David the smart ass心のダイエット!~時には辛口メッセージを~ |
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公式放送の15分前に金正曰死亡の報をRTした話
2011-12-21-Wed
12月19日午前11時45分ころ、わたしはこんなTLを見て、思わずRTをしました。

このツイートは「2011.12.19 11:45」に流れました。わたしは、正直なところ、朝鮮放送が特別番組を流す予定なんてことも全く知らなかったんですが、これを見て、驚きました。金正日の死の訪れがこんなに早く来るというのは驚きでしたが、そう遠くない未来にそういうことになるであろうことは、多くの他人の共通の認識だったろうと思います。だから、わたしはこの報を信じて、迂闊にもRTしてしまったのであります。
RTしたあとで、テレビを点けても、らじるを聞いても、ネットニュースを見ても、どこにもそんな告知はありませんでした。ここで、このツイート発信者の中村さんのことをあまり書くのはあれですけれど、文法に「陳述」という用語があって、わたしがあいまいなまま理解していた「陳述」について、何かの折にきちんと教えてくれて以来、わたしは、厚い信頼を寄せていたのです。そういうこともあって、この段階でも、わたしはこの11:45のツイートについて、なんら疑いを持ちませんでした。
しばらくテレビを見たままでいると、NHKの正午のニュースは、トップでなく二本目に、正午の北朝鮮の朝鮮中央放送の特別番組で金正日の死亡が放送された旨伝えました。時計を見ると、12:10頃でした。
中村さんは、世界中の誰よりも早く金正日の死をツイートしたことになりますね! わたしはそのまんま、PCをあまり見ずに、ニュースや昼のワイドショーなどを見ることになったのです。
中村さんはこんなツイートを続けています。まず、「2011.12.19 11:58」です。

この時気づかなければいけなかったのですけれど、わたしはたぶん、このツイートをテレビのニュースを集中して見たあとのタイミングで見たんだと思います。だから、「何言ってるんだろう?」ってな感想しか持ちませんでした。
次は、「2011.12.19 12:05」。こちらに至っては、全く気づきませんでした。

これなんでしょうか? 「当たっちゃった」って……。わたしは、そんなデタラメをRTしていたんでしょうか?!
このツイートを見たのはだいぶあとのことで、それまで、自分がまんまとノセられてデタラメをRTしていたなどと思ってもみなかったのです。
前に、えっけんさんが、「RTなんてスパムと一緒だから基本的にはしない」というようなことをおっしゃっていたことがあります(正確にはもうちょっと言い回しが違うかもしれないですけど)。わたしはそういうことも承知していながら、こんかいは、まんまと不正確な情報をRTしてしまったのかと、自分で言うのもなんですが、自分の迂闊さに衝撃を受けたのでした。機能としてあるものを、本人の責任において適切に使うのだから……と思っていだけにショックでありました。
RTにはくれぐれも注意せねばなりません。ことに、ソースの不確かなRTは、大げさに言えば取り返しのつかないことに発展し、思わぬ事態を招くことだってあります。
しかし、わたしは中村さんのことを攻撃したり、批判したりするためにこの記事を書いているのではありません。むしろ自分の迂闊さを恥じているのです。
最初のツイートをよく見てください。
「金正日」ではありませんよ。「金正曰」です。
……わかります? わかりませんよね(笑)。 北朝鮮のエライ人は「金正日」で、名前の二文字目は「日曜日」の「日」ですけれど、中村さんがツイートしたのは「金正曰」で、最後の文字は「孔子曰く」の「曰」なんです。
だから、引用2つ目の「「金正曰」(曰く)って誰?」というツイートなんです。時間も正午前の放送前のものになっています。
でも、わかりませんよね、これだけでは。じゃ、もう一つ、放送局の方はどうでしょう。
「朝鮮中央旅送」……。わたしは朝鮮の放送事情を知らなかったんですが、旅行者向けにそういう放送しているのかななどと思ったりしたのですが、ま、これは中村さんの洒落を気づかせる最大限のヒントだったと思うのです。「朝鮮中央旅送」なんてない、正しくは、「朝鮮中央放送」なんですから。
中村さんのツイートは、デタラメというよりは、当日北朝鮮が正午から特別番組を放送するということを知ってる人たちが、いろんな噂をしていたうちの一つを、「日」と「曰」の字形が似ているのに注目しての、ジョークだったのです。それも、きちんとそのヒントを示してくれていたにも関わらず、わたしは迂闊にもそれを見抜けずにRTしてしまったのです。
わたしがそういう事情を知ったのは、翌日20日になってからでした。「金正曰を金正日と空目した……」みたいなツイートを見て、やっと気づいたのでした。
……ああ悔しい! なんで、それを見ぬいてツイートできなかったのだろう……。
なんか、江戸川乱歩の「二銭銅貨」のような気分でありました。



