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厚生省「インフルエンザ脳症」のガイドラインを改定!~「エビデンス」
うちのブログは、決して保健や医療関連のブログではないのですが。
先日、「「インフルエンザ脳症」って~新型インフルエンザグラフ(16)」という記事を書きましたら、さっそくこんな記事がありました。
わたしたち素人が見てもよくわかりませんが、「インフルエンザ脳症」に関して、研究が進み指針がさらに明確になったということではあるようです。(よく読んでいませんが、このページです。→厚生省:「インフルエンザ脳症ガイドライン」【改訂版の概要】 [PDFファイル/1.71MB]インフル脳症ガイドラインを改訂―厚労省研究班
2009年9月28日(月)12:30
厚生労働省のインフルエンザ脳症研究班(主任研究者=森島恒雄・岡山大大学院小児医科学教授)はこのほど、インフルエンザ脳症ガイドラインを4年ぶりに改訂した。2005年に初版を出してから、新たに得られたエビデンスなどを反映した。厚労省がホームページで公表している。
主な変更点は、▽けいれん重積型インフルエンザ脳症の病像が明らかになったことなどから定義を変更▽全身状態を保つ「支持療法」を、インフルエンザ脳症と診断される前から積極的に行うことの重要性をさらに強調▽抗ウイルス薬の投与などの「特異的療法」について、可能な限りエビデンスを追加▽リハビリテーションとグリーフケアの項に、脳症家族の会「小さないのち」の意見を広く反映―の4点。
ちなみに、この記事に出てくる「エビデンス」とは「科学的根拠」ということのようです(→はてなキーワード)。ちなみに、特に医学的な方面で使われる場合は「ある治療法がある病気・怪我・症状に効果があることを示す証拠、検証結果」「医療行為において、治療法を選択する際の根拠」のことを言うそうで(→Wikipedia)、さまざまな治療診断の実例や研究などから、科学的に根拠となりうる項目を追加したということなんでしょう。 記事はこんなふうに続きます。
つまり、まだまだ十分に根拠が確立していない治療法もあるし、当然ですが、新型インフルエンザについては、従来のもの(季節型)と同じように考える以外現段階では考えようがないということですね。主任研究者の森島教授は、「今回示した治療法の中には、まだ十分なエビデンスが確立していないものも含まれる。この点に留意して、家族の十分な理解のもと、治療を選択していただければ幸いだ」としている。また、現在流行している新型インフルエンザについては、「基本的な病態は季節性インフルエンザ脳症と大きな違いはないと考えられる」としている。
前の記事で書いた、アメリカの「新型の方が季節型より、インフル脳症になりにくい」ということも、エビデンスが乏しいということなのでありましょう。
インフルエンザ脳症が心配されるのは、5歳未満が多いということなのですが、5歳~19歳、中でも10代前半が急増しているというニュースが出てきてます。
先日のわたしの記事を書かせた、はっさくさんの「自分が親なら学校に行かせたくない」という言葉の、一つのエビデンスとなるでしょう(と、こういう具合には使わないかな)。感染拡大が続く新型インフルエンザについて全国の医療機関から報告される患者は5~19歳の若年層が中心で、中でも10代前半で急増していることが、国立感染症研究所の分析で29日分かった。夏休みが終了し再開した学校や幼稚園、保育施設が流行の中心になっているとみられるという。地域別にみると、北海道、宮城、首都圏、愛知、大阪、兵庫、福岡など大都市圏を中心に報告数が増加している。
→ gooニュース:「10代前半の患者急増 新型インフルで感染研」(2009年9月29日(火)06:29)
「インフルエンザ脳症」とは関係ないですが、わが愛知県は、相当ヤバいです。
12月になったらどうなってしまうのでしょうか……。愛知県は28日、インフルエンザ注意報を発令した。季節性インフルエンザが広まる年末以降の発令が普通で、新型インフルエンザの広まりで例年にない早い発令となった。今シーズンの注意報の発令は東海3県で初めて。
注意報は、県内を16地域に分けた管内の定点医療機関でのインフルエンザ報告が、1週間で平均10件を超えた場合に発令する。14~20日の1週間に、津島、春日井保健所管内で基準を超えた。昨シーズンの発令は12月11日だった。
→asahi.com:「愛知県がインフル注意報 新型広がり、例年にない早さ」(2009年9月28日16時45分)
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