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映画:「カムイ外伝」~劇場で

2009-09-23-Wed
松山ケンイチの「カムイ外伝」を見てきました。奇しくも小栗旬の「TAJOMARU」と同時期に公開されてます。
 → 過去記事:「映画:「TAJOMARU」~劇場で

比べてみるというのもおもしろいものです。

たとえば、主人公の身分は全く逆なんですね。

「TAJOMARU」の主人公は次男坊ではありますが、管領の子です。長子である兄が管領職を継ぐわけですが、逆に言えば、次男は自由気ままに生きられる身分だったはずなんですね。ただ、ま、一人の愛する女のために、すべてを失わねばならない羽目になるわけですけれど。

「カムイ外伝」の主人公カムイ(松山ケンイチ)は逆です。非人(ひにん)の子です。江戸時代、幕府は士農工商の身分の下に、穢多(えた)非人という賤民の身分を作っていたのですね。その非人の子がカムイです。映画の冒頭の白土三平のイラスト(マンガ)で簡単に説明されていますが、カムイは非人の子に生まれ、強く生きるために忍者となり、自由に生きるためにその忍者を抜けて、抜忍(ぬけにん)となったのです。確かに、組織からの自由は得たものの、カムイに待っていたのは裏切り者として追われる運命でした。その日から、カムイが生きるとは、隠れ逃げること同義になったのです。


 → 公式サイト

柱となるストーリーは、同じく先輩格の抜忍の女スガル(小雪)がある島に落ち延び、貧しくも、ささやかな幸福な暮らしを得ているところにカムイが流れ着く。そこでカムイにもかりそめの平和な日々が訪れるかと思えたが、そういうわけにはいかなかった……ってな話なんですが、カムイがスガルの島にたどり着くまでは、主な人物の紹介と事件の発端となるストーリーが描かれ、島での生活は、一見カムイの青春ラブストーリーや、釣りを楽しんだり、サメ狩りをしたりというちょっとした海洋アドベンチャー的な展開も見せます。しかし、そうした一時に幸福は破綻し、抜忍の宿命から逃れなれない、悲劇的な結末へと展開していきます。

見所は、たくさんありますね。前半はワイヤーや特殊撮影をつかった、忍者アクションを堪能させてくれます。、飯綱落し(いづなおとし)や変移抜刀霞斬り(へんいばっとうかすみぎり)など、忍者カムイの得意技も紹介されますし、スガル(小雪)の、所謂体当たりアクションも見ものでしょう。また、中盤の海の映像はとても綺麗ですし、魚(スズキやサメ)も非常に生き生きと描かれます。ラブストーリーについて言えば、リアルでは小雪と松山ケンイチが熱愛してるらしいのですが、作中では小雪の娘サヤカ(大後寿々花)とが、いい感じになります。所謂濡れ場みたいなのは一切ないので、ま、カムイ外伝とはそういうものかもしれませんが、むふふ、ちと寂しいといえばちと寂しい~w。

それから、バカ殿(佐藤浩一)や姫(土屋アンナ)は、もう気持ち悪いです。特に、土屋アンナ~。まだ記事にしてないけど、こないだ「さくらん」見て、けっこう気に入っただけに、ちとショックだったりしますが、ま、「どろろ」のことを思うと、こういう、美しい妖怪みたいな役ってうってつけなんですね~。あと、全然関係ないけど、鈴木サリナ(字忘れた)が忍者役で松ケンと戦ってる!と思って、エンドロール見たら出てなかったけれど、芦名星って女優でした。

さて、「TAJOMARU」との比較がどこかにいってしまいました。

高貴な身分の多襄丸が、愛する女のためにすべてを亡くし、そして、いちおうナレーターは「自由」を得たと言って作品は終わっています。これに対し、非人の子カムイも「自由」に生きようととして、結果すべてをなくします。それは、愛する女と暮らすことをも捨てなければならない、いや、その愛を捨て忘れることこそ愛するものを守ることなのかもしれないわけです。自由であろうとして、結果永遠の逃走の中に身を置くしかなくなっているのです。

あ~、現代的ですね。

「TAJOMARU」のエンディングで「自由」という言葉があったのが、「自由」をとても軽く扱っているようで違和感があったのだけれど、こうして「カムイ外伝」と並べてみると、是非はともかくとして、今ことさらに「自由」だとか、「平等」だとか、「逃走」だとかをテーマにしなければならないほど、世の中そうした基本的なことが見失われたり、見間違われたりしているのかなと思いますね。

毎年、8月にはあいもかわらず「平和」の連呼となるわけなのですが、ま、それはそれで大切なことなのだけれど、同じように、今さら感もあるのですが、ほんとうの「自由」とは何か、自由に生きるとはどういうことか、みんなが自由に生きられることの大切さなど、そうしたことをもう一度考えるのも大切かと思ってみたりしました。

暗いといえば双方暗くて、わずかに「TAJOMARU」の方がわずかにハッピーエンディングで、「カムイ外伝」は「永遠の逃走」つまり、続編だろうと、続々編だろうと、おそらくカムイが死ぬまで話は続けることができるんでしょうけれど、ま、バラエティに富んでいて映画的におもしろいのは「カムイ外伝」です。逆に、味わいがあるのは「TAJOMARU」と、一応フォローしておきましょか。

ちなみに、TVアニメ版は「忍風カムイ外伝」。見てました。「サスケ」も。


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2009-09-25-Fri-14:15
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