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中学の体育で武道の必修化で柔道が不安って話

2012-02-14-Tue
大した問題ではないと思うのですが、なんとなく深刻な問題になっているのが、この4月から中学校の体育で武道が必修化されるって話です。どの程度の問題かというと、毎日新聞が社説にする程度の問題らしいのです。

まさか、公器たる新聞の社説を身内の不安の解消のために使ってるんじゃあないだろうなという【邪推】したくなるほどでさえあります。

新しい学習指導要領は最近決まったわけではなくて、「ゆとり教育」の弊害と「愛国心的なもの」(日本の伝統や文化の継承などを含める)を入れるかどうかを議論しながら、安倍内閣による教育基本法の改訂と合わせて決まったものだったと思うが、ま、こんなまとめではあれなんで、Wikipediaをリンクしときます。
 → wikipedia:「学習指導要領

これを受けて、体育の中に武道をということになり、剣道、柔道、相撲が必修になったわけです。ですから、言わば学習指導要領の目玉中の目玉なのです。選択ができるんですけど、実質、相撲は土俵がなければ、「武道」としての相撲にはならないし、剣道は防具が人数分必要で、お金かかります。竹刀くらいはともかく防具はなかなか揃えられないなんてことを考えると、道着だけあればできる柔道が経済的です。生徒が買うんですけど、剣道の防具買うよりいいでしょう。毎日の社説は「6割ほどの学校が柔道を選択するとみられる」としています。割合はわからないけど、同感です。

ところが、いざ来年の実施を前に、不安続出で、今回の社説「延期すべき」になったんですが、その第一が事故や怪我が心配だというのです。根拠は部活中の事故の統計です。

中学と高校での柔道事故で昨年度までの28年間に114人の子どもが命を落とし、275人が重度の障害を負った。部活動中の事故が授業中を上回る。授業中が少ないのは動きが激しくなく時間も短いためで安全なわけではない。(同社説より)


ネットで調べるとこんなページがあります。
→ 学校におけるスポーツ中の事故  特集:柔道事故 学校におけるスポーツ中の事故  特集:柔道事故

そうなんでしょうね。だって武道ですから。というか、そもそもスポーツに事故はつきものです。極論すれば通学に事故はつきものです。通学中に死亡事故だって起きています。全員参加の修学旅行で飛行機が落ちたこともあったし、学校のプールで水死したこともあったんです。武道を必修にしておきながら、事故が怖いから延期せよって、今ごろ何言ってるのって思います。武道をナめとるかと思います。今頃になって腰がひけるくらいなら、最初から反対して欲しいです。事故数は授業のものでなくて、部活動のものなんですから、前からわかっていたはずです。

もう一つは、指導者の問題です。わが愛知も問題になったんですが、「柔道黒帯の大安売り」みたいなことがあったんですね。


大学時代に武道を履修しなかった先生は少なくない。各地の教育委員会は柔道未経験者を対象に地元の柔道連盟などと連携して講習会を開催している。だが、複数の県で、わずか数日間の講習で初段(黒帯)を認定してきた実態が明らかになっている。(同社説より)


こっちが、愛知の記事です。

ことのきコメントに書いたんですが、これ誰もいいことないですよね。柔道の黒帯の安っぽさが露見したし、教員の研修のご都合主義も垣間見えるし、それに教わる子どもの不安がまさにこんな社説になってくるんですね。

確か、学習指導要領の改訂は安倍内閣の教育基本法の改訂や免許法の改正などとタイミングが同じだったから、免許更新講習なんかしながら、新しい学習指導要領への対応をせねばならないはずなんですね。もちろん、眼前の日々の仕事にプラスして。そこに、この武道の指導法も入ってくるんですね。わたしの知り合いの中学の先生は、朝早くから夜遅くまで学校にいて、土日も毎週のように学校に行っていて、ものすごく忙しそうなんだけれど……。そんな中で、さらに、柔道の黒帯とりに通ったりしていたりするんですね。で、やっと黒帯とったら、とったで、大新聞の社説で「不安だから延期すべき」ときた……。中学の教員をナメとるんか、と思いますね。ついでに書くと、さらに給料下げる話もあるそうなんだけれど、こんなんで教員のなり手があるの? と思ってしまいます。



この記事は、「橋下知事の教育条例というか、教師への締め付けが嫌で大阪だけ辞退が多い」という論調で書きたいようなのだけれど、この就職難の時代にこんなことってあるんでしょうか? いや、辞退があるのではなくて、辞退の穴を埋めていかなければならないはずですよね、採用する立場からすると。

つまり、厳しくすればするほど志のある人材が集まってくると限らないのは、別に大阪だけでなくて、教師だけでなくて一緒なはずで、それは、原発の安全対策や事故対策だって一緒なんだけど、締め付けたり叩いたりするの場合によっては必要なことだけど、適当にというか、適切にしておかないとツケは回ってくるということなんですよ。

話を戻す。確かに、学校の体育で子どもが怪我をするのは困ったことです。通学中に交通事故に合うのも大変なことです。誰の子であっても。しかし、それは今に始まったことでないし、「武道の必修化」は国が決めたことなんですね。予算がないなか、時間のないなか、準備をしてきた人たちもいるわけなんですよ。

