David the smart ass心のダイエット!~時には辛口メッセージを~ |
映画:「ザ・コーヴ」~DVDで
2012-01-06-Fri
お正月いかがお過ごしでしたか?
個人的なことですが、グループホームで暮らしている母を、正月くらいは実家に戻してあげたいと昨年末に連れ戻り、お墓掃除に行ったり、庭を掃除したり、普段は空き家状態の床の間に鏡餅をお供えしたりと多忙でした。認知症とは言え、こうして誰かといっしょならなんでもできるので、母なりに充実した年末の大掃除だったろうと思います。
大晦日にはかけ蕎麦を食べ、お正月にはお雑煮も食べました。おせち料理も、ま、スーパーで買って来てパックのまま冷蔵庫につめてあったものを、適当にお皿に並べて食べたりしました。数の子だけは、わたしが創味のつゆ
に一晩つけておいたので、「これはわたしが作ったんだ」などと自慢したりして。
ちょっと話題がそれますが、創味のつゆ
は、どんな料理にも使えておいしく、とても便利。素材の味を生かしますので。わたしはずっと使っています。


さて、おせち料理と言えば、「予約しておいて正月に届くのか?」とか、「予約の時の写真と実物は似ても似つかぬものではないのか?」とか、初春の話題としてはなんとも情けないことネタになる昨今ですが、本当は、語呂合わせのようなありがたい由来があったりします。
→ 「おせち料理の由来」のページ
たとえば、「田作り」。農耕民族ならではのネーミングですね。わたしは味付け、食感ともあまり好きではないのですが、百姓の家であったので、毎年食べてました。健康を意味する「まめ」とかけて「ごまめ」と呼ぶ地域(?)もあるようです。我が家で揃えたものは、「数の子」は子孫繁栄、「きんとん」は「金団」で富裕、「黒豆」は健康、「昆布巻」はよろこんぶ~、「海老」は腰が曲がるほどの長寿など、あと、伊達巻、煮しめ、おなます、カマボコなどなど、ちょっと割高な感じはしますけれど、全部自分で作るのは大変、スーパーのものを上手に利用して正月のムードを出すのですね。味は、なんだか、醤油と出しと砂糖とで、なんだか全般に似たり寄ったりになってしまいますけどね。
ま、こうして、「食」というのはまさしく文化なのですけれど、こんな振りをしておいて、映画「ザ・コーヴ」の話です(時々「コーブ」とか「コーグ」と書いてるブログもありますね)。
→ 公式サイト
この映画の公開、上映をめぐっては反対運動がありました。後に関連動画を紹介しますが、食文化の問題を外国人がごちゃごちゃ言うなと……、ま、わたしはその主張は賛成です。また、「靖国」のときにも思いましたが、ドキュメンタリーであるということは、少なくとも取材対象に対してフェアでなくてはならないということ。わたしもそう思います。
そのくらいの知識を持って見て、映画はよく出来ていると思いました。おもしろかったです。
主人公のリック・オバリーは、日本のテレビでも何度も再放送された人気番組「わんぱくフリッパー」の制作に関わり、イルカの調教や飼育に深く関わった人です。ところが、撮影に使われたイルカのうちの一頭(余談だが、このイルカが雌だと聞いて驚きました。だったらあれは「わんぱく」ではなくて「お転婆フリッパー」じゃないのか……と)が、自分の飼育場に戻されたときに「自殺」してしまったのを見て、今まで知られていなかったイルカのさらなる知性というか魅力にとりつかれてしまったのですね。
自分たちのテレビ番組がもとで、世界中でイルカが見世物にされている。世界中のイルカを助けたい!と彼は考えるようになりました。言わばライフワークになったのですね。過去に軍隊(警察だったかな?)まで使って、排泄物のあふれそうなプールで虐待されているイルカを救出した経験を持つ彼は、日本の太地町が、イルカを捕り、世界中に輸出していることを知ります。これはなんとかしないと!と彼は日本に来ることになります。そして知るのです。輸出されるのは水族館やショーに使えるイルカだけで、それ以外は逃がされるのではなくて、殺されるのだと……。イルカ殺し……。彼らにとって見世物にするだけでも反対なのに、殺すなんてあってはならないことなのです。
