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映画:「フィッシュストーリー」~録画で
2013-03-28-Thu
先日、ロシアの隕石落下は、実際の上空通過の映像もあって、テレビも、ネットもちょっとした騒ぎでしたね。
あんな隕石(「分解直前……直径は数mから15mと見られている」→Wikipedia)でも、通過落下時の衝撃でガラスがバリバリ割れたりして大変な被害でしたが、これが巨大隕石の落下や彗星の衝突だったりしたら大変深刻な事態になりかねません。恐竜の絶滅は、巨大隕石が落下して、地球の環境が変化したからというのが有力なのですが、どうやら、今年は彗星の当たり年(?)のようなのです。当たり年といっても、その通過を肉眼で観測できるくらい、比較的大きな彗星が地球の近くを通過するというようです。衝突するわけではないようなんで、ご安心を……。
隕石落下 → 彗星衝突 という繋がりなんですが、「巨大彗星衝突」の映画を先日BSでやってました。
伊坂幸太郎原作の「フィッシュストーリー」です。
この「世界の危機」が、まさに、巨大隕石の衝突なんです。一個人の力ではどうしようもないできごとを、一見それには無関係な、幾人かの、平凡な(?)、日本人が解決していく(することになる?)話です。そのキーアイテムが、売れないバンドの訳ありの曲「フィッシュストーリー」なのだってわけで、それが題名です。
全く予備知識なく、というのはつまり、巨大彗星衝突の話だなんてことさえ知らず、キャストさえ知らず、ま、適当にHDに予約録画をしておいて見ましたが、これがまぁ、快作でした! 巨大彗星で地球が滅亡してしまうなんてのは、どうしようなく絶望的な話なんですが、ま、そういう不可避で、絶望的な自然現象を前に、果たして、人はどうすべきなのか? どう過ごしたらいいのか、そういうことを考えることも、ま、一応はできる話でもありますし~。
題名の「フィッシュストーリー」ってのは、そもそもは、英語の小説のタイトルです。それを翻訳した本があって、売れないバンドが小説の一部から曲を作ることになります。それが、こんな歌詞。
~僕の孤独が 魚だったら
巨大さと獰猛さに 鯨でさえ逃げ出す
きっととそうだ きっとそうだ~
巨大な海の片隅で、胸の中の巨大で獰猛な孤独に、かろうじて耐えて生きている小魚のような青年の姿が見えてきますよね。哲学的かどうかはわかりませんが、ま、おもしろい比喩です。
バンドのメンバーたちは、アマチュア時代からの仲間で、今は一応プロ契約(?)しているものの、全く売れない状態で、ついに、レコード会社から契約を解除されようとしています。最後のアルバムのメインとして、この「フィッシュストーリー」という曲ができあがったわけです。そして、それが、映画のタイトル。
バンドの青年たちは、自分たちの続けてきた、売れないバンド活動の意味をなんとか見出せないものかと苦悩します。今まで、あんまり売れず、ほとんど聞いてもらえなかった自分たちの歌だが、最後の曲「フィッシュストーリー」くらいは、多くの人に届かないものかと。そうして、同じ時代に孤独を抱えている人を勇気づけ、人を助けるような力を持つことはないのだろうかと……。
ところが、そもそも、フィッシュストーリーにそんなことを期待することはできないだ。だって、「フィッシュストーリー」は鯨を逃げ出させるほどの力を持った、孤独な魚の話でなくて、英語で「ほら話」という意味なのである。→ weblioによると、「釣師の手柄話」というような意味からきているということだ。
そもそものホラ話のどこに、人を救う力があるのだろうか……。
ところが、まるで、わらしべ長者の物語のように、話は巡り巡って、このフィッシュストーリーが人類の危機を救うことになってしまうかもしれない……って、作品なのだ。
ま、それは、あんまり必然ってことがなくて、偶然の積み重ねみたいで、果たして作品としてどうか? そう、ご都合主義の連続ってところが、おもしろくない、作品としてどうか? という評価もあるかもしれません。それは、一定の見識でしょう。
しかし、この作品は、「ホラ話が人類を救うには、確かにいくつもの、それも奇跡と言えるような偶然が必要かもしれない。しかし、そうしうことも全くないわけではないのだから、孤独な若者よ、弱い若者よ、迷える若者よ、自分を信じて自分の道を歩め」くらいメッセージが読み取れるかなと思うのです。
わたしは、好きでしてたね。
Youtube に作品中のバンドのプロモーションビデオが載ってました。「逆鱗」ってはバンド名です。
~ 俺は死んでないぜ 俺は死んでないぜ~
ガンガンガガンガン ガンガンガガンガン ガンガンガガンガン……
→ 歌詞ナビ
あんな隕石(「分解直前……直径は数mから15mと見られている」→Wikipedia)でも、通過落下時の衝撃でガラスがバリバリ割れたりして大変な被害でしたが、これが巨大隕石の落下や彗星の衝突だったりしたら大変深刻な事態になりかねません。恐竜の絶滅は、巨大隕石が落下して、地球の環境が変化したからというのが有力なのですが、どうやら、今年は彗星の当たり年(?)のようなのです。当たり年といっても、その通過を肉眼で観測できるくらい、比較的大きな彗星が地球の近くを通過するというようです。衝突するわけではないようなんで、ご安心を……。
