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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

平成17年度秋場所~雑感

2005-09-27-Tue
全勝街道をひた走っている琴欧州に終盤連続して土がつき、結果、経験に勝る朝青龍が、大鵬以来の6連覇となった秋場所、例によって、同僚K(大の相撲好き)とは、休み時間に相撲談義に花が咲いた。

同僚K曰く「相撲協会にとっては理想の展開」
琴欧州が優勝してもよかったのだが、今場所はやはり朝青龍の逆転優勝で盛り上げて、九州場所は琴欧州の悲願の優勝と大関取り。そうくれば、人気が今ひとつの地方場所も盛り上がるのは必至で、九州場所もも琴欧州人気でのいい営業が期待できる。

さらに、初場所は東京で新大関誕生で、理想の展開。そこに立ちはだかると朝青龍と、日本人の新星稀里の里がからめば、ひさびさの人気回復の大チャンス。

これが、大相撲をこよなく愛し、真剣に日本人力士の弱体化を嘆く、同僚Kの言葉である。わたしもおおむね賛成である。琴欧州の全勝優勝というストーリーもおもしろくはあったが、相撲の将来のことを考えると、琴欧州はまだまだ成長が期待できるのだから、むしろここでもう一回苦汁をなめ、さらに精進しさらに強くなる。朝青龍も横綱の面目を保つし、あの琴欧州を倒した一番の朝青龍の表情をみて、ほんと、横綱にほれぼれとしてしまった。ここまで勝ちにこだわれよ。ここまで勝った喜びを素直に表せるなんて、一生懸命とってる証拠だし、すばらしいと思った。わたしは朝青龍がいっそう好きになった。

Kの持論は「国技である大相撲観戦を義務教育での必須課題とせよ」ということであった。少なくとも本場所が行く地域はそうすべきであると。

同僚K曰く「ヨーロッパの新聞はひどい」
Kは大相撲を愛し、日本人力士が弱体化することを嘆いていたが、どうやら、ブルガリアの新聞が日本の相撲のことをむちゃくちゃ書いたというのである。Kによると、なんでも「大相撲とはデブで醜いアジア人のやるスポーツで、そこに始めて白人の、長身のスマートな琴欧州が登場、活躍し人気を博している」というようなことが書かれているというのだ。琴欧州など優勝できなくてまだよかった。優勝でもしていたらどんな書かれようをしたことだろうかと、ま、日本人びいきで朝青龍でさえ好きではないKが「琴欧州が優勝しないから、このくらいですんでよかった」というのだ。

へぇそうなのか、でも、うまいことを言うなと思って検索してみたら、どうやら、デーリーテレグラフ紙の「Adoring Japanese hail 'European prince of sumo'」という記事がそうらしい。

日本語のいいページがみつからないので、そのことについて触れた「らくだのひとりごと」というブログの<誰が言い出した「角界のベッカム」>の記事から少し引用しよう。

この記事は結構ムッとする書き出しなのだ。いわく「1500年もの間、相撲はファンさえもがハンサムには程遠いと認める太ったアジア人に独占されてきた」と始まり、まるで琴欧州という1人のニューヒーローのおかげで相撲のイメージがガラッと変わったかのような論調なのだ。


これを読んで、ああ同僚Kの言っていたのはこのことだなと思った。

これ、わたしは言い得て妙だと思った。確かに白人優先主義の思想が見え隠れするが、あるいはひょっとして、現在の相撲離れを言い当てているやもしれないと思ったのだ。スマートなこと(身体もそうだが立ち居振る舞いもそうだろう)の好きな現代人(日本人)の心理もそうで、この琴欧州の活躍が、ヨーロッパでの相撲人気の高揚ばかりでなく、日本人の相撲回帰にも通じてくると思ったのだ。

おそらく、この秋場所で琴欧州の名を知った人は、相撲ファンでない層にも拡大していったに違いない。ブルガリアやヨーロッパでのことでなくて、日本でだ。日本の相撲ファンが、今回の琴欧州の活躍できっとどれだけか増えたはずだ。

最後に、こんな記事も見つけた。ニッカンスポーツ「秋場所懸賞金獲得力士」。そのまま表をぺたりといただいてもなんなので、このページをもとに作ったグラフを貼っておく。ちなみにトップの朝青龍は懸賞本数が269本。1本あたりの力士の手取りを5.5万円で計算して、1479万5千円であった。2位は琴欧州で85本(467万5千円)であった。やはりこの二人だが、朝青龍がずぬけてすごい。



※単位は「千」でなくて「千万(円)」。

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COMMENT



おいおい!ブルガリアン!

