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「巨匠たちの英国水彩画展」~岡崎市美術博物館

2012-05-29-Tue
どうですか? 「巨匠たちの英国水彩画展~ターナーからブレイク、ミレイまで~」って?
→ CJキューブの「巨匠たちの英国水彩画展」の紹介ページ
→ 岡崎市美術博物館のページ
→ チラシに載ってる絵がよく見える、ヘア・コミュでの紹介ページ

わたしは、美術展に行くのはそれなりに好きですので、ターナーやミレイくらい知ってはいましたが、正直「水彩画」ってのは、あんまりそそられません。どうですか? 水彩画展って? なんかこう、地味っぽいというか、今ひとつアマチュアくさいというか、そんな印象はありませんか? わたしは、そういう感覚でした。

しかし、そもそも、「映画は見てから語れ!」が私の映画批評のポリシーでありまして、もちろん、その姿勢は、すべての芸術、すべての表現に通じるもののはずです。だからといって、金と時間に制約がある以上はなんでもかんでもそういうわけにはいかないので、どうしても先入観や印象で選択せざるを得ないのですが、しかし、それならそれで、そういう立場をはっきりさせて語るべきでしょう、「見ないで言って悪いけれど、なんとなく○○な印象だ」とか……。

さて、前置きが長くなりましたが、わたしが見る前に抱いていた「水彩画」に対する印象は、すでに書きましたが、地味っぽく、なんとなくアマチュアっぽい(あるいは習作、あるいは無名期の作品とか)というものです。ですから、正直に「そそられません」と書きました。

そして、ま、展覧会も、映画と同様に、やはり、見てみなければわからない! と書くことになるわけです。





今回の特別展はイギリスのマンチェスター大学ウィットワース美術館所蔵作品による水彩画の展覧会ということで、約160点の所蔵作品が、大規模改修に伴って日本にやってきたというわけです。岡崎市美術博物館から、島根県立石見美術館、Bunkamuraザ・ミュージアム、新潟県立万代島美術館などを巡回していくという、ま、本格的なものです。こういうの、知ると見ないともったいないなんて気持ちになったりします。

展示は8章からなります。こういう部立てが作品を生かしもし、逆に単調にさせることがあります。水彩画の歴史的な流れを軸に、「風景」や「幻想」などのテーマ性を絡ませた構成で見やすかったと思いますが、ま、160点もあるのなら、時間の関係もありますので、前半はさぁっとみて、第4章のターナー、第5章の幻想、第6章のラファエル前派を扱っているコーナーに時間をかけえのがいいと思うのです。

ま、ターナーは構図や空の美しさなどは有名でその理由が納得されます。ポスター全面(→こちら)に大きく載っている「アップナー城、ケント」の光と透明感は素晴らしいし、吸い込まれていくような感覚を覚えます。

00078480.jpg



また、ウィリアム・ブレイクの存在感を痛感します。チケットにもなった「日の老いたる者」(→これ)には、強烈な印象を与えられます。

折しも、「金環食」が話題になったあとですので、同行したF()は日食を想像したようです。確かに、一見雲間に見える金環食の神秘性を表しているようにも見られます。しかしながら、ネットで検索すると、「日の老いたる者」とは、聖書(ダニエル書 7:1-14 ヨハネの黙示録 15:1-7)にある言葉のようで、要するに、創造主であり、その神の力をシンボリックに表しているようです(→こちら)。

この「日の老いたるもの」の並べられる第6章「幻想」のコーナーは、結果的にはわたしが最も時間をかけて見ることになりました。改めて、わたしが、風景画や静物画よりも、幻想的な作風を好むのだということがわかったのです。独学で水彩画を学んだというアンドリュー・ニコルの「北アイルランドの海岸に咲くヒナゲシとダンルース城」(→ここ)も、繊細で現代的な感覚で印象に残りますが、これは「幻想」のコーナーには入ってないのですが、わたしには充分幻想的な気分にさせるのでした。空がこんなに明るくなくて、夕闇だったりしたら、完璧です。

思っていたよりもずっと充実した内容でかなり長居してしまいました。真っ当な展覧会名でかえって損をしている企画かも。商業的にはターナーの名前などをもっと前面に出したほうが良かったかもしれません。

という Ka.Ki.さんのコメントには同感です。「ターナーと英国水彩画の全貌展」くらいでいいかと思いますね。

あと、wたしは「グワッシュ」ってのを初めて知ったというレベルなんですが、こちらのFCたろさんは水彩画をお仕事になさっているようで、大満足、大満足の繰り返しで、そういう人が見るときっと、さぞすばらしいんだ労と思いました。

□■□■□■ NOTE □■□■□■□■□■

岡崎市美術博物館:2012年4月7日~6月24日
 → ホームページ
 → インターネット割引券のページ

島根県立石見美術館:2012年7月14日~9月24日
Bunkamura ザ・ミュージアム:2012年10月20日~12月9日
新潟県立万代島美術館:2012年12月18日~2013年3月10日

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