正直、ここまで食文化の話は出てきません。反日の思想もわたしは特に感じません。イルカは知的で愛すべき動物である。見世物にするのはけしからん。その拠点である太地でのイルカ漁をなんとか止めたい。イルカ殺しをやめさせたい。どうすればいい? キャンペーン映画を作ろう。それで世界にアピールしていこう……という話です。その話が映画に出てきます。
反捕鯨運動家というか、反イルカ漁活動家なので、太地町からは迷惑がられていて、協力を得られません。原発とダブらせていいのか微妙ですけれど、原発推進派と反原発派がそれぞれ映画を作ったとき、推進派は明るい未来を描き、反対派はどうしても、現在の原発への批判的な面を描くことになりますね。嫌がられることを映像にすることはある程度止むを得ないと、わたしは思ってしまいます。
ネタバラシっぽくなりますが、正面からの撮影が許可されないので、盗み撮りをします。「オーシャンズ11」みたいな手の込んだ大作戦を展開して、「イルカ殺し」のシーンを映像と音声に収めます。言わば盗み撮り大作戦。こうして盗み撮りをするんだという手口を披露して映像に収め、それをこの映画に使っているのです。なんとかイルカ漁をやめさせたい一心でここまでするんですね。
さて、この記事の前半におせち料理のことを書いたのは、食文化に外国人がぐちゃぐちゃ言うなというわたしからのメッセージなのですが、この映画の中で、ストレートに聞かれています。
「日本にイルカを食べる文化があるのを知っていますか?」
なるほど。わたしも詳しくは知りませんでした。鯨は食べることは知っていたし、自分も食べたこともあるし、こないだも食べたばかりです。しかし、イルカは食べたことはない。映画では言います。
「われわれ(欧米人?)は牛を食べます。みんな知ってします。それが文化です」
これが彼らの主張でした。
「イルカを食べる文化を知っていますか?」
「イルカを食べる文化なんてないのにイルカを殺しているんですよ」
「殺されたイルカは鯨の肉と偽って売られているのですよ」
と、そこからは、食文化の話ではなくて、鯨肉偽装や水銀の生物蓄積とイルカ肉との関係の話になっていきます。
この映画の立場は「クジラの肉を食べてはいけない」なんてところに行っていません。彼らには鯨が食べられようがどうだろうが関係ない。イルカが大事なんです。映画のいうように、鯨肉と偽装されて売られているのなら、鯨肉の販売が全面禁止になればイルカも殺されにくくなるのでメリットはあるのでしょうが、そういうふうにはいかない。だって、彼らにとってIWC(国際捕鯨委員会)は大形鯨の「人権」は守るけれど、小形鯨(イルカ)の「人権」は守ってくれない、むしろ嫌な連中なんですから……。
映画としてはおもしろい映画です。そして、わたしは、それほど反日や食文化攻撃を感じなかった。「だってイルカが好きなんだもん!」っていう、イルカ愛を強く感じた作品でした。
ただ、太地町の方々ことにイルカ漁に関わる方々にとっては、辛い映画だと思います。イルカを殺すな、イルカを守れみたいな運動になったら大変だろうし、映画の中では完全な悪役にされていますから。
■□■□ 参考動画 ■□■□■□
・青山繁晴はYoutubeで、「人種差別」だと言っています。わたしはその点はわかりませんでした。青山繁晴は「隠されたレイシズム」と言っています。こんなこというと寝言みたいですけど。ドキュメントを作る上では、ねつ造があってはなりません。また、登場する取材対象の人権についてもフェアでなくてはなりません。そのことは全くもって正しいと思います。水産庁の人の件ではねつ造の疑いを指摘しています。
