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映画:「TAJOMARU」~劇場で

2009-09-13-Sun
黒澤明の映画「羅生門」は、芥川龍之介の短編小説「羅生門」からタイトルとちょっとしたセッティングを借りてきて、中心のストーリーはこれまた芥川の短編小説「藪の中」を使っているという、ま、芥川が自分の小説を書くときに、今昔物語やらなにやら日本の古典をベースにして、自分の書きたいテーマを描くという手法をそのまんま使ったという趣向になっています。

さて、その「藪の中」の中に一人の盗賊が登場します。多襄丸(たじょうまる)です。黒澤の映画では三船敏郎が豪快に演じています。この多襄丸を主人公にした、言わばパスティッシュが、「TAJOMARU」です。


 → 公式サイト

おもしろいですね。わたしはここで引き合いに出すほどシェイクスピアを知ってるわけではありませんが、見ていてシェイクスピアを思い出しました。権力と金と色恋、友情、裏切りと真実、そうした欲や人間の心……、それは別にシェイクスピアの作品に限ったテーマではなく、むしろほとんどの文学いや、映画やドラマ、アニメなどを含めて、多くの物語共通のテーマでしょう。そうしたものを、代々管領職を継ぐという畠山家を舞台に描いているところが、連想させたのですね。

管領(かんれい)。特段ストーリーがわからないということはないのですが、日本史にあまり詳しくないわたしは、帰ってから管領について調べました。

「管領」は言わば室町幕府の最高の職です。

管領(かんれい)とは室町幕府の最高の職で、将軍を補佐して幕政を統轄した。鎌倉幕府の執権も管領とよばれることがあった。室町時代を通じて管領に任じられた斯波氏(武衛家)・畠山氏(金吾家)・細川氏(京兆家)[1]の3家を「三管領」・「三職」と称された。この三家と、侍所頭人に任じられた四家(赤松氏・一色氏・京極氏・山名氏)は、合わせて「三管四職」と呼ばれた。
 → Wikipedia:「管領


管領職がきちんと機能していた時代は、それは畠山氏にとっても安定の時代であり、室町幕府にとってもよき時代であったと言えるでしょう。しかし、盛者必衰は世の常。畠山氏の後継調停の失敗がやげて応仁の乱へと発展します。それは室町時代が終わり戦国時代へと変わっていくことを意味していました。

そんな、室町時代の安定期の終わりの畠山氏が舞台となっています。

実際の「藪の中」とはだいぶ設定が異なりますが、姫を男が連れて森の奥を進んで行き、盗賊に出会う場面だとか、お白州(江戸時代の用語らしい)で取調べを受け、人の心の多面性というか、表と裏を知るというところは共通しています。そのあたりは、ま、原作「藪の中」を踏襲してるのですね。

ま、期待していかなかったのですが、シェイクスピアを思い出させるほどの……と言ったら褒めすぎなのかな、なかなかいい作品でした。

でも、ちょっと、最後のナレーション風の小栗旬の独白は、わたしには「蛇足」に聞こえました。「時代は変わる」はまだいいにしても、「自由」というのはどうなのかなとも。ま、そこは現代的解釈なのかもしれませんが、ちょっと「自由」の解釈がどうかなとも思います。ま、自分の責任で選んだといえばそりゃそうですけどね。

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