このツイートは「2011.12.19 11:45」に流れました。わたしは、正直なところ、朝鮮放送が特別番組を流す予定なんてことも全く知らなかったんですが、これを見て、驚きました。金正日の死の訪れがこんなに早く来るというのは驚きでしたが、そう遠くない未来にそういうことになるであろうことは、多くの他人の共通の認識だったろうと思います。だから、わたしはこの報を信じて、迂闊にもRTしてしまったのであります。
RTしたあとで、テレビを点けても、らじるを聞いても、ネットニュースを見ても、どこにもそんな告知はありませんでした。ここで、このツイート発信者の中村さんのことをあまり書くのはあれですけれど、文法に「陳述」という用語があって、わたしがあいまいなまま理解していた「陳述」について、何かの折にきちんと教えてくれて以来、わたしは、厚い信頼を寄せていたのです。そういうこともあって、この段階でも、わたしはこの11:45のツイートについて、なんら疑いを持ちませんでした。
しばらくテレビを見たままでいると、NHKの正午のニュースは、トップでなく二本目に、正午の北朝鮮の朝鮮中央放送の特別番組で金正日の死亡が放送された旨伝えました。時計を見ると、12:10頃でした。
中村さんは、世界中の誰よりも早く金正日の死をツイートしたことになりますね! わたしはそのまんま、PCをあまり見ずに、ニュースや昼のワイドショーなどを見ることになったのです。
中村さんはこんなツイートを続けています。まず、「2011.12.19 11:58」です。

この時気づかなければいけなかったのですけれど、わたしはたぶん、このツイートをテレビのニュースを集中して見たあとのタイミングで見たんだと思います。だから、「何言ってるんだろう?」ってな感想しか持ちませんでした。
次は、「2011.12.19 12:05」。こちらに至っては、全く気づきませんでした。

これなんでしょうか? 「当たっちゃった」って……。わたしは、そんなデタラメをRTしていたんでしょうか?!
このツイートを見たのはだいぶあとのことで、それまで、自分がまんまとノセられてデタラメをRTしていたなどと思ってもみなかったのです。
前に、えっけんさんが、「RTなんてスパムと一緒だから基本的にはしない」というようなことをおっしゃっていたことがあります(正確にはもうちょっと言い回しが違うかもしれないですけど)。わたしはそういうことも承知していながら、こんかいは、まんまと不正確な情報をRTしてしまったのかと、自分で言うのもなんですが、自分の迂闊さに衝撃を受けたのでした。機能としてあるものを、本人の責任において適切に使うのだから……と思っていだけにショックでありました。
RTにはくれぐれも注意せねばなりません。ことに、ソースの不確かなRTは、大げさに言えば取り返しのつかないことに発展し、思わぬ事態を招くことだってあります。
しかし、わたしは中村さんのことを攻撃したり、批判したりするためにこの記事を書いているのではありません。むしろ自分の迂闊さを恥じているのです。
最初のツイートをよく見てください。
「金正日」ではありませんよ。「金正曰」です。
……わかります? わかりませんよね(笑)。 北朝鮮のエライ人は「金正日」で、名前の二文字目は「日曜日」の「日」ですけれど、中村さんがツイートしたのは「金正曰」で、最後の文字は「孔子曰く」の「曰」なんです。
だから、引用2つ目の「「金正曰」(曰く)って誰?」というツイートなんです。時間も正午前の放送前のものになっています。
でも、わかりませんよね、これだけでは。じゃ、もう一つ、放送局の方はどうでしょう。
「朝鮮中央旅送」……。わたしは朝鮮の放送事情を知らなかったんですが、旅行者向けにそういう放送しているのかななどと思ったりしたのですが、ま、これは中村さんの洒落を気づかせる最大限のヒントだったと思うのです。「朝鮮中央旅送」なんてない、正しくは、「朝鮮中央放送」なんですから。
中村さんのツイートは、デタラメというよりは、当日北朝鮮が正午から特別番組を放送するということを知ってる人たちが、いろんな噂をしていたうちの一つを、「日」と「曰」の字形が似ているのに注目しての、ジョークだったのです。それも、きちんとそのヒントを示してくれていたにも関わらず、わたしは迂闊にもそれを見抜けずにRTしてしまったのです。
わたしがそういう事情を知ったのは、翌日20日になってからでした。「金正曰を金正日と空目した……」みたいなツイートを見て、やっと気づいたのでした。
……ああ悔しい! なんで、それを見ぬいてツイートできなかったのだろう……。
なんか、江戸川乱歩の「二銭銅貨」のような気分でありました。
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