2005-09-27-Tue-05:52
 ブルガリアの人民たちに琴欧州の兄弟子、琴の若や魁皇を見せてあげたい。

 それだけで十分黙ると思います。

 だがしかし、それ以外はどう考えてもブルガリア人民日報の書いていることが当たっているような・・・

 「ここまで勝ちにこだわれよ!」ああ、良いですねえ。某大関に聞かせてやりたいよ。あのバカ大海、終盤2日間は無気力相撲でしたからね。

 まあでも、栃東を屠り去った横綱のガチエルボーには戦慄を覚えました。「やっぱツエーや」って。

☆フクフク丸さん

2005-09-27-Tue-07:51
おはようございます。

ほんと、千代大海って戦う前に気持ちで負けてるというか、「やってもダメ、抜いていこう」って取り組みと、「やれば行ける。ガンガン行こう」って取り組みとを分けちゃってるような気がしてならんのですけどね。わたしは、もうとっくに見放してますが、もう開き直って、死ぬ気でやってみろって言いたいです。

横綱は「逃げ方」も半端じゃないですから。琴欧州との一番でも、あれだけ体裁も考えずに、必死に機敏に全力で逃げて、そして勝つのですから。「ここまで勝ちにこだわれよ!」って見本だと思っています。大海だったら、後ろにつかれた時点で終わってます。

もう一丁!大海の話し。

2005-09-27-Tue-08:32
 体裁にこだわらずに勝ちに行くと、ポカ大海の場合、立ち合いの変化相撲になります。
 待った→立ち合いの変化も駆け引きの一つなんでしょうけれども、そうやって獲得した形だけの勝ち星に一体誰が感動するというのだ!?何の意味があるというのだ!?

 ああいう体も出足もある力士が引いたりはたいたりする相撲は見苦しくてしょうがないです。
「なんとなくソツなく相撲を取ってりゃ良いや」みたいなダサさは情け無い限り。
 ヤンキー上がりの意地はどうした?

 ヒールにはヒールの美学があって欲しいんです。それが引き相撲だと言うのならば、そりゃもう徹底的にそれをやり続ければ良いんですよ。朝青龍みたいなオールマイティーには誰もがなれるわけじゃないんですから。一つの技術を徹底的に突き詰めて自分の型を完成させたらそれに自信を持って相撲を取れば良い。
 それなのに自分よりも明らかに弱い相手に対してのみツッパリを放つ。
 ・・・書いてみればエネルギーの無駄無く星勘定しながら相撲取ってる感じがして、悪くはないのかもしれませんが、「ちからびと」の頂点に君臨する大関(横綱は「神」と考えてます)たるものが見ているものに勇気や感動を与えられなくてなんの存在意義があろうか?と思うのです。

 あ~、ちきしょ~。なんであんなパタパタ大関のためにこんな熱くなるんだ~・・・って、やっぱ大相撲ファンだからなんだろうけどさ・・・ 
 

★フクフク丸さん

2005-09-27-Tue-08:49
「そつなく相撲とる」なんてのは大海にはできんのですよね。それはそもそもが、器用な力士の言うセリフでして、たとえば栃東あたりが言うなら、言える言葉かもしれません。

15日間もあるとなると、あるいは戦略的に「抜く試合」「捨てる試合」「勝負する試合」って言うのが必要になってくるかもしれません。ちょうど、先発ピッチャーがすべてのバッターに全力で望まないのと同様に。

カド番の大関はそんなことは言っていられないと思うのですけどね。ほんでも、ま、「カド番脱出おめでとう」くらい、言ってあげてもいいのかもしれませんね。

キャラ的には人気が出そうなだけに、フクフクさんおおっしゃるように、自分のスタイルを貫いてほしいです。

まさに理想の展開

2005-09-28-Wed-11:15
同僚Kさんの言うとおり、まさに理想の展開ですね。さらに、マスコミが琴欧州だけに注目してくれて、稀勢の里の存在を隠してくれてるところが、また良い点だなと思ってます、今回。

ま、地元新聞の論調は好きに書かせておきましょうよ。プライドだけの貧乏国。自分たちを客観視できない国は伸びませんよ。

しかし、たしかに琴欧州人気は新聞の言う通りなのかもしれんですね。普段相撲見ないような人も琴欧州を応援していたようですし。

懸賞金に関しては、まぁ当然かなと思います。機械的に、横綱戦、結びの一番に懸賞を賭けている企業が多いですから、一人横綱で結び率100%の朝青龍の一位を揺らがせるためには、番付で並ぶしかないでしょう。

あとは。。。今場所、面白いと言えたのは、一応大関陣が二けた勝ったからというのもあると思います。最後は見事な引き立て役で終わりましたけど、今場所の千代大海、栃東ならもしかして、、、と思わせただけでも及第点つけていいと思います。

★mimuraさん

2005-09-28-Wed-12:27
お久しぶり。あいかわらずの玄人はだしのコメントありがとうございます。大関に及第点をつけてもいいなんてセリフ、なかなか言えるもんんじゃありません。

魁皇のカド番を含めて、すべての話題が来場所に繋がるいい展開ですよね。もし大関陣が快調で、白鵬が復調し、普天王、黒海あたりもひと皮剥けてくるとなると、なんかほんと楽しみになってきますよ。

2010-01-05-Tue-15:04
デーリーテレグラフはブルガリアではなくイギリスの新聞なのでは・・・?

Re: タイトルなし

2010-01-08-Fri-09:59
> デーリーテレグラフはブルガリアではなくイギリスの新聞なのでは・・・?
ああ そうでしたか。ありがとう。

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