→ 青山繁晴.tv 『ザ・コーヴについて考察する。その1』
ただ、見ないでこれだけのことをおっしゃってるんですけど、見てからの感想も聞きたいです。わたしは、むしろ「イルカ大好き」な人だとむしろ思います。この人たちは、日本人よりイルカの方が好きなのかしらん? とすれば、それもレイシズムかもいしれません。
・崔洋一は「ひじょうによく出来てる」と言っています。また、「どこが反日なんだろう?」と言っています。「おもしろい」と言っています。わたしもそう感じました。
→ 崔洋一監督「ザ・コーヴ」を語る
イルカ漁のドキュメンタリー映画というよりも、「反イルカ漁」のためのプロパガンダ映画を作るドキュメンタリー映画なんだと思ったりもします。そういう意味でアカデミー賞でしょうw
・ひろゆきが議論の場に来て、とりあえず公開反対派の代弁をする。
→ YouTube - ひろゆきが語る「ザ・コーヴ」の問題点 part1
「見ることによって、刑法に触れてまで映画を作って公開した側を支援することになっていませんか?」(1/6)、「先進国並みに公式にはイルカを食べないことになっているというふうにして、隠れて食べよう」「日本人が作ったら同じ内容でもよかったのだろうか? 外国人が作ったから問題なのか?」「ドキュメンタリー映画における公平性とは」(2/6)「コメディ」「根拠の薄弱さ」「イルカの無表情」「イルカ・サメ・カバ」(3/6)「オリバーさん」「揚子江イルカ」「アカデミー賞」「バカな庶民に見せられない」(4/6)「違法な撮影・違法な映像と上映の適性」(5/6)「表現の自由派はメディアに出やすいが、反対派は出にくいかも」(6/6)という問題点を指摘、おもしろい。
・「街宣がかかってる映画館の話」(前)「盗撮の手法よくできてる」「映画やマスコミがひ弱になった」「文化的後進国」(後編)
→ 『ザ・コーヴ』シンポジウム(前編)
・「盗み撮りを金を出して見に行くのか?」「イルカの肉を鯨に偽装している。水銀を蓄積している」「日本人の精神に加える毒物」「シーシェパードの事件」(1)「映画館は上映を中止せよ」「映画館の前で街宣すること」(2)「実際に3軒はやめている」「ネット右翼より行動しているだけまだまし」(3)などいろいろ。ただ、音声がよく聞き取れない。
→ 「ザ・コーヴ」上映抗議活動と鈴木邦男(1/3)
・こんなのもあった。「人間は生き物を食う、それだけで残虐であり、どの動物だからいい、悪いということはない」ってメッセージが、英語で語られる。
→ 反日映画ザコーヴをぶったぎり Re:The Cove Trailer
・日本のことを知る人で、映画を見慣れた人は「演出力の力、エンタティメント」と言える一方で、日本のことをよく知らない人たちや、ドキュメンタリーと見る人はストレートに見るかもしれないと。そう思うと反日プロパガンダ映画かも。
→ YouTube - 問題作 映画「ザ・コーヴ」 世界の評価は? 1/4
太地町のほか日本で6箇所イルカ漁をし、イルカを食べている地域があるということも語られる。また、「奴隷制度は文化だ」というかつてのアメリカの考え方が歴史的に修正された事実をあげ、食文化と言えども悪しきものはやめれなければならない、果たしてイルカを食べなければならないのか? という問いもある。もちろん限度問題だが、嫌がる人がいるのだから、伝統だから、歴史だからと膠着するのでなく、やめてもいいのではと考えることもあっていい。、考えなおすのも当事者の権利だろうと思います。
■□■□ プチリンク集 ■□■□■□
・ザ・コーヴ : 映画情報 - 映画のことならeiga.com
・イルカ好きのための妄想映画『ザ・コーヴ』が意外にも欧米プレスから総スカン!? - 日刊サイゾー
