David the smart ass心のダイエット!~時には辛口メッセージを~ |
お盆2題(1)あれ? これは。気づいてしまった、くら寿司の秘密!
2012-08-19-Sun
回転寿司、好きです。よく行きます。
なにより、回ってるのを眺めているのが楽しいし、その中から適当に選んで食べるってのがいいんですね。「おあいそ」とか「しゃり」とか「あがり」というような専門用語を知らなくても食べられるし、安価だし、気楽に食べられます。わたしは、この気楽さが好きです。
また、一口に回転寿司と言っても、チェーン展開する大手から、地域密着型のもの、一皿100円(105円)の安価が売りのところや、ネタ勝負の高級店、ハンバーグや焼肉をネタにしているところなど、いろんな工夫があっておもしろくもあります。
回転寿司大好きなんで、よく行く店もあるのですが、寿司ネタも大切ですが、まず、寿司めしが旨くなくては話になりませんね。いや、別に格別にこだわるのではなくて、競争が激しいせいかネタはそこそこ新鮮なのに、不釣り合い不味い飯の店があります。もともとは地元のお寿司屋さんが回転寿司のノウハウを取り入れて、魚はうまいんですけど、価格競争に勝つために米を落としているんじゃないかと思われて、結局そこにはいかなくなりました。
と、まぁ、回転寿司のことはどうでもいいのですれけれど、お盆にちょっと、家族でくら寿司に行ったんですね。
くら寿司は、工夫をいろいろとしていて、それが目に見えてわかるのが気に入っています。基本一皿105円なんですが、その価格を工夫で維持しているとういのがわかって、そこが好き。そのひとつは、お皿の回収システムでしょう。カウンターやテーブルにお皿の断面の形をしたスリットがあって、客自身がそこにお皿をすべり込ませるという仕組みになっているのですね。中はどうなっているのか知りませんが、おそらくそのまんま洗浄用の流しに運ばれていくと思います。片付けの労力を機械化省略化して、人件費を削り、価格を抑える工夫をしています。同時に何枚のお皿が投入されたか、自動的にカウントされるしくみになっています。会計の根拠になるわけなので正確にカウントされることが大切なのですが、機械でカウントされれば退店時の時間短縮にもつながりますので、お客にもメリットがあります。
しかし、数が違うというクレームがあると、検算のしようがないし、ちと問題かと思うのですが、お客がきちんとお皿を入れたくなり、また、今何枚であるかを時々に気に止める補助的なシステムが確立しています。それが、ガチャポンの仕組みです。寿司皿を5枚投入することに、注文にも使えるタッチパネルの中で一種のゲームが自動スタートします。そのゲームで勝つ(当たる)と、今度はバーチャルでないリアルなガチャポンが起動して、上からカプセルが転がり落ちてきます。それは、寿司ネタを模したストラップが入っています(まだ一度も当たったことがありません)。
この仕組みは素晴らしいと思いました。お客に積極的に皿を片付けさせる動機付けになっているどころか、もうひと皿でガチャポンゲームが始まるときなどは、あとひと皿余分に頼むという動機付けにもなっているのです。そして、毎回でないにしろ、今何皿めであるかということは時々気にする仕組みになっています。一人で行ってもおもしろいし、家族で行っても、友達と行っても、話題になりますし、いい仕組みだと思います。わたしはこのアイデアに惚れ惚れしていまして、これだけでもくら寿司に行こうと思っています。
それ以外に、生ビールはセルフサービスです。自動販売機のように自分でコインを入れて持ってきます。ガソリンスタンドでもセルフの時代ですからね、これもおもしろいと言えばおもしろいのですが、これも人件費を抑える工夫です。くら寿司にはそういうお店の工夫が目に見えて、ほんとうに素敵です。
こういうさまざまな工夫をして、低価格を維持しているのと、飯のコメのランクを下げて価格競争をしているのとでは、勝負は決まっています。だから、このお盆にも「くら寿司に行こう」とつい言ってしまったのですね。
さて、標記の「くら寿司の秘密?」の本題です。
このお盆に家族でくら寿司に行って、ふっとメニューを見て気づきいたことなんです。
→ メニュー|くら寿司 ホームページ
もちろん、これは、くら寿司としても秘密にしていることでありましょうから、わたしが「秘密に気づいたゾ」とここで公開してしたとしても、黙殺されるに決まっています。下手に騒ぎになるよりは、スルーしたほうが得策のこともありますのでね。
それは、わたしが巻き寿司を注文しようと思っていたときに、メニューを見て気づいたのです。ちょっと、巻き寿司の部分をくら寿司のサイトから引用しましょう。
これなんですけど、気づきませんか?