隕石落下 → 彗星衝突 という繋がりなんですが、「巨大彗星衝突」の映画を先日BSでやってました。
伊坂幸太郎原作の「フィッシュストーリー」です。
『アヒルと鴨のコインロッカー』に続き、中村義洋監督が伊坂幸太郎の同名小説を映画化。売れないパンクバンドが作った1曲が、数年後、数十年後に生きる人々の運命をつなぎ、やがては世界の危機を救うというストーリー。バンドメンバーに伊藤淳史、高良健吾、渋川清彦らが扮し、熱いパフォーマンスを披露。斉藤和義プロデュースによる音楽も要注目。
→ 「フィッシュストーリー」ぴあ映画生活
この「世界の危機」が、まさに、巨大隕石の衝突なんです。一個人の力ではどうしようもないできごとを、一見それには無関係な、幾人かの、平凡な(?)、日本人が解決していく(することになる?)話です。そのキーアイテムが、売れないバンドの訳ありの曲「フィッシュストーリー」なのだってわけで、それが題名です。
全く予備知識なく、というのはつまり、巨大彗星衝突の話だなんてことさえ知らず、キャストさえ知らず、ま、適当にHDに予約録画をしておいて見ましたが、これがまぁ、快作でした! 巨大彗星で地球が滅亡してしまうなんてのは、どうしようなく絶望的な話なんですが、ま、そういう不可避で、絶望的な自然現象を前に、果たして、人はどうすべきなのか? どう過ごしたらいいのか、そういうことを考えることも、ま、一応はできる話でもありますし~。
題名の「フィッシュストーリー」ってのは、そもそもは、英語の小説のタイトルです。それを翻訳した本があって、売れないバンドが小説の一部から曲を作ることになります。それが、こんな歌詞。
~僕の孤独が 魚だったら
巨大さと獰猛さに 鯨でさえ逃げ出す
きっととそうだ きっとそうだ~
巨大な海の片隅で、胸の中の巨大で獰猛な孤独に、かろうじて耐えて生きている小魚のような青年の姿が見えてきますよね。哲学的かどうかはわかりませんが、ま、おもしろい比喩です。
バンドのメンバーたちは、アマチュア時代からの仲間で、今は一応プロ契約(?)しているものの、全く売れない状態で、ついに、レコード会社から契約を解除されようとしています。最後のアルバムのメインとして、この「フィッシュストーリー」という曲ができあがったわけです。そして、それが、映画のタイトル。
バンドの青年たちは、自分たちの続けてきた、売れないバンド活動の意味をなんとか見出せないものかと苦悩します。今まで、あんまり売れず、ほとんど聞いてもらえなかった自分たちの歌だが、最後の曲「フィッシュストーリー」くらいは、多くの人に届かないものかと。そうして、同じ時代に孤独を抱えている人を勇気づけ、人を助けるような力を持つことはないのだろうかと……。
ところが、そもそも、フィッシュストーリーにそんなことを期待することはできないだ。だって、「フィッシュストーリー」は鯨を逃げ出させるほどの力を持った、孤独な魚の話でなくて、英語で「ほら話」という意味なのである。→ weblioによると、「釣師の手柄話」というような意味からきているということだ。
そもそものホラ話のどこに、人を救う力があるのだろうか……。
ところが、まるで、わらしべ長者の物語のように、話は巡り巡って、このフィッシュストーリーが人類の危機を救うことになってしまうかもしれない……って、作品なのだ。
ま、それは、あんまり必然ってことがなくて、偶然の積み重ねみたいで、果たして作品としてどうか? そう、ご都合主義の連続ってところが、おもしろくない、作品としてどうか? という評価もあるかもしれません。それは、一定の見識でしょう。
しかし、この作品は、「ホラ話が人類を救うには、確かにいくつもの、それも奇跡と言えるような偶然が必要かもしれない。しかし、そうしうことも全くないわけではないのだから、孤独な若者よ、弱い若者よ、迷える若者よ、自分を信じて自分の道を歩め」くらいメッセージが読み取れるかなと思うのです。
わたしは、好きでしてたね。
Youtube に作品中のバンドのプロモーションビデオが載ってました。「逆鱗」ってはバンド名です。
~ 俺は死んでないぜ 俺は死んでないぜ~
ガンガンガガンガン ガンガンガガンガン ガンガンガガンガン……
→ 歌詞ナビ
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フィッシュストーリー
公式サイト。伊坂幸太郎原作、中村義洋監督、伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田岳、森山未來、大森南朋、渋川清彦、大川内利充、眞島秀和、江口のりこ、山中崇、波岡一喜、高 ...
『フィッシュストーリー』
つながった〜!気持ちいいくらいに1953年〜2012年までひとつにがつながっちゃった〜!
最後に「FISH STORY」がフルで流れるまではどないなるかと思ってましたが、まさか本当に誰にも聴 ...
フィッシュストーリー
「いつか世界を救う」。「誰かに届け」。「礼なら父に」。
フィッシュストーリー
2012年、彗星の衝突まであと5時間。 人々が避難し静まり返った街で、一軒だけ営業を続けているレコード店があった。 店長はつぶやく「正義の味方が地球を救う」。 店に流れている