名義で芥川賞もとっちゃってるし~その時は、あらぁ赤瀬川さんでいいのかなぁと思ったけど(笑)

そんな赤瀬川原平が「老化」などと後ろ向きに考えるな「老人力がついてきた」と喜べと提唱したのが「老人力」である。
老人力 全一冊
老人力 全一冊
posted with amazlet on 05.10.14
赤瀬川 原平
筑摩書房 (2001/09)

ここには逆転の発想がある。

努力してできることはいくつもあるが、たとえば、どんなに努力しようとできないことがある。「忘れること」だ。忘れようと努力すればするほど、忘れられなかったりする。しかし、老人力がつくとなんらの努力なくして忘れることができるのだ。それを「物忘れ」「ボケ」などと卑屈になることはない。

また、それは人だけではない。芸術の世界でも同じである。「わび」「さび」「枯れ」そうした水墨画や茶道、俳句など日本の伝統的芸術には老人力が具現化されていると、赤瀬川原平はいうのである。

わたしが買って読んだのは、「老人力」(赤いカバー)と「老人力2」(緑のカバー)の2冊だったが、上に紹介したちくま文庫版は、どうやら合冊で「全一冊」と言っているようだ。この記事を書くにあたって、参考にレビューなどを見てみたら、「若い人にも読んでもらいたい」というレビューがあった(上のAmazonで詳細を見るで見られます)。身の回りの年長者のちょっとした行動に腹が立たなくなったというのだ。なるほど、高齢化社会を向かえ、若者と高齢者の相互理解に一役買うかもしれない。おすすめの一冊。

というわけで、わたしにも次第に老人力がつきつつある。というか、かなりついてると思うが自覚できないのも、また老人力のなせるわざかもしれない。

どういう時が「歳を感じるか」って? まだ、聞くか。こういうテーマが、しゃれでなく、本当にしゃくに触る今このときだろう。ふむ、待てよ、こんなことでムっとしてるようでは、まだまだ、若いなぁ、わたしも。(笑)

赤瀬川さんをググってみてね。→ 赤瀬川原平



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COMMENT



ああ、これですか

2005-10-14-Fri-14:41
老人力。この言葉、どこかで聞いたと思ったら、これ確か私、父に聞きました。何だったかで「歳じゃない?」って突っ込んだときに「こういうのを老人力がついたって言うんだ」と切り返されました。ははぁん、これだったのか~。ちょっと父を見直しました(笑)

☆レンゲさん

2005-10-14-Fri-22:19
おお、さすがレンゲさんのお父さんですね~。赤瀬川原平をチェックしていらっしゃるとは。

わたし、実はそうとう、この思想的変質者である赤瀬川さんに影響されていまして、宮武外骨なんかも大好きだったりするのです。

また、その辺のことはチャンスがあれば書きますね。

赤と緑で

2005-10-15-Sat-10:15
 2冊を並べると立体ヴィジョンで飛び出してくるので要注意。
 ああ、「老人力」は養老孟司じゃないんですね。ああ、我が家は「バカの壁」に三方を囲まれ、残り一方はハイクオリティーライフの窓です。
 無論、読んでませんが。

 久しぶりに書店に行って買った本は渡部昇一の注約した幸田露伴の「努力論」です。言葉が難しくて参ります。

☆フクフク丸さん

2005-10-15-Sat-12:51
幸田露伴って……。よくそんなもの読む気になりますね(笑)。ま、わたいしも、いま細々と読み継いでいるのは、新渡戸稲造「武士道」だったりしますが。これば文化論です、けっして武道の本はありませんけれど。

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