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「フェルメールからのラブレター展」~京都市美術館

2011-09-26-Mon
豊田市美術館の「フェkルメール<地理学者>とオランダフランドル絵画展」(→過去記事:「「フェルメール地理学者」展でなく「オランダ・フランドル絵画」展~豊田市美術館」に続いて、京都まで出かけて、フェルメール見てきました。

台風の影響があったりで、10月16日までの日程を考えると、どうしても23日しか予定がとれませんでした。しかし、これが間違いでした。23日はお彼岸のお中日ということもあったのでしょう、京都への道のりは大渋滞でした。高速道路も京都東インターを降りてからも、そして駐車場も……。そして、なんとか駐車場を探して美術館の前に立った時は3時近くでした。しかも、昼飯抜き~w 救いは台風15号が過ぎた後のさわやかさだけでした。台風の前だったら、さらに暑さも加わっていたことでしょう。
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→ 「フェルメールからのラブレター展」公式ページ

「フェルメールからのラブレター展」と題された今回は、30数点しか確認されていないフェルメールの作品の中か、手紙にちなんだ3作品が展示されます。フェルメールブルーをふんだんに使った「手紙を読む青衣の女」は日本初上陸だそうです。それに合わせて、「手紙」にスポットを当てていくわけです。

現代は携帯電話、電子メールなどが当たり前になり、私信を手紙で送るということは非常に稀になっています。ビジネス用やダイレクトメールとしてはまだ使われていますが、個人間の通信にはほとんrど使いませんね。ところが、フェルメールがいた17世紀はちょうど逆の流れが起きたいたと言えそうです。公的な通知や商業用の書簡が発達するのと併行的に、個人の間でも手紙をやりとりしようという風潮が生まれてきたのです。そこには個人の気持ちや感情ももちろんダイレクトに書かれました。その一つの代表が「ラブレター」ですね。風俗画はさまざまな人々のコミュニケーションのかたちを描き出しています。もちろん、手紙もその中に登場することになるわけなんです。

ただ、会場の中も大変混雑していまして、じっくりと絵を見るという感じにはならなかったのです。人気の絵画展はあんなものなんでしょうけれど、集中力散漫なわたしは絵よりもむしろ、絵を見る人たちがおもしろくなってしまうんで……。困ってしまいますわ。







行列に並んでいる最中に撮ったチケット売り場の壁の写真です。
ver2.jpg
向かって左は、「手紙を書く女」。フェルメールは「光の画家」と言われます。光の使い方が自然でありかつ非常に巧みであるということですが、この一枚はその言葉を納得します。女の着る黄色いコートと白いエプロンがいっそうその光の明るさを感じさせて効果的なのですが、周りの壁へ当たった光のまろやかな自然さが「光の画家」とまで言われたことに納得させてくれます

真中は「手紙を読む青衣の女」です。「光の画家」と並んでフェルメールについて言われる言葉に「フェルメール・ブルー」というのがあります。ラピスラズリという高価で固い岩絵の具を使って、非常に光沢のある美しい青を出すというのです。「真珠の耳飾りの少女」のターバンの青がその色だと言われています。

419px-Johannes_Vermeer_(1632-1675)_-_The_Girl_With_The_Pearl_Earring_(1665).jpg
注:今回は来ていません。


中央に大きく描かれた女がまとう青衣(せいい)もきっとフェルメールブルーなんでしょうけれど、深みはあるように感じますが、光沢があるようには感じられません。公式ページの作品解説もフェルメールブルーよりも、背景に描かれた地図に注目しています。これは、ネーデルラントの地図なんだそうですが、作品解説によると、
この作品は、最近の画面浄化と修復に伴うX線写真と赤外線写真の検証により、画家が試みた様々な取組みや工夫が明らかになってきている。その結果、画家が地図の幅を当初より数センチ拡大したこともわかる。地図をいっそう強調したことで、その事物に込められた深い意味が作品に付与されることになった。地図はしばしば愛する人の不在をほのめかす、この解釈は、人影のない手前のイスからも明らかであろう。
 → 公式ページ「作品紹介」

とあり、地図の大きさにこだわりを見せているということです。

一番右側は「手紙を書く女と召使い」。今回の展覧会では寓意を読み解くという観賞法を紹介しています。真中の女性は夢中で手紙を書き、召使いはその手紙の完成を待つ。女性の足元には手紙が投げ捨てられていて、その封印は引き裂かれているわけですが、画家はその主題を背景によってよりわかりやすく示しているというのです。これも作品解説の引用ですが、

フェルメールは、主題の示唆の為、背後の壁に「モーセの発見」の油彩画を描きこんだ。オランダでは、聖書の主題は同時代史や日常生活との関連で解釈される。この婦人が手紙を書いているのは、彼女が心を鎮めようとしているからか、あるいは愛人と和解しようとしているからであろう。この場面の直前に、彼女は彼からの最後の手紙を床に投げ捨てた、しかし、この静かな自省の時が彼女の心を変え、心を開き輝かしい新たな将来を考えることで再出発を決意させたのである。
 → 公式ページ「作品紹介」


こうしたさまざまな観賞法を知って展覧会を見るのは楽しく、有意義ですが、できたら、落ち着いてゆったりとした状況で楽しみたいものです。

※10月16日まで。京都市美術館で開催中です。その後10月27日から宮城県美術館で開催されるようです。

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