「鉄火巻」のとなりに、きゅうりの細巻きが、「かっぱ巻」でなく、「きゅうり巻」ってなってるじゃないですか?! これ、驚きませんか?
きゅうりの細巻きを「かっぱ巻」と呼ぶのは、架空生物の河童(カッパ)の好物がキュウリであることに由来するというのが主な説らしいのdえすが、これは、鉄火、干瓢(カンピョウ)と並ぶ、寿司屋の定番メニューです。
では、なぜ、かっぱ巻でなく、きゅうり巻か……。
誰でも容易に想像する一つの理由がありますよね。ライバル店ともいうべき「かっぱ寿司」に対抗心を持ってのことではないかということです。何を好んで、自社の店頭で、ライバル店の宣伝をしなくてもいいというか……。ま、これは「くら寿司の秘密」というよりは、わたしの【邪推】に過ぎないのですけれど。
ちなみに、かっぱ寿司の方はどうでしょう。こちらですね。
→ かっぱ寿司のサイト
→ かっぱ寿司のメニュー「巻物」のページ
リンクを見ると、かっぱ寿司では予想通り「かっぱ巻」となっています。かっぱ巻が普通なのに、くら寿司は「きゅり巻」の呼称を採用しているのです
では、他店ではどうなのでしょうか? ちと、調べてみました。下の表が、Wikipediaの「回転寿司」のページに載っている、主な回転寿司の一覧表です。そのまま、Wikipediaから転載してきましたんで、店名をクリックするとWikipediaのページが開きます。本社の所在地と、国内店舗数(2012年7月末)も、Wikipediaに載ってました。一番右側が、ネットで検索したメニューに「かっぱ巻」と載っているか、「きゅうり巻」と載っているかを、わたしが調べたものです。
結果、11店中4店が「きゅうり巻」、7店が「かっぱ巻」です。ただ、表の一番下のアトムボーイの系列ですが、アトムボーイのメニューでは「きゅうり巻」、同系列のにぎりの徳兵衛では「かっぱ巻」でした。これは別の店として、別々にカウントして、都合、「くら寿司」「スシロー」「平禄寿司」「アトムボーイ」の4店だけが「きゅうり巻」と言っています。
方言という視点も一応検討してみましたが、そういう情報はネットにはありません。実際この表で本店の所在地と並べて見ても、別に関西エリアが「きゅうり巻」、関東エリアが「かっぱ巻」ということでもないですね。
厳密な証明はできませんが、「かっぱ巻」は全国津々浦々に浸透した、基本の呼び方にもかかわらず、くら寿司初め4店は「きゅうり巻」を採用しているのは「かっぱ」が「かっぱ寿司」を連想させるからだと、わたしは思うのですね。
いや、そうではなくて、「穴子巻き」「納豆巻き」などのように、単に素材の名前を使っているんだという反論も一応は想定できます。しかし、「かっぱ巻」と呼ばず「きゅうり巻」を採用しているどの店も「まぐろ巻」とか「まぐろ細巻き」というような言い方を採用しているわけではありません。スシローも、平禄寿司も、アトムボーイも「鉄火巻(き)」の呼称を使っています。上に画像を引用しているくら寿司も同じです。
「かっぱを巻いているのではなくて、きゅうりを巻いているから」という主張をするなら、「鉄火巻」を改め「まぐろ巻き」とせねば片手落ちというものです。そんなのは苦しい言いわけです。
→ 語源由来辞典:「鉄火巻き」
え? 考えすぎ……。だって、あんだけいろいろ考えてる、くら寿司ですよ。(笑)
P.S.
そうそう、「梅しそ巻き」をメニューに追加するのを検討して欲しいです。わたしはこれが好きだから!
