David the smart ass心のダイエット!~時には辛口メッセージを~ |
映画:「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」~劇場で
2013-02-11-Mon
3Dで見てきました。どうせ見るなら、よくよくの理由のない限り3Dをお勧めします。なにせ、監督自身が「2Dで作れってなら、俺は降りる」って言ったようですから~。
→ 「2Dなら監督降ります」アン・リー監督がこだわった「ライフ・オブ・パイ」3D映像 - goo 映画
確か、劇場の予告かテレビのCMで、3Dの最高傑作みたいな言葉を読んだ覚えがあったので、内心ストリーというか、設定そのものに全く魅力を感じなかったのだけれど、見に行くことにしました。なんですか、虎と二人(厳密には一人と一頭なんでしょうけど)きりで約200日間海上を漂流するとは……。そんな映画って……。はっきりいって、どうにも食指が動きませんでした。監督が「3Dでなければ作らない」と言ったようなんだけれど、3Dでなかったら、たぶん見に行きませんでした。「ストロベリーナイト」とか、「脳男」とかの方が見たいです。ああ、「ベルセルク3」ね。これ(ベルセルク3)に至ってはR指定になったおかげで、公開劇場が減ったり、公開時間帯が減ったりしたようで、まだ、見られません。この3連休あたりを狙っていたのですけれど、結局、こっちになってしまいました。
本作最大の売りである、3Dについては、すばらしい!の一言です。冒頭、サファリパーク型動物園の動物たちが3Dでたっぷり見られるのですけれど、子どもでなくても大喜びでしょう。ストーリーがなくても、延々これを見てろと言われたら、楽しく見られるのじゃないでしょうか、飛び出すサファリパークなんて、素敵です!
しかし、作品的には動物園のシーンは導入も導入、最初の一部分に過ぎません。本作のメインは、「227日間の漂流生活」、つまり、海上(もしくは海中)のシーンにあるわけですから。もちろん、それも素晴らしいです。朝昼夜、晴れたり、嵐だったり、星空だったり、虹が出たり、いろんな海を3Dで体験できます。虎やハイエナやオランウータンとの漂流なんてのを、どうやって撮ったのかと思うのですが、見事に映画になっています。ほんとうに、映像の力を味わうことができる作品です。
ぜひ、3Dで、スクリーンで見ることを勧めます! 内容も、ま、万人に訴えるものになっているとは思いますし。
映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」オフィシャルサイト
映像は素晴らしいとして、虎と227日間漂流するという冒険の、内容というか、テーマ性はどうかというところですが、ま、運命というか、神の存在というか、命というか、そういう倫理的というか、宗教的なものがあるようです。科学万能の時代にあって、信仰することのの大切さというか、ま、神の力とか信仰というわけではなくても、希望を忘れない、自分一人のためってことでなく、人のため、時には敵対するような存在のいることが生きがいになるということだってある。いうようなところまでいかなくても、要するに、困難を乗り越えるのは、科学や理屈の力でない、精神力というか、ぎりぎり追い詰められたところで、何かを信じることで出てくるものもがあるということを考えさせられました。
それを、神というふうに考えるか、精神力というふうに考えるかは解釈だと思いますが、パイ(映画の主人公の呼称)の場合は、信仰の力というか、神のご加護ということになってくるのかと思いますけれど、そこはもっと漠然ととらえて、勇気とか、希望の力と考えても差し支えなく、そして、それで十分味わい深い作品になっていると思います。
そういう意味で、見る前に、こんな設定ってどうよって考えていたわたしは、はっきりいって、相当偏見を持っていたということになります。そして、それを、大きく裏切った、優れた作品になっていると、ま、評価せねばならないのでありましょう。
☆【ネタバレ】プチリンク☆
ところで、うちのブログはネタバラシはしないという方針で記事書いているのですけれど、どうしても、この映画の結末について考えたくなりました。とりあえず、ネタバレプチリンク集を作っておきます。
・あらすじあチャプター別に最後まで書かれている。原作者の話も載っている。
→ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日のネタバレ@映画の森てんこ森
・分析された長めの感想コメントがいい。
→ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(ネタバレ)のレビュー・感想・評価 - 映画.com
・直球で短い感想コメントが続く。
→ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 LIFE OF PI -2chLeak-
ま、結論的には「山月記」の主人公が正気で生還したような話ってことになるんでしょうか。野望と飢餓との違いはありますけれど……。


→ 「2Dなら監督降ります」アン・リー監督がこだわった「ライフ・オブ・パイ」3D映像 - goo 映画
