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観劇:「ハーヴィーからの贈り物」~劇団NLT公演

2009-07-12-Sun
観劇の市民サークルに入っています。今回の作品は、劇団NLT公演の「ハーヴィーからの贈り物」でした。
0907.jpg
 → 劇団NLT公式サイト(http://www.nlt.co.jp/)
これ、超おもしろい。

演劇に限らず、すべての作品はそうなんでしょうけれど、題名やポスターだけではわかりません。上のポスターの寺泉憲の影のとなりに、大きなウサギの耳をした影が写っているのですが、それがハーヴィーの影です。このハーヴィーはエルウッド(寺泉憲)の友だちなのですが、一般の人には姿が見えないという設定になっています。エルウッドにしか見えないのです。

現代の科学では、これを妄想というふうに片付けているようです。精神科、もしくは、心理学関連の問題ということになるのでしょう。つまり、精神的に病んでいるか、あるいは非常に大きなショックやストレスを受けた状態にあると。

しかし、ハーヴィーの存在を信じて止まないエルウッドは、家族やみんなに「プーカ」だと説明します。おぉ! プーカ! こんな現代劇でプーカに出会えるとは思いませんでした。プーカは所謂ケルト神話の妖精の一種で、日本で言えば妖怪、そう、ゲゲゲの鬼太郎に出てくるような、ちょっといたずらをする、身近な妖怪なんですね。わたしが、パソ通時代に参加していたオンラインTRPGでは、プッカという言い方でメインキャラになっていたので、とても懐かしく感じました。

つまり、ま、日本で言えば、全く同じかどうかはわかりませんが、たとえば、もう40を過ぎたおっさんが、コロボックルが見えるとか言ってるのと同じ設定ということなんですね。それは、家族にとっては悩みの種でして、同居している姪の縁談がうまく進まないのもこのエルウッドの「妄想」が原因だというわけで、なんとかしてエルウッドを治療したい、もしくは、病院に入れてしまいたいと考えるようになっていきます。エルウッドの屋敷と著名な精神病院、この二つの場面を使ったどたばた騒動が始まるわけなんですね。

いろいろツボで、おもしろおかしくて、イヒヒヒとか、ムフフフとか、ガハハハとか笑いながら見ていました。どうしても、観劇市民サークルは平均年齢が高く、人情芝居みたいのは見慣れているのですが、この手のコメディは苦手そうなので、ま、ちょっとムード作りということもあったのですが。(笑) そうそう。ネット上で記事を書いて文末に「w」とか「(笑)」とか書くことがありますが、ま、そういう効果です。ただ、乱発すると誤解され、場面によっては危険なのは、ネットも観劇も変わりません~w

さて、エルウッドをなんとかして治療して「正常」にしたいと考えるのは、我々もわからなくはありません。実際、家族は少なからず迷惑を被っています。ただし、誰とでも仲良くし、誰にでも酒を奢りたがり、誰かれ構わず家に招待したがるのは、迷惑ではありますが、所謂「病気」というか、「不健康」の概念とは異なります。なぜならば、社会生活の上で破綻がなく、家族がそれを受け入れられればそれで済む話だと思うからです。

じゃ、ハーヴィーが見えることはどうか? これも、微妙です。現代人が考えれば明らかに「病気」なんでしょうが、むふふ、そうですね、これが神様だったらどうですか? 「わたしには神が見える。神のお告げが聞こえる」と言っているだけで、他人にそれを押し付けるでもなく、壷や印鑑を売るでもない……そんな人に向かって、お前は病気だ、精神病だなどと言えるのかどうか、微妙な問題がいろいろ出てきそうです。信仰の自由を侵すだとか。

ま、そういう、病気とは何か? 神話とは何か? というような、大袈裟に言えば哲学的で心理学的な問題を孕みながら、エルウッドとハーヴィーと、それに振り回される人たちの物語は展開していきます。フィクションだけに、ハーヴィーがいるのか、いないのか、ま、観客自身が試されることになるわけなんでしょうね~。

物質文明が進み、科学万能の考え方の進んだ現代にあって、心の時代が叫ばれて久しいです。スピリチュアルなテレビ番組も人気があるようですし、どうも、某宗教系の政党が総選挙に出馬すると宣言しているようでもあります。

最後に、エルウッドの家族がした決断は、正常な現代人に対する皮肉というよりは、ストレートな批判でもあるのでしょうが、とても、おもしろく、たのしいお芝居でした。

この劇団NLTの「ハーヴィーからの贈り物」は、中部北陸の地方公演に出ています。多くはわたしが所属しているような、市民サークル(「演劇鑑賞会」といいます。→演劇鑑賞団体リンク集))のような会員制でないと見られないところを回ると思います。

もし、これを読んでご覧になりたい方は、お近くの演劇鑑賞会に問い合わせてみてください。きっと、大歓迎されると思います。きっと大歓迎されると思います。なぜなら、多くの演劇鑑賞団体が瀕死状態だからです。この不景気もあって、どこも会員数を減らしているのが実情だからです。

このことは、また、記事にまとめてみたいと思います。

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