なにより、回ってるのを眺めているのが楽しいし、その中から適当に選んで食べるってのがいいんですね。「おあいそ」とか「しゃり」とか「あがり」というような専門用語を知らなくても食べられるし、安価だし、気楽に食べられます。わたしは、この気楽さが好きです。
また、一口に回転寿司と言っても、チェーン展開する大手から、地域密着型のもの、一皿100円(105円)の安価が売りのところや、ネタ勝負の高級店、ハンバーグや焼肉をネタにしているところなど、いろんな工夫があっておもしろくもあります。
回転寿司大好きなんで、よく行く店もあるのですが、寿司ネタも大切ですが、まず、寿司めしが旨くなくては話になりませんね。いや、別に格別にこだわるのではなくて、競争が激しいせいかネタはそこそこ新鮮なのに、不釣り合い不味い飯の店があります。もともとは地元のお寿司屋さんが回転寿司のノウハウを取り入れて、魚はうまいんですけど、価格競争に勝つために米を落としているんじゃないかと思われて、結局そこにはいかなくなりました。
と、まぁ、回転寿司のことはどうでもいいのですれけれど、お盆にちょっと、家族でくら寿司に行ったんですね。
くら寿司は、工夫をいろいろとしていて、それが目に見えてわかるのが気に入っています。基本一皿105円なんですが、その価格を工夫で維持しているとういのがわかって、そこが好き。そのひとつは、お皿の回収システムでしょう。カウンターやテーブルにお皿の断面の形をしたスリットがあって、客自身がそこにお皿をすべり込ませるという仕組みになっているのですね。中はどうなっているのか知りませんが、おそらくそのまんま洗浄用の流しに運ばれていくと思います。片付けの労力を機械化省略化して、人件費を削り、価格を抑える工夫をしています。同時に何枚のお皿が投入されたか、自動的にカウントされるしくみになっています。会計の根拠になるわけなので正確にカウントされることが大切なのですが、機械でカウントされれば退店時の時間短縮にもつながりますので、お客にもメリットがあります。
しかし、数が違うというクレームがあると、検算のしようがないし、ちと問題かと思うのですが、お客がきちんとお皿を入れたくなり、また、今何枚であるかを時々に気に止める補助的なシステムが確立しています。それが、ガチャポンの仕組みです。寿司皿を5枚投入することに、注文にも使えるタッチパネルの中で一種のゲームが自動スタートします。そのゲームで勝つ(当たる)と、今度はバーチャルでないリアルなガチャポンが起動して、上からカプセルが転がり落ちてきます。それは、寿司ネタを模したストラップが入っています(まだ一度も当たったことがありません)。
この仕組みは素晴らしいと思いました。お客に積極的に皿を片付けさせる動機付けになっているどころか、もうひと皿でガチャポンゲームが始まるときなどは、あとひと皿余分に頼むという動機付けにもなっているのです。そして、毎回でないにしろ、今何皿めであるかということは時々気にする仕組みになっています。一人で行ってもおもしろいし、家族で行っても、友達と行っても、話題になりますし、いい仕組みだと思います。わたしはこのアイデアに惚れ惚れしていまして、これだけでもくら寿司に行こうと思っています。
それ以外に、生ビールはセルフサービスです。自動販売機のように自分でコインを入れて持ってきます。ガソリンスタンドでもセルフの時代ですからね、これもおもしろいと言えばおもしろいのですが、これも人件費を抑える工夫です。くら寿司にはそういうお店の工夫が目に見えて、ほんとうに素敵です。
こういうさまざまな工夫をして、低価格を維持しているのと、飯のコメのランクを下げて価格競争をしているのとでは、勝負は決まっています。だから、このお盆にも「くら寿司に行こう」とつい言ってしまったのですね。
さて、標記の「くら寿司の秘密?」の本題です。
このお盆に家族でくら寿司に行って、ふっとメニューを見て気づきいたことなんです。
→ メニュー|くら寿司 ホームページ
もちろん、これは、くら寿司としても秘密にしていることでありましょうから、わたしが「秘密に気づいたゾ」とここで公開してしたとしても、黙殺されるに決まっています。下手に騒ぎになるよりは、スルーしたほうが得策のこともありますのでね。
それは、わたしが巻き寿司を注文しようと思っていたときに、メニューを見て気づいたのです。ちょっと、巻き寿司の部分をくら寿司のサイトから引用しましょう。
これなんですけど、気づきませんか?
「鉄火巻」のとなりに、きゅうりの細巻きが、「かっぱ巻」でなく、「きゅうり巻」ってなってるじゃないですか?! これ、驚きませんか?
