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映画:「天使と悪魔」~劇場で

2009-05-31-Sun
「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ第2弾というので、「ダ・ヴィンチ・コード」をレンタルで見た上で見にいってきました。まず、その点について。特に、「ダ・ヴィンチ・コード」を見てからでないとダメということはありません。ま、主人公のラングドン教授の紹介くらいにはなるのでしょうけれど、閉所恐怖症(狭所?)というラングドン教授の性格設定などは、今回は全く忘れ去られているという感じで、もうちょっと、あの「火の教会」でのシーンにはそうしたキャラ設定を生かせたのではないの? なんて突っ込みたくなるくらいが関の山です。むしろ、「ダ・ヴィンチ……」よりもとっつきやすいという感じもしますが、ま、そう感ぜられるのは、あるいは「ダ・ヴィンチ……」を見て行った恩恵なのかもしれませんけれど。

先回(ダ・ヴィンチ)はパリでしたけれど、今回は、バチカンやローマを楽しませてくれます。バチカンやローマにある教会やその中の彫刻です。今回の「主役」ベルニーニ(→Wikipedia:「ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ」)ですね。浅学なわたしは、ベルニーニについて知りませんでしたけれど、イタリアの彫刻家・建築家。17世紀、彫刻や建築では天才的な才能を発揮したようです。映画の中にも出てくる「聖テレジアの法悦」が彫刻の代表作のようですが、ローマのサン・ピエトロ広場の建築やフランスのルーブル宮殿の改築などにも携わっているそうなんですね。
聖テレジアの法悦
▲Wikipedia:「聖テレジアの法悦

ベルニーニとダ・ヴィンチでは、たぶん日本での認知度は全然違いますよね。そもそも、絵画と彫刻とでは、それだけで絵画の方が人気だと思います。少なくとも日本では。ローマにいけば、もちろんベルニーニを知らない人はいないんでしょうけれど、日本では、それなりに海外旅行や西洋史、西洋建築、美術などに興味がないとなかなか知られていないのではないでしょうか。
 → このページなんか、なかなかいい感じで、ベルニーニの魅力を紹介しているのかもしれません。(こっちも)

さて、映画では、このベルニーニの彫刻が、ある謎を解き明かす手掛かりになっています。

壮大な二つのストーリーが重なるのですが、一つ目は、カソリックの教皇の死です。教皇の死後、バチカンではルールに則って次の教皇を決めねばなりません。そのための会議をコンクラーベといいます(そういえば、これ、学生時代世界史で習いました。「根競べ」みたいだなって思った記憶があります)。もう、このコンクラーベ事態が大事件なんですね。このコンクラーベの様子を描いているということも、この映画の一つの興味深いところであると思います。カソリックどころか、クリスチャンでさえないわたしでさえ、それなりに興味深く見たのですから、キリスト教に関わる人にはそれは、いろんな意味で関心を持って見たのではないでしょうか。

もう一つは「反物質」の発見というか、発明というか、新技術の完成です。「天動説」、「進化論」、「宇宙開発」や「遺伝子操作」や「クローン技術」など、科学は神の領域を、まさに暴力的に破壊しているといってもいいのかもしれません。宗教界から見たら。今回の「反物質」生成技術の完成は、あらなたエネルギー革命を起こすと同時に、宇宙誕生を再現できるような発見でした(もう少しこの物質の凄さを説明してもらってるとありがたいと思いました)。それこそ、創造の神秘を破壊するような事件なんですね。ま、わたしなどは、今さらという気もしないのでもないのですが、そのあたりは、信仰心の違いかもしれません。

そして、なぜだか、4人の次の教皇有力候補が誘拐され、時を同じくして、発明されたばかりの「反物質第1号」も奪い取られてしまいます。そして、その犯人は同一人物で、コンクラーベ開催が迫る中、バチカン教会に脅迫状というか、挑戦状が届くわけです……。その謎めいた犯行声明を解くために、前の事件(ダ・ヴィンチ)で教会から反感を買うことになった、ラングドン教授がバチカンに招かれるのです。そして、ベルニーニの彫刻に事件解明の鍵が……、というのが、ま、設定ですね。

ある意味、非常にオーソドックスで、いわば、こういう大掛かりなミステリーの王道とも言える展開でした。サスペンスあふれる展開に、夢中になって見入り、そして、結末の意外さには感心させられ、そして、そういえばそうだわな、ミステリーなんだからと納得させられました。おもしろいです

特にバチカンの書庫のシーンはユーモアたっぷりです。


 → 公式ページ

・見終わった後でも、タイトルの意味が今一つわかりません。



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COMMENT



解釈

2009-06-04-Thu-01:06
僕も映画館で観ました。
観た感想など口で伝えたり、こうやってブログに記すのは苦手なんです。
だから読んでいてすごいなと思いました。
タイトルの天使と悪魔の意味ですが、僕なりの解釈ですと最後に炎で身を焼いた男が居たと思います。すいません、名前忘れました。その男の裏表ではないかと思ってます。反物質の爆発から身を危険に晒してまで民を守ったり、でも裏で動いていたりと二つの顔持っていたということを示唆してるのではないかと思います。
どうでしょうか、これが僕の解釈です。

☆鴉丸さん

2009-06-04-Thu-10:21
はじめまして

コメントありがとうございます。そいつの名前は忘れていただいた方が好都合です。なるべくネタバレしないというのが方針ですので。

彼は、ある意味に、非常に真摯な信者であったわけです。論語読みの論語知らずというか、大事の前の小事というか、そういう人の二面性を言い表していると、ま、わたしも思いましたし、トラックバックしていただいた、soramoveさんの記事のタイトルも、ズバリそう書いてます。

それはわたしもそう思いましたし、間違いだとは言えないと思うのですが、原題は「Angels and Demons」で、「悪魔たちと天使たち」なんですね。自分たちこそ天使だと言ってきた教会サイドと、その神聖性を守るということで、悪魔扱いをされてきた近代科学者たちではないかと思います。

信仰を厳格に守る、あるいは、よりよき信仰を作ることは、非常に神聖なことであると同時に、排他的であり、時に、残酷で破壊なこともあるのです。「炎に包まれたひとりの男」の内面も問題ととらえるのは、文学的であると思いますが、どうなんでしょう、そこなんでしょうか。

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