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映画:「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」の終了にギリギリ間に合う。

2013-02-19-Tue
劇場版ベルセルクの第三部「降臨」を見てきました。やっとです。

全国的に2月1日に公開して、今週中にもほとんどの劇場で公開終了を迎えるようです。浜松ザザシティの東宝シネマズのスケジュールでは2月21日終了とでした。明後日です! 先日土曜日に見るつもりで浜松まで出向いたのですが、どうしても時間に間に合わず断念、日曜日は所用ができてダメ。ついに、今日、仕事をサボって(といっても「有休」ですけど~)劇場に出かけることになりました。

第2部まで、条件がこんなに整わないことはなかったと思うのです。わたしは、公開最初の土日の昼間に見ることができました。ま、今回それができなかったのはわたし側の事情もありますが、そもそも、第3部は公開の時間帯がひどく偏ったものになりました。また、上映回数も多くの劇場が1~2回でした。その少ない上映回数の多くが夕方かそれ以降に偏っています。学生が学校帰りに寄るか、サラリーマンがレイトショーで見るという時間帯です。休日に遠出して見るには、ちょっと不便な時間帯でした。

そうなったのは、R15+指定となったからなのでしょう。そもそも第三部は期せずして(?)R18+指定となったようです。そいつを東京と大阪の一部の劇場でのみ限定公開して、全国版はR15+番にダウングレードしたものを後悔したのです。それが、公開劇場や公開回数の減少に繋がったのだと思うと、ちと残念です。あんなギシギシやキャスカの喘ぎ声なんてわたしは不要だと思いました。

ちなみに、R18+版とR15+版の違いですが、この記事によると「そんなに違はない」……ということのようですけれど。

そして極めつけは、巷を騒がせている18禁バージョンの存在である。本作は当初、R18+のレーティングを受けたのだが、それをR15+に調整し直したのだとか。なぜそんな真似をするのだろう?1、2作を観てきた18歳以下のファンに気を使ったというのなら、失礼な話である。18歳以下のファンは自分たちのせいで、作品の質が下がることを歓迎する訳があるまい。(まあ、限定公開されているR18+バージョンと現行のR15+の両方を観た人によると、あまり大きく印象は変わらず、ほとんど違いがないそうであるが…)
こういう商売気が露骨に見える製作陣の姿勢は、不愉快以外の何物でもない。
 → 偉大すぎた原作の“絶望感” 『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』(映画検定外伝) - MOVIE ENTER〜映画情報サイト - livedoor ニュース




 → 公式サイト

今日の第3部で、わたしは3作とも劇場で見たことになります。で、一つ気づいたことですが、3作とも共通点がありました。

エンドロールが終わっても、みんななかなか席を立たないのです。それがいいことなのか、悪いことなのかわかりません。たとえば、人気の洋画などであってもエンドロール始まると同時に席を立って帰りはじめる人もいるのですが、なぜだか、「ベルセルク」の三作とも、エンドロールが終わって場内に灯りがついて、なお、一息、二た息、三息ほどして、やっと席を立つ人が出るという感じでした。先ほど書いたようなわけで、第1部、第2部はもっと多くの人で見たのですけれど。確か、両作とも公開最初の土日の昼間だったですが、一方、今回は終了間際の平日で、浜松の会場は私を含めて4人でした。ですが、3作とも、エンドロールが終わって、しばらく空気が固まっていて、やがて、うんこらしょと席を立つ感じでした。

わたしはこれは、迫力というか、圧力というか、衝撃の大きさだと理解しています。身体に力を入れてみていたのだと。それって、いろいろあったとしても、いいできだったということだと思います。

この記事の後半に3点ほど書きますが、個人的に気にならないことがないでもありません。しかし、そうした批判をこの後に書いたとしたところで、不出来だなんて全く思いません。公開終了間際になって残念ですが、「劇場で見ろ!」と勧めたいですね。特に、原作の好きな人こそ、劇場で見てほしいです。

あれ、こんな話で、こんなイメージだった? って思うようなところがなくもないですが、全体的にいいできだったと思いますね。




感想というか、3点書きます。

残念だったのは、ワイアルドのシーンがカットされたことです。カットという言葉を使うと作ったけれど使わなかったみたいな意味合いも持ちますが、製作過程のどこかでカットされたというような情報があるわけではありません。原作にあったけど作品ににはなかったというだけです。ワイアルドの話は、使徒というか、モンスターを理解するのに役立つエピソードだと思います。残忍さをよく示しているし、倒したあとにちょとした正体みたいなものがわかります。これは必要じゃないでしょうか。また、キャラとしても好きでした。

わたしの考えでは、第1部でカットされた、ガッツの幼少期のガンビーノ絡みのエピソード同様に、幼児に対する淫行や陵辱、殺害のシーンを配慮してのことではないかと思います。ま、そうだとしても、描き方があったわけで、ま、アドンと並んでキャラが立っていただけに、惜しいとですよね。

次が、声のこと。バーキラカのリーダー、シラットとの緊迫した戦いはおもしろいのですが、声優の声が陽性過ぎて、ちょっとアレでした。このあたりになると個人のイメージなんでしょう。好みの問題かもしれません。ただ、なんというか、本作に限らず、アニメ作品全般に共通する問題かもしれません。もちろん、すべてがとは言いませんけれど、全体的に元気で明るいう陽性の声が多いですよね。通る声というか。ひょっとすると、それがいい声優の条件なのかもしれません。ただ、日常生活の音声がある「お茶の間」で見るテレビとは違って、劇場で見る場合はもっとトーンをいろいろ工夫してほしいなと思うんです。聞き取れなくちゃ声優じゃないってことはわかっていますが、もう少しくぐもっていて、低い声でってのもありなんじゃないかなと、感じながら見てました。

最後はやっぱりエンディングというか、終わり方の問題です。そもそも、この三作品のしめくくりとして、どこでどういう形で終わるかが、最大の問題だったろうと思います。「ベルセルク」全体において「黄金時代」は「ベルセルク・ビギンズ」という位置づけなんで、ま、ああいう形で終わるのは、一つの素直な解釈だと思います。いくらなんでも、「蝕」のシーンで終わってしまうわけにはいかないでしょうし。わけもわからず与えられた運命に、ただただ、負けることなく立ち向かう……、それがガッツの生き方なんですけど、ま、それはキャスカだって、鷹の団だってそうですけれど、蝕でニエとして死んでしまうにしろ、ああいう形で生き残ってしまったにしろ、生や愛に対する実現のための戦い、死や悪との闘争というか、ま、それを描いたということにはなると思いますけれど。

最後に、第1~3作を比べたら、どの回が評価が高いかということを聞かれたら、ひょっとしたら、意外にも第2部ではないかと思ったります。結論は、きれいだった! ってことなかな。

あははは、一番ベルセルクらしくないところが一番いいって、なんか自己矛盾ですよね。焼きが回ったかな、わたしも。

【追記】
そうそう、「鷹の団」のスペシャルエンディングに、Twitterのアカウント載せてもらえたので、記念に貼っておきますね~。
beruend.png

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