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「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代展」~名古屋市美術館

2008-11-03-Mon
先日、大須演芸場で行われた第1回雷門獅篭独演会(「雷とマンダラ」発売記念独演会)に行くのに、せっかくなので、前座として、名古屋市美術館でピカソを見てきました。

pica01.jpg

美術展は好きで時々いくのですけれど、絵の知識があるかというか、別に詳しくありません。ピカソは知ってますが、クレーって誰?ってなレベルです。上の看板に右上から「ミロ」「マグリット」「マティス」「シャガール」「カンディンスキー」と並べられても、代表作がわかるのはマグリットとシャガールくらいで、ミロとかマティスはたぶんアレってくらいでして、カンディンスキーとなると初耳で、この展覧会を見たあとも記憶に残っていません。そもそも、体系的に絵を見ようなんて考えていないので、作者名より先に絵を見て、あ、これはいい、誰の絵? ってな感じで、名前が頭に残った人が、わたしの中に残るという……、そんな感じで見てるもので。

で、今回の「ピカソとクレー展」で最も印象に残ったのは、ピカソでもクレーでも、ミロでも、マティスでも、マグリットでもシャガールでもなくて、マックス・ベックマンというドイツ表現主義の画家の「夜」という作品でした。
 → こちらに「夜」が見られます。今展示会の作品紹介にも載っています

最初、中世の魔女狩りに題をとったかと思いましたが、第1次対戦後の混乱したドイツのある家族の惨殺事件を自己の体験に基づいて描いたものだそうです。その重苦しい絵は、惨殺された被害者の家族の痛みよりも、普通の市民をなぶり殺しにしてしまう普通の市民の、狂ったような力強さというか、そういう狂気の当たり前さというか、時代の恐ろしさを感じさせます。展覧会は1階の通路ような位置でこのマックス・ベックマンの「夜」を見たあと、順路に従って2階にあがります。出口に近いあたりにマグリットの絵があって、その隣が吹き抜けになっていて、そこから1階の展示室の一部が見えるわけですが、身を乗り出すとこのマックス・ベックマンの「夜」を、上から見下ろすことができます。あるいは、作家はこの角度で、この証明で見ることを想定して描いたのではないだろうか……そんな錯覚を持つほど、それはあたかも地下のような暗い夜の底の日常で、その悲惨な事件が起きていたということを感じさせます。ネットで見るような白々とした感じはなくて、とても深みのある作品に思われました。
 → バーチャル絵画館:「マックス・ベックマン」 
 → ベックマン (世界の巨匠シリーズ)

あと、ミロやクレーを見ていて、こういう抽象的な絵の面白さがなんとなくわかるような気もしてきました。このことはまたいつか書いてみたいと思います。

□■□ NOTE □■□■□■
開催期間:2008年10月18日(土)~12月14日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時(金曜日は午後8時まで)
       ※入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日
       ※11月3日(月・祝)、24日(月・祝)は開館(それぞれ翌日の火曜が休館)
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そのほかでは、ピカソらしい「ひじかけ椅子に座る女」、クレーの「頭と手と足と心がある」、「雷雨の後の庭」が印象的。特に「雷雨の後の庭」は題名がないとなんだかわからないというか、あってもなんだかわからないのだけれど、抽象画のおもしろさをわからせてくれるような作品で、どれだけ見ていても飽きない。わたしが絵を見るときにする、屁理屈っぽい、分析的な見方が全く通用しなくて、破調と驚きの連続という感じ。それがまた、この手の絵を見る正しい鑑賞かどうかはわからないのだけれど。

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