・イルカ殺しの隠し撮り映画「ザ・コーヴ」が伝えたいこと - ENTERTAINMENT - X BRAND
・超映画批評『ザ・コーヴ』60点(100点満点中)
個人的なことですが、グループホームで暮らしている母を、正月くらいは実家に戻してあげたいと昨年末に連れ戻り、お墓掃除に行ったり、庭を掃除したり、普段は空き家状態の床の間に鏡餅をお供えしたりと多忙でした。認知症とは言え、こうして誰かといっしょならなんでもできるので、母なりに充実した年末の大掃除だったろうと思います。
大晦日にはかけ蕎麦を食べ、お正月にはお雑煮も食べました。おせち料理も、ま、スーパーで買って来てパックのまま冷蔵庫につめてあったものを、適当にお皿に並べて食べたりしました。数の子だけは、わたしが創味のつゆ
ちょっと話題がそれますが、創味のつゆ
さて、おせち料理と言えば、「予約しておいて正月に届くのか?」とか、「予約の時の写真と実物は似ても似つかぬものではないのか?」とか、初春の話題としてはなんとも情けないことネタになる昨今ですが、本当は、語呂合わせのようなありがたい由来があったりします。
→ 「おせち料理の由来」のページ
たとえば、「田作り」。農耕民族ならではのネーミングですね。わたしは味付け、食感ともあまり好きではないのですが、百姓の家であったので、毎年食べてました。健康を意味する「まめ」とかけて「ごまめ」と呼ぶ地域(?)もあるようです。我が家で揃えたものは、「数の子」は子孫繁栄、「きんとん」は「金団」で富裕、「黒豆」は健康、「昆布巻」はよろこんぶ~、「海老」は腰が曲がるほどの長寿など、あと、伊達巻、煮しめ、おなます、カマボコなどなど、ちょっと割高な感じはしますけれど、全部自分で作るのは大変、スーパーのものを上手に利用して正月のムードを出すのですね。味は、なんだか、醤油と出しと砂糖とで、なんだか全般に似たり寄ったりになってしまいますけどね。
ま、こうして、「食」というのはまさしく文化なのですけれど、こんな振りをしておいて、映画「ザ・コーヴ」の話です(時々「コーブ」とか「コーグ」と書いてるブログもありますね)。
→ 公式サイト
この映画の公開、上映をめぐっては反対運動がありました。後に関連動画を紹介しますが、食文化の問題を外国人がごちゃごちゃ言うなと……、ま、わたしはその主張は賛成です。また、「靖国」のときにも思いましたが、ドキュメンタリーであるということは、少なくとも取材対象に対してフェアでなくてはならないということ。わたしもそう思います。
そのくらいの知識を持って見て、映画はよく出来ていると思いました。おもしろかったです。
主人公のリック・オバリーは、日本のテレビでも何度も再放送された人気番組「わんぱくフリッパー」の制作に関わり、イルカの調教や飼育に深く関わった人です。ところが、撮影に使われたイルカのうちの一頭(余談だが、このイルカが雌だと聞いて驚きました。だったらあれは「わんぱく」ではなくて「お転婆フリッパー」じゃないのか……と)が、自分の飼育場に戻されたときに「自殺」してしまったのを見て、今まで知られていなかったイルカのさらなる知性というか魅力にとりつかれてしまったのですね。
自分たちのテレビ番組がもとで、世界中でイルカが見世物にされている。世界中のイルカを助けたい!と彼は考えるようになりました。言わばライフワークになったのですね。過去に軍隊(警察だったかな?)まで使って、排泄物のあふれそうなプールで虐待されているイルカを救出した経験を持つ彼は、日本の太地町が、イルカを捕り、世界中に輸出していることを知ります。これはなんとかしないと!と彼は日本に来ることになります。そして知るのです。輸出されるのは水族館やショーに使えるイルカだけで、それ以外は逃がされるのではなくて、殺されるのだと……。イルカ殺し……。彼らにとって見世物にするだけでも反対なのに、殺すなんてあってはならないことなのです。
