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基礎疾患のない40代男性が死亡~新型インフルエンザグラフ(14)
2009-09-10-Thu
9日国内12人目の死者がでました。大阪の45歳の男性ですが、基礎疾患(持病)がありませんでした。
では、死者数グラフをあげておきます。

これ、折れ線グラフじゃないほうがいいですよね。次回から考えます。
ところで、ふっと思うのですが、今回の豚由来の新型インフルエンザが国内で流行する前に、週刊誌が騒いでいたのは、鳥由来の新型インフルエンザでしたよね。豚由来の新型インフルエンザは感染率は高いものの弱毒性で、基礎疾患がなければ早期治療で大丈夫というような話でした。そういうことが判明する前の、ゴールデンウィーク頃には、たとえば中学の修学旅行が中止になるなど過剰とも言える動きを見せていたのですが、秋の行楽シーズンを控えそういう動きはあまり伝えられていません。実際、夏の甲子園大会後の選手や応援団の感染状況の報道を見ると、観戦するということを考えるとあれだけれど、軽いんだからやっちゃってもいいみたいな印象を受けるので、ま、このままいくのかなぁと思ったりもしています。企業も特に対策をとってるところは少ないようですし。わたしも、その点はそう思います。ただ、妊婦とか高齢者、わたしのようにメタボな人は重症化する惧れもありますので、油断をしてはいけません。手洗い、うがい、早めの受診を心がけたいところです。それはパニックとは違います。
さて、同じようにパニックをおこさないようにしなければいけないと思いますが、エジプトでは、致死率30パーセントを超える鳥由来の新型インフルエンザが発生しているのも、事実です。「新型インフルエンザ」=「豚由来」=「弱毒性でたいしたことがない」なんてイメージになってしまっているのですが、こういう固定観念を持つのは危険だと思います。マスコミといっても、週刊誌の守備範囲かなと思うのですが、このたびの豚由来の新型インフルエンザが発生する以前には、「ひょっとしたら人類を滅亡させるような新型インフルエンザ」みたいに書いてましたよね。その結果が、弱毒性で、なんとなく狼少年みたいなムードになっちゃってるかもしれないし、逆に、このタイミングで書くのは不安を煽るみたいなところがあるのであまりとりあげないかもしれないとも思うのですが、「鳥由来の新型インフルエンザ」もあるということは忘れてならないと思います。
→ 国立感染症研究所>感染症情報センター.>疾患別情報 >高病原性鳥インフルエンザ
こういう言い方をすると、被害に遭われた方や、あるいは亡くなった方には気の毒な言い方になりますが、ちょうど8月11日に発生した静岡の大地震。多くの人は、いよいよ予想されていた東海大地震かと感じたと思います。それで怠っていた防災対策を見直した人も少なからずいたと。なんとく、豚由来のインフルエンザもそういう要素があるかもしれないと思います。
今、学ばねばならないのは、新型インフルエンザをなめることでなくて、感染症というものに対する正しい知識と、手洗い、うがいなどの生活習慣なんでしょう。
「基礎疾患がなかった」と言われていますが、どんな栄養状態だったのか、勤務状態や疲労はどうだったのか、などはわかりません。今後の調査で判明してくることもあるでしょう。日本人はそれほど馬鹿ではないし、パニックのこわさを知っているとは思いますが、健康志向、安全志向、そして、不況とは言え金があるところにはあるので、どういうふうに出るのかわかりません。冷静な判断をするためには、正確な情報が必要です。ぜひ、お願いしたいところです。大阪府は9日、新型インフルエンザに感染した四條畷市の男性会社員(45)が死亡したと発表した。感染者の死亡は疑い例も含めて国内12人目で、大阪では初。府によると男性に基礎疾患(持病)はなく、基礎疾患のない感染者が死亡したケースは国内では確認されていないという。
→ 産経ニュース:「【新型インフル】大阪で男性が死亡 国内12人目」
では、死者数グラフをあげておきます。

これ、折れ線グラフじゃないほうがいいですよね。次回から考えます。
ところで、ふっと思うのですが、今回の豚由来の新型インフルエンザが国内で流行する前に、週刊誌が騒いでいたのは、鳥由来の新型インフルエンザでしたよね。豚由来の新型インフルエンザは感染率は高いものの弱毒性で、基礎疾患がなければ早期治療で大丈夫というような話でした。そういうことが判明する前の、ゴールデンウィーク頃には、たとえば中学の修学旅行が中止になるなど過剰とも言える動きを見せていたのですが、秋の行楽シーズンを控えそういう動きはあまり伝えられていません。実際、夏の甲子園大会後の選手や応援団の感染状況の報道を見ると、観戦するということを考えるとあれだけれど、軽いんだからやっちゃってもいいみたいな印象を受けるので、ま、このままいくのかなぁと思ったりもしています。企業も特に対策をとってるところは少ないようですし。わたしも、その点はそう思います。ただ、妊婦とか高齢者、わたしのようにメタボな人は重症化する惧れもありますので、油断をしてはいけません。手洗い、うがい、早めの受診を心がけたいところです。それはパニックとは違います。
さて、同じようにパニックをおこさないようにしなければいけないと思いますが、エジプトでは、致死率30パーセントを超える鳥由来の新型インフルエンザが発生しているのも、事実です。「新型インフルエンザ」=「豚由来」=「弱毒性でたいしたことがない」なんてイメージになってしまっているのですが、こういう固定観念を持つのは危険だと思います。マスコミといっても、週刊誌の守備範囲かなと思うのですが、このたびの豚由来の新型インフルエンザが発生する以前には、「ひょっとしたら人類を滅亡させるような新型インフルエンザ」みたいに書いてましたよね。その結果が、弱毒性で、なんとなく狼少年みたいなムードになっちゃってるかもしれないし、逆に、このタイミングで書くのは不安を煽るみたいなところがあるのであまりとりあげないかもしれないとも思うのですが、「鳥由来の新型インフルエンザ」もあるということは忘れてならないと思います。
鳥インフルエンザ-エジプトにおける状況-更新22
2009年8月31日 WHO(原文)
エジプト厚労省は2人の新たな鳥インフルエンザA(H5N1)患者が確認されたと報告した。
一例はメノフィアに住む2歳女児で8月23日に発症、26日入院しオセルタミビルの治療が開始され、状態は安定しており、もう一例はダミッタに住む14歳女性で8月21日発症、23日に入院しオセルタミビルの治療が開始され、状態は安定している。
どちらも死んだあるいは病気の家禽との接触があった。
診断はエジプト中央公衆衛生研究所での検査で確定した。
エジプトでは85例の確定例のうち、27例が死亡している(訳者注:致死率31.8%)。
(2009/9/1 IDSC 更新)
→ 国立感染症研究所>感染症情報センター.>疾患別情報 >高病原性鳥インフルエンザ
こういう言い方をすると、被害に遭われた方や、あるいは亡くなった方には気の毒な言い方になりますが、ちょうど8月11日に発生した静岡の大地震。多くの人は、いよいよ予想されていた東海大地震かと感じたと思います。それで怠っていた防災対策を見直した人も少なからずいたと。なんとく、豚由来のインフルエンザもそういう要素があるかもしれないと思います。
今、学ばねばならないのは、新型インフルエンザをなめることでなくて、感染症というものに対する正しい知識と、手洗い、うがいなどの生活習慣なんでしょう。
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