きゅうりの細巻きを「かっぱ巻」と呼ぶのは、架空生物の河童(カッパ)の好物がキュウリであることに由来するというのが主な説らしいのdえすが、これは、鉄火、干瓢(カンピョウ)と並ぶ、寿司屋の定番メニューです。
かっぱ巻きとは、細巻き寿司の一つで、きゅうりを芯に巻いた海苔巻きである。
寿司屋において「かっぱ」と略されて呼ばれる事もある。
→ かっぱ巻きとは (カッパマキとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
では、なぜ、かっぱ巻でなく、きゅうり巻か……。
誰でも容易に想像する一つの理由がありますよね。ライバル店ともいうべき「かっぱ寿司」に対抗心を持ってのことではないかということです。何を好んで、自社の店頭で、ライバル店の宣伝をしなくてもいいというか……。ま、これは「くら寿司の秘密」というよりは、わたしの【邪推】に過ぎないのですけれど。
ちなみに、かっぱ寿司の方はどうでしょう。こちらですね。
→ かっぱ寿司のサイト
→ かっぱ寿司のメニュー「巻物」のページ
リンクを見ると、かっぱ寿司では予想通り「かっぱ巻」となっています。かっぱ巻が普通なのに、くら寿司は「きゅり巻」の呼称を採用しているのです
では、他店ではどうなのでしょうか? ちと、調べてみました。下の表が、Wikipediaの「回転寿司」のページに載っている、主な回転寿司の一覧表です。そのまま、Wikipediaから転載してきましたんで、店名をクリックするとWikipediaのページが開きます。本社の所在地と、国内店舗数(2012年7月末)も、Wikipediaに載ってました。一番右側が、ネットで検索したメニューに「かっぱ巻」と載っているか、「きゅうり巻」と載っているかを、わたしが調べたものです。
店名 | 本社 | 国内店舗数 | かっぱ巻か? |
---|---|---|---|
かっぱ寿司 | 埼玉県 | 392 | かっぱ巻 |
スシロー | 大阪府 | 334 | きゅうり巻 |
無添くら寿司 | 大阪府 | 303 | きゅうり巻 |
はま寿司 | 東京都 | 168 | かっぱ巻 |
元気寿司、すしおんど | 栃木県 | 142 | かっぱ巻 |
マリンポリス、しーじゃっく | 岡山県 | 100 | かっぱ巻 |
がってん寿司 | 埼玉県 | 90 | かっぱ巻 |
銚子丸 | 千葉県 | 79 | かっぱ巻 |
平禄寿司 | 宮城県 | 70 | きゅうり巻 |
アトムボーイ、にぎりの徳兵衛 | 愛知県 | 69 | アきゅうり巻き、徳かっぱ巻き |
結果、11店中4店が「きゅうり巻」、7店が「かっぱ巻」です。ただ、表の一番下のアトムボーイの系列ですが、アトムボーイのメニューでは「きゅうり巻」、同系列のにぎりの徳兵衛では「かっぱ巻」でした。これは別の店として、別々にカウントして、都合、「くら寿司」「スシロー」「平禄寿司」「アトムボーイ」の4店だけが「きゅうり巻」と言っています。
方言という視点も一応検討してみましたが、そういう情報はネットにはありません。実際この表で本店の所在地と並べて見ても、別に関西エリアが「きゅうり巻」、関東エリアが「かっぱ巻」ということでもないですね。
厳密な証明はできませんが、「かっぱ巻」は全国津々浦々に浸透した、基本の呼び方にもかかわらず、くら寿司初め4店は「きゅうり巻」を採用しているのは「かっぱ」が「かっぱ寿司」を連想させるからだと、わたしは思うのですね。
いや、そうではなくて、「穴子巻き」「納豆巻き」などのように、単に素材の名前を使っているんだという反論も一応は想定できます。しかし、「かっぱ巻」と呼ばず「きゅうり巻」を採用しているどの店も「まぐろ巻」とか「まぐろ細巻き」というような言い方を採用しているわけではありません。スシローも、平禄寿司も、アトムボーイも「鉄火巻(き)」の呼称を使っています。上に画像を引用しているくら寿司も同じです。
「かっぱを巻いているのではなくて、きゅうりを巻いているから」という主張をするなら、「鉄火巻」を改め「まぐろ巻き」とせねば片手落ちというものです。そんなのは苦しい言いわけです。
→ 語源由来辞典:「鉄火巻き」
え? 考えすぎ……。だって、あんだけいろいろ考えてる、くら寿司ですよ。(笑)
P.S.
そうそう、「梅しそ巻き」をメニューに追加するのを検討して欲しいです。わたしはこれが好きだから!
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