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「教育を受ける権利」

2009-02-28-Sat
ぼちぼち卒業シーズンですね。こんな記事。


卒業証書を“人質”に 島根の8県立高校」(iza)

 島根県の8つの県立高校が、保護者向けに「授業料を滞納している生徒に卒業証書を渡さない」と通告していたことが27日、分かった。県教育委員会は「卒業証書を人質に取ったと思われても仕方なく不適切」とし、各校を厳重注意した。

うむ。いちおう、人権感覚、教育の理想というようなことを考えていくと、県教育委員会がいうような、「卒業証書を人質に取ったと思われても仕方なく不適切」というような建て前になるのでしょうかしらん。

でも、本当にそんなんでいいの? と、教育委員会の方々に問い返したいところですね。

もちろん、一概には言えません。いろんな事情が想像できます。こういうご時勢です。突然会社が倒産したとか、リストラされたとかありますからね。また、滞納の状況側にも1か月の滞納から、半年の者や1年の者などいろいろであったのでしょう、きっと。だから、一概には言えません。

ただ、一概に言えるのは、本当に困っている家庭には、確か「授業料免除」というのはあるはずだってことです。島根県だってありますね。だから、この人たちはその手続きをせず、あるいはしたけれども認められず、滞納した(し続けた)ということですね。

授業料を払ってもらわないと卒業証書を渡せません」ということだけを見ると、人権や教育の理想からすれば確かに配慮という意味では問題の部分もいくらかはあるのかもしれませんが、その上で、でもって思ってしまいます。

この人たちの具体的なことは知りませんが、一般的には授業料以外にたとえば修学旅行や各種行事などの代金やその他実習費や教材費などについても、教育サービスを受けながら支払っていないというケースもあるんじゃないかと思います(ここは一般的な類推です)。念のために書きますが、普段の授業自体が教育サービスです。

公立高校とはいえ、義務教育ではありませんし、契約して入学しているはずなんですよね。授業料を払えないと卒業証書がもらえないというのは感情的には子どもがかわいそうという気もしますが、逆に言えば、授業料を払ってもらってないのに、今まで授業をし、健康相談や進路相談にのり、生活指導をし、修学旅行に行き……、ただでは受けられないようなサービスをし続けてきたわけでしょう。

「人質」というような言葉を使うこと自体があれではありますが、サービスを受けながらその対価を払わないで済ませることができるなんてこと、いみじくも教育機関が教えてはいけないと思います。むしろ、逆でしょう。サービスを受けたらきちんとその対価を払わないとペナルティがあるということを教えることだって、今時大切なはずです。こんなことを見逃したら、将来的に負債を抱え、多重債務者になってしまうかもしれません。大げさに言えば公教育の真価が問われる問題かもしれませんね。

もちろん、さまざまな事情がありますので、本当に困っている家庭もあるでしょう。だから、こういうことは一概には言えません。授業料免除という制度もありますしね。お金がなくて進学をあきらめるというまじめな市民も少なからずいると思います。せっかく入った高校の退学を余儀なくされる者も。また、定時制や通信制に通学するとか。そして、逆に温情でこうしてタダで教育サービスを受けてこられた人たちもいると思います。その温情は美しく、すばらしいものなのでしょう、きっと。そういう部分があってほしいです。卒業後10年かけてあのとき払えなかった授業料を払ったなんてことは、あるいは美談かもしれません。事情によったらそうしてあげたいケースもあるかもしれません。

そういうことを承知で繰り返しますが、世の中そんなに甘くないのも事実です。現代の資本主義社会、契約社会では、公立学校であっても、タダでサービスを受け続け、なんのペナルティもないまま、おまけに卒業証書まで手にしていくというのはちょっと認められないと思います。そういうことでは卒業証書はもらえないんだよというのだって、現実的な一つの教育だと思いますね。

この人たちが、いわゆるモンスター・ペアレントなのかどうかは、ちょっと記事からでは読み取れませんでした。中にはそういう方もいるのかもしれませんね。



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COMMENT



2009-02-28-Sat-16:59
昨年、入学式当日に学校の費用を持参するように言われていたのに、持参しなかった生徒が何人か入学式に出席できずに教室で待機させられた、というようなニュースを見た記憶があります。

その時も「生徒の権利が」「かわいそうだ」といった声が、多少あったように記憶していますが、わたしは「当然じゃないかな」と思いました。

厳しい経済状況の家庭があることもわかっているし、いろいろな事情があるだろうとは思います。
しかし、子供が今日高校に入学することは前からわかっていることだし、それを準備できない親が、その後何年も子供の教育費を払っていくことができるのだろうか。
決められたルールを守る、ということも教育のひとつでもあるし、親は子供のためにも苦しくても苦しいなりに、そこは守るべきでしょう。と思いました。

今回の通告も、よほど困っての措置なのでは?と思いますね。
普通、そんな通告出さないと思いますもん。

☆木蓮さん

2009-02-28-Sat-17:48
コメントありがとうございます。

そうですね。入学式に出させない、卒業証書を渡さないは、かわいそうかどうか? ということなら、そりゃ、子どもはかわいそうです。おそらく、子どもの責任ではないでしょうからね。

奨学金や授業料減免などの救済策もあるわけですし、現実に定時制高校という進路もありそういう進路を選択する子もいます。そういう子がいる一方、平気で教育サービスにただ乗りしてしまったら、「正直者が馬鹿を見る」ことになってしまいますよね。

今回の件、おっしゃるように、学校にしてみればよくよく困ってのことだと思いますよね。子どもがかわいそうだと思えば、マスコミは、親の責任も書いてほしいところですね。

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