確か、劇場の予告かテレビのCMで、3Dの最高傑作みたいな言葉を読んだ覚えがあったので、内心ストリーというか、設定そのものに全く魅力を感じなかったのだけれど、見に行くことにしました。なんですか、虎と二人(厳密には一人と一頭なんでしょうけど)きりで約200日間海上を漂流するとは……。そんな映画って……。はっきりいって、どうにも食指が動きませんでした。監督が「3Dでなければ作らない」と言ったようなんだけれど、3Dでなかったら、たぶん見に行きませんでした。「ストロベリーナイト」とか、「脳男」とかの方が見たいです。ああ、「ベルセルク3」ね。これ(ベルセルク3)に至ってはR指定になったおかげで、公開劇場が減ったり、公開時間帯が減ったりしたようで、まだ、見られません。この3連休あたりを狙っていたのですけれど、結局、こっちになってしまいました。
本作最大の売りである、3Dについては、すばらしい!の一言です。冒頭、サファリパーク型動物園の動物たちが3Dでたっぷり見られるのですけれど、子どもでなくても大喜びでしょう。ストーリーがなくても、延々これを見てろと言われたら、楽しく見られるのじゃないでしょうか、飛び出すサファリパークなんて、素敵です!
しかし、作品的には動物園のシーンは導入も導入、最初の一部分に過ぎません。本作のメインは、「227日間の漂流生活」、つまり、海上(もしくは海中)のシーンにあるわけですから。もちろん、それも素晴らしいです。朝昼夜、晴れたり、嵐だったり、星空だったり、虹が出たり、いろんな海を3Dで体験できます。虎やハイエナやオランウータンとの漂流なんてのを、どうやって撮ったのかと思うのですが、見事に映画になっています。ほんとうに、映像の力を味わうことができる作品です。
ぜひ、3Dで、スクリーンで見ることを勧めます! 内容も、ま、万人に訴えるものになっているとは思いますし。
映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」オフィシャルサイト
映像は素晴らしいとして、虎と227日間漂流するという冒険の、内容というか、テーマ性はどうかというところですが、ま、運命というか、神の存在というか、命というか、そういう倫理的というか、宗教的なものがあるようです。科学万能の時代にあって、信仰することのの大切さというか、ま、神の力とか信仰というわけではなくても、希望を忘れない、自分一人のためってことでなく、人のため、時には敵対するような存在のいることが生きがいになるということだってある。いうようなところまでいかなくても、要するに、困難を乗り越えるのは、科学や理屈の力でない、精神力というか、ぎりぎり追い詰められたところで、何かを信じることで出てくるものもがあるということを考えさせられました。
それを、神というふうに考えるか、精神力というふうに考えるかは解釈だと思いますが、パイ(映画の主人公の呼称)の場合は、信仰の力というか、神のご加護ということになってくるのかと思いますけれど、そこはもっと漠然ととらえて、勇気とか、希望の力と考えても差し支えなく、そして、それで十分味わい深い作品になっていると思います。
そういう意味で、見る前に、こんな設定ってどうよって考えていたわたしは、はっきりいって、相当偏見を持っていたということになります。そして、それを、大きく裏切った、優れた作品になっていると、ま、評価せねばならないのでありましょう。
☆【ネタバレ】プチリンク☆
ところで、うちのブログはネタバラシはしないという方針で記事書いているのですけれど、どうしても、この映画の結末について考えたくなりました。とりあえず、ネタバレプチリンク集を作っておきます。
・あらすじあチャプター別に最後まで書かれている。原作者の話も載っている。
→ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日のネタバレ@映画の森てんこ森
・分析された長めの感想コメントがいい。
→ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(ネタバレ)のレビュー・感想・評価 - 映画.com
・直球で短い感想コメントが続く。
→ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 LIFE OF PI -2chLeak-
ま、結論的には「山月記」の主人公が正気で生還したような話ってことになるんでしょうか。野望と飢餓との違いはありますけれど……。
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映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』★感謝に生かされて トラと漂流しませんか♪
映画レビューです(ネタバレ表示ですが、オチ?はぼかす)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id344013/rid68/p1/s0/c1/
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/160...
