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「大橋翠石展-日本一の虎の画家-」~田原市博物館

2008-10-12-Sun
大橋翠石という画家をご存知でしょうか。日本画家なんですけど……。田原市博物館開館15周年の秋の企画展として、「大橋翠石展-日本一の虎の画家-」ってのが開催されてたので行ってきました。

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▲田原市博物館にある宣伝幕

もちろんわたしは、この展覧会までこの画家のことは知りませんでした。日本画家に特に詳しいほうではないので、わたしが知らないことになんら不思議はないわけなんですけど……。ただ、副題の「日本一の虎の画家」って、ちょっとなにかハッタリめいたB級の匂いのするキャッチじゃありませんか? 観光地にとかによくある、日本三大○○みたいな響きがある。正直、ちょっとこのコピーのセンスはアレだなぁと思っていたのですが、連休ってこともあるし、行ってみることにしました。

実際作品を見てみると、ああ、なるほどこれは日本一の虎の画家だわって思います。というか、「日本一」って言葉がハッタリどころか謙遜にさえ聞こえるほどです。

「日本一」がハッタリなどでないことは、実際のところ大橋翠石の実績が物語っています。Wikipedia(→「大橋翠石」)から引きますが、

緻密な毛書きが施された虎画は1900年(明治33年)にパリ万国博覧会で絶賛され優勝金牌を受賞し、続いてセントルイス万国博覧会、日英博覧会など国際博覧会で連続優勝金牌を受賞した。また金子堅太郎(子爵)が大橋翠石の後見人となり彼の作品を先の国際博覧会へ出展させたり宮中へ納めるために尽力した。その結果明治天皇や皇后、朝鮮の李王家などに絵を献上した。

とあって、実績は申し分ありません(この出展作が一切残っていないので、そのあたりが後世の評価が低い一因でもあると思われます。

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Wikipediaにある翠石の作品

展覧会中の圧巻は、翠石が娘の婚礼道具として持たせた、はやり虎の屏風(「猛虎白鶴之図屏風」)なんですけれど、翠石は虎を描くようになる前は猫が好きで猫をたくさん描いてました。「猫が描けるんなら虎だって描けるだろう」と言われ、濃尾大地震後の焼け跡の見世物小屋に(本物の)虎が来ていて、それを見続けて虎を本格的に描くようになったようです。そして、その特徴は、「精緻な毛描(毛書き)」ですの。翠石自身も「この毛描を超えなければ翠石は超えられない」というようなことを家人に語っていたとそうです。

その「精緻な毛描」は作品の大小を問わずにみることができるのですが、一面の金屏風に二頭の虎が出会い、そして子を儲けてじゃれあう絵柄のこの屏風で充分に堪能できます。スゴイです!
 → 中日新聞:「世界が認めた大橋翠石の虎の絵 田原市博物館で93点ずらり」(10/4付け)より

この一曲の屏風だけでも見る価値はあると言っても過言ではないと思うのですが、本展覧会では初期の作品から晩年まで年代順に並べられ、「断崖」と呼ばれる、たびたび襲った悲劇的エピソードも紹介されるという構成になっていて、興味深く見ることができます。さらに田原市博物館には、大橋翠石の師匠渡辺小崋の父、渡辺崋山の展示もあり、併せて見られるのがさらに理解を深めます(そもそも、田原市博物館は渡辺崋山に関する展示が常設されています。

こちらの、「大橋翠石作品鑑賞」というブログには、数々の翠石の作品の写真入りで鑑賞文が書かれています。
 → Yahoo!ブログ:「大橋翠石作品鑑賞

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 → 田原市博物館
 → 田原市博物館:大橋翠石展のページ

■□■ NOTE ■□■
開催日 : 2008年10月4日(土)~11月9日(日)
開館時間 : 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 : 月曜日
※ただし、10月13日(月)11月3日(月)は開館、10月14日(火)11月4日(火)は休館します。
観覧料 : 一般600円(480円) 小・中学生は無料 ※()内は20名以上の団体割引料金です。
会場 : 田原市博物館:企画展示室

※大橋翠石展は出身地の岐阜県大垣市でも引き続き開催される予定です。
会場:大垣スイトピアセンター
 → ホームページ
開催期間:2008年11月15日(土)~12月14日(日)

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