「延期すべきである」なんて、なんて柔軟性のない主張でしょうか? 学校の授業がそこまで画一的に仕切られる必要があるものでしょうか? 延期するかどうかなんて、中学校が決めればいいんではないのでしょうか? いや、柔道をやったことある人なら、安全に注意して「柔道」でできることはいくらでもあります。投げる練習しなくてもいいんですよ。受身やったらいいんです。ものすごく役に立ちます。階段で足を滑らしたりしたときなんかにも役に立ちます。実際、柔道の初心者がやらさえれることは、体力づくりと受身練習、投げる前の打ち込みなどですしね。抑え込みなどもそれほど危険ではないはずです。

大事なのは、日本の伝統文化として武道に接することであって、競技スポーツとしての柔道をすることではないはずですから。社説に言うならそれを言って欲しかったと思いますね。「フランス流を参考にして」では、学習指導要領の趣旨に反してしまいそうでしょう。

ま、そうは言っても怪我はするでしょうけれどもね。わたし自身も学校の体育で突き指したり、捻挫したり、鉄棒から落ちたりしてましたから。それが嫌なら、学校から体育をなくさないといけませんし、交通事故が怖ければ学校に通わせられません。

あと、「初段程度の先生が中学生の柔道指導にあたるのは若葉マークをつけた初心者ドライバーが自動車教習所の教官を務めるのと似ていないか」って、これって、相撲だって剣道だって、武道以外のすべての種目で発生します。たぶん、美術の先生だって、自分は造形が専門だとか、音楽だって声楽は専門じゃないって人いるはずだけれど。いや、教師だけではないですよ。新聞記者にもいるだろうし、社説書きにもいるかもしれない。どこかの国の某大臣だってそんなもので、それに国を安全を託さねばならない不幸な国民も確かにいる。

COMMENT



2012-02-19-Sun-05:41
うーんいろいろとらえ方があります。

究極の理由は、
しなければ事故起こらない。
ということでしょう。

やらなければま事故も間違いも起こりませんし…。
何もしないのが一番安全安心、
危ないことは下請けの丸投げし、責任はそちらでということが多くなっています。

近年の、行き過ぎた勘違いしたリスク回避は違和感を覚えます。
死亡事故が意外と多発する理由は、
ちょいと危ないことを体験する機会が激減しているのも否定できないでしょう。
事故が起こるまでは人間が誤操作しても安全を保ちますが、
ひとたび限界を超えれば即刻死につながる事故が多くなっています。

その観点からも、多少のケガを伴うことでもやっておくことが
大切なのです。

きのう、ラーメン屋(僕はあまりテレビは見ない。)で目に留まった
マーチングバンドの番組が印象的でした。
一言でいえば、あの教育は軍隊です。
ところが軍隊式はきわめて合理的です。
軍隊と言うといろいろ言われそうですが、冷静に観察してみればその意味は理解できると思います。

危ないこと、調和を乱すこと、個人の勝手な行動が全体の安全を脅かすことを教え、徹底的に叩きこむのがその教育です。
賛否もありましょうが、最近の親御さんの暴走などは、
その意味合いが激減した教育を受けた世代によるものとみています。

★ロミエルさん

2012-02-20-Mon-00:45
同感です。

大した問題ではないと思うのですが、なんだかずいぶん大げさなことになっていると思います。たくさん受身をやって、体力づくりをしたらいいと思います。それで柔道なのかと思うかもしれませんが、剣道で素振り(すぶり)やってるより、柔道で受身の稽古してる方が、将来的に役立つことがあるとわたしは思います。

受身しっかりできたら、投げられても事故になる危険性はずいぶん減ると思います。

そんなの必要がないという主張なら、少なくともこんな土壇場で、事故が不安なんて理由で延期を主張すべきではないと思います。社説が言うほどのことなのかなぁ。

お久しぶりです

2012-02-26-Sun-22:30
中学の時、剣道部に入りましたが
わずか半年でやめました

しかし
その三年後
高校の授業で剣道がありました
防具は学校にありました
体操服の上に防具をつけて習いました
わずか半年で辞めた身の上でも
いちどもしたことがない人たちに比べたら
群を抜いてうまくいったのを覚えています。
やはり体で覚える
と言うのは
とても大切
特に若い人は。と思います
私自身は一度も柔道をしたことは
ありませんが
出人さんのおっしゃるように
受け身から地道に稽古。
それってすごくいいように思います

武道の授業のときだけ
外部から専門の講師を招くというのはだめなんでしょうかね?

✩まこちゃんさん

2012-02-26-Sun-22:59
自分の経験で言えば、中学時代の体育で剣道があり、1年生の2学期に一ヶ月くらいあり、高校時代の体育で柔道が週1時間でほぼ毎週ありました。

武道についてあれこれ話したことのある人なら、剣道ほどズブの素人とわずかばかりの経験者との差が出るものはないそうです。運動神経とか反射神経では腕力や体格ではいかんともしがたい、技術の差というのがあるんだとか聞いたことがありますよ。

まこちゃんさんもそのすぐにやめてしまった中学時代の剣道のおかげで、ずいぶんと楽しい体育の時間となったのでしょうね。

防具はわたしも学校にあって、竹刀だけを個人で購入しました。ただ、今も防具があるかどうか。金がある時代ならいざ知らず、どこの公立学校も予算たいへんでしょうしね。剣道の先生、柔道の先生をお願いするといっても、きっとタダではないと思います。もちろん、できるなら専門家がきてくれるにことしたことはないのでしょう(ひょっとして教員免許の件が関係するかもしれませんが)。

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