映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
2月1日のファーストデーに話題の映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」を鑑賞しました。
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
嵐の海。生きること。神への感謝。
劇場鑑賞「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
希望は、失わない…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201301250003/
Life of PiSoundtrack Sony Classics 2012-11-20売り上げランキング : 2018Amazonで詳...
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 IMAX-3D/スラージ・シャルマ
カナダ人作家のヤン・マーテルが2001年に発表し 世界的な文学賞ブッカー賞に輝いたベストセラー小説「パイの物語」をオスカー受賞監督であるアン・リー監督が映画化した作品です。16 ...
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
22/7≒円周率=π(パイ)
公式サイト。原題:Life of Pi。ヤン・マーテル原作、アン・リー監督。スラージ・シャルマ、イルファン・カーン、ジェラール・ドパルデュー、タッブー、アディ ...
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日@ユナイテッドシネマ豊洲
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
トラと漂流した227日に及ぶ神秘の世界。
ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルの小説を映画化したこの作品は、あのラストをどう解釈するかで評価も別れてくるものの、宗教という神秘 ...
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
イスラム教、ビンズー教、キリスト教と興味を持った主人公が動物と海を旅するのは、現代版「ノアの方舟」という内容の深いものだった。宗教にあまり関心のない日本人を船の持ち主で...
ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日
1976年。 インドからカナダへ移住するため、家族や、父が経営する動物園の動物たちと共に貨物船で航海に出た16歳の少年パイ。 しかし嵐に遭い船は沈没してしまう。 ただひとり生き...
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』('13初鑑賞12・劇場)
☆☆☆★- (10段階評価で 7)
1月26日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター7にて 13:20の回を鑑賞。
映画レビュー「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」
Life of Pi◆プチレビュー◆摩訶不思議なサバイバル劇「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」。圧倒的に美しい3D映像に息を呑む。 【85点】 インドで動物園を経営するパテル ...
『ライフ・オブ・パイ -トラと漂流した227日-』 2013年1月16日 ユナイテッドシネマズ豊洲
『ライフ・オブ・パイ -トラと漂流した227日-』 を試写会で鑑賞しました。
イベントもありましたが、外は寒かったのでパスしてしまいました。
アン・リー監督ともっくんこと本木雅
「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」:物語と映像のセンス・オブ・ワンダー
映画『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』は、アン・リーがしっかりと物語
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
インドで動物園を経営していたパテル一家は、カナダへ移住することとなった。
その移動中、太平洋で、嵐にあった。
唯一生き残ったのが
【ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日】生があることの美しさ
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日~ Life of Pi ~ 監督: アン・リー 出演: スラージ・シャルマ、イルファン・カーン、タブー、レイフ・スポール、ジェラルド・ドパル...
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
2013年1月31日(木) 21:15~ TOHOシネマズ川崎6 料金:1500円(レイトショー料金+3D料金メガネ持参) パンフレット:未確認 その名は、リチャード・パーカー 『ライフ・オブ・パイ/
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
動物ものはあまり好みではありませんが、世評が高いので観に行きました。 予想していた筋立ては、少年とトラの漂流という牧歌的でありながら緊張感を孕む展開という程度にすぎ
「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」小説は奇なり
当初は全く眼中になかったこの作品。
アカデミー賞で11部門もにノミネートされただけでなく、周りの評価も高いものだから、俄然期待が高まっちゃった。
満を持してIMAXで鑑賞して
映画『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』
アカデミー賞11部門ノミネートの『ライフ・オブ・パイ』を新宿ピカデリーで鑑賞しました。 最初にこの映画を知ったときは、てっきり“驚きの実話”かと思ったのですが、すぐに
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
動物ものはあまり好みではありませんが、世評が高いので観に行きました。 予想していた筋立ては、少年とトラの漂流という牧歌的でありながら緊張感を孕む展開という程度にすぎ
「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」君は生き延びることができるか?
[ライフ・オブ・パイ] ブログ村キーワード
「ブロークバック・マウンテン」で、≪アカデミー賞・監督賞≫を受賞したアン・リー 監督が挑む、3Dアドベンチャー超大作。「ライフ・
『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2D字幕版)』
□作品オフィシャルサイト 「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」□監督 アン・リー□脚本 デビッド・マギー□原作 ヤン・マーテル□キャス スラージ・シャルマ、イルフ...
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
普通に考えるとトラと漂流したら真っ先に喰われちゃうものと思います。…が、人がもつ生命力というものは凄いものですね。主人公であるパイは自分が襲われないように、トラの腹をす...