正直、ここまで食文化の話は出てきません。反日の思想もわたしは特に感じません。イルカは知的で愛すべき動物である。見世物にするのはけしからん。その拠点である太地でのイルカ漁をなんとか止めたい。イルカ殺しをやめさせたい。どうすればいい? キャンペーン映画を作ろう。それで世界にアピールしていこう……という話です。その話が映画に出てきます。
反捕鯨運動家というか、反イルカ漁活動家なので、太地町からは迷惑がられていて、協力を得られません。原発とダブらせていいのか微妙ですけれど、原発推進派と反原発派がそれぞれ映画を作ったとき、推進派は明るい未来を描き、反対派はどうしても、現在の原発への批判的な面を描くことになりますね。嫌がられることを映像にすることはある程度止むを得ないと、わたしは思ってしまいます。
ネタバラシっぽくなりますが、正面からの撮影が許可されないので、盗み撮りをします。「オーシャンズ11」みたいな手の込んだ大作戦を展開して、「イルカ殺し」のシーンを映像と音声に収めます。言わば盗み撮り大作戦。こうして盗み撮りをするんだという手口を披露して映像に収め、それをこの映画に使っているのです。なんとかイルカ漁をやめさせたい一心でここまでするんですね。
さて、この記事の前半におせち料理のことを書いたのは、食文化に外国人がぐちゃぐちゃ言うなというわたしからのメッセージなのですが、この映画の中で、ストレートに聞かれています。
「日本にイルカを食べる文化があるのを知っていますか?」
なるほど。わたしも詳しくは知りませんでした。鯨は食べることは知っていたし、自分も食べたこともあるし、こないだも食べたばかりです。しかし、イルカは食べたことはない。映画では言います。
「われわれ(欧米人?)は牛を食べます。みんな知ってします。それが文化です」
これが彼らの主張でした。
「イルカを食べる文化を知っていますか?」
「イルカを食べる文化なんてないのにイルカを殺しているんですよ」
「殺されたイルカは鯨の肉と偽って売られているのですよ」
と、そこからは、食文化の話ではなくて、鯨肉偽装や水銀の生物蓄積とイルカ肉との関係の話になっていきます。
この映画の立場は「クジラの肉を食べてはいけない」なんてところに行っていません。彼らには鯨が食べられようがどうだろうが関係ない。イルカが大事なんです。映画のいうように、鯨肉と偽装されて売られているのなら、鯨肉の販売が全面禁止になればイルカも殺されにくくなるのでメリットはあるのでしょうが、そういうふうにはいかない。だって、彼らにとってIWC(国際捕鯨委員会)は大形鯨の「人権」は守るけれど、小形鯨(イルカ)の「人権」は守ってくれない、むしろ嫌な連中なんですから……。
映画としてはおもしろい映画です。そして、わたしは、それほど反日や食文化攻撃を感じなかった。「だってイルカが好きなんだもん!」っていう、イルカ愛を強く感じた作品でした。
ただ、太地町の方々ことにイルカ漁に関わる方々にとっては、辛い映画だと思います。イルカを殺すな、イルカを守れみたいな運動になったら大変だろうし、映画の中では完全な悪役にされていますから。
■□■□ 参考動画 ■□■□■□
・青山繁晴はYoutubeで、「人種差別」だと言っています。わたしはその点はわかりませんでした。青山繁晴は「隠されたレイシズム」と言っています。こんなこというと寝言みたいですけど。ドキュメントを作る上では、ねつ造があってはなりません。また、登場する取材対象の人権についてもフェアでなくてはなりません。そのことは全くもって正しいと思います。水産庁の人の件ではねつ造の疑いを指摘しています。
→ 青山繁晴.tv 『ザ・コーヴについて考察する。その1』
ただ、見ないでこれだけのことをおっしゃってるんですけど、見てからの感想も聞きたいです。わたしは、むしろ「イルカ大好き」な人だとむしろ思います。この人たちは、日本人よりイルカの方が好きなのかしらん? とすれば、それもレイシズムかもいしれません。
・崔洋一は「ひじょうによく出来てる」と言っています。また、「どこが反日なんだろう?」と言っています。「おもしろい」と言っています。わたしもそう感じました。
→ 崔洋一監督「ザ・コーヴ」を語る
イルカ漁のドキュメンタリー映画というよりも、「反イルカ漁」のためのプロパガンダ映画を作るドキュメンタリー映画なんだと思ったりもします。そういう意味でアカデミー賞でしょうw
・ひろゆきが議論の場に来て、とりあえず公開反対派の代弁をする。
→ YouTube - ひろゆきが語る「ザ・コーヴ」の問題点 part1
「見ることによって、刑法に触れてまで映画を作って公開した側を支援することになっていませんか?」(1/6)、「先進国並みに公式にはイルカを食べないことになっているというふうにして、隠れて食べよう」「日本人が作ったら同じ内容でもよかったのだろうか? 外国人が作ったから問題なのか?」「ドキュメンタリー映画における公平性とは」(2/6)「コメディ」「根拠の薄弱さ」「イルカの無表情」「イルカ・サメ・カバ」(3/6)「オリバーさん」「揚子江イルカ」「アカデミー賞」「バカな庶民に見せられない」(4/6)「違法な撮影・違法な映像と上映の適性」(5/6)「表現の自由派はメディアに出やすいが、反対派は出にくいかも」(6/6)という問題点を指摘、おもしろい。
・「街宣がかかってる映画館の話」(前)「盗撮の手法よくできてる」「映画やマスコミがひ弱になった」「文化的後進国」(後編)
→ 『ザ・コーヴ』シンポジウム(前編)
・「盗み撮りを金を出して見に行くのか?」「イルカの肉を鯨に偽装している。水銀を蓄積している」「日本人の精神に加える毒物」「シーシェパードの事件」(1)「映画館は上映を中止せよ」「映画館の前で街宣すること」(2)「実際に3軒はやめている」「ネット右翼より行動しているだけまだまし」(3)などいろいろ。ただ、音声がよく聞き取れない。
→ 「ザ・コーヴ」上映抗議活動と鈴木邦男(1/3)
・こんなのもあった。「人間は生き物を食う、それだけで残虐であり、どの動物だからいい、悪いということはない」ってメッセージが、英語で語られる。
→ 反日映画ザコーヴをぶったぎり Re:The Cove Trailer
・日本のことを知る人で、映画を見慣れた人は「演出力の力、エンタティメント」と言える一方で、日本のことをよく知らない人たちや、ドキュメンタリーと見る人はストレートに見るかもしれないと。そう思うと反日プロパガンダ映画かも。
→ YouTube - 問題作 映画「ザ・コーヴ」 世界の評価は? 1/4
太地町のほか日本で6箇所イルカ漁をし、イルカを食べている地域があるということも語られる。また、「奴隷制度は文化だ」というかつてのアメリカの考え方が歴史的に修正された事実をあげ、食文化と言えども悪しきものはやめれなければならない、果たしてイルカを食べなければならないのか? という問いもある。もちろん限度問題だが、嫌がる人がいるのだから、伝統だから、歴史だからと膠着するのでなく、やめてもいいのではと考えることもあっていい。、考えなおすのも当事者の権利だろうと思います。
■□■□ プチリンク集 ■□■□■□
・ザ・コーヴ : 映画情報 - 映画のことならeiga.com
・イルカ好きのための妄想映画『ザ・コーヴ』が意外にも欧米プレスから総スカン!? - 日刊サイゾー
・イルカ殺しの隠し撮り映画「ザ・コーヴ」が伝えたいこと - ENTERTAINMENT - X BRAND
・超映画批評『ザ・コーヴ』60点(100点満点中)
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