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上映中止の声も出た教育関係者試写会~映画「コドモのコドモ」

2008-09-23-Tue
いよいよ、今週末に公開がスタートする映画「コドモのコドモ」の続報です。教育関係者試写会があっという記事が、先日のeiga.comの映画ニュースに載っていました。
 → eiga.com:「上映中止の声も。小学生の妊娠描く「コドモのコドモ」に教育関係者の反応は?

記事によると、9月13日、東京・京橋の映画美学校(第一試写室)で、「教育現場の実情を知る教育関係者を対象とした試写会」が開催されたそうです。

萩生田監督は「現実では考えられない話ですが、普段の生活では見失いがちな、子供たちが持っている力強さを描きたいと思った」とテーマに関する説明があり、根岸プロデューサーからも「過激な題材ですが、萩生田監督が撮ったことによって"人生"が浮き上がる善良な映画になった」という言葉があったようです。「過激にして、非現実的な題材」というのも、制作サイドは承知の上であえてしたということのようです。そして、実際、その点が問題になっているのですけれどね。

同じ記事には、「日本の教育現場では性教育に対するバッシングがあり、現場の教師が萎縮してしまっているが、この映画を見たら力が湧くと思う」という元教師の声も紹介されています。映画がむしろ力になるというのですね。結果、「現場の先生たちから怒られるのではないかと覚悟していたが(ホッとした)」という萩生田監督が胸をなでおろしす場面も紹介されていますが、う~む、これでは、実際、タイトルにあるような「上映中止という声が出た」という記事になっていません。批判サイドの声があまり紹介されず、制作者サイドよりの記事になっているのが、むしろ残念に感じました。

せっかく、教育関係者限定の試写会にしながら、教育的な視点からの批判、特に、子どもたちへの影響はどうかという点での意見が知りたくもありますね。

そう言えば、わたしがマンガ「コドモのコドモ」の映画化を知ったカコモノガタリさんが、映画「コドモのコドモ」を見にいった感想をお書きでした。ロケ地能代の先行上映に行かれたようですが、地元だけに子どもがわいわい騒いでいてちょっと五月蠅かったというような感想とともに、映画全体的に雑な感じで、薄っぺらな表現だったというような感想をお持ちになったと読みました(わたしの解釈です)。子どもたちへの影響については、地元だけに映画の内容よりも、自分たちや知り合いがどんなふうに出ていたかという声ばかりが聞こえてとらえにくかったというご感想のようです。

カコモノガタリさんは「別にこの題材(小学生の妊娠)でなくても、同じようなことをもっとうまく伝えられるのではないか」というようなご意見でした。わたしのところのコメントでも、こういう指摘は確かにあります。この「過激で非現実的」と製作サイドも認識している題材を選んだのかが、やはり問われなければならないのだろうと思うのですね。

それは、教育の問題、特に学校の問題をとりあげたかったのだと思います。学級崩壊、教師の指導力不足、教師への過剰要求(モンスターペアレンツ)、教師間の人間関係、国会でまで問題になった過激な性教育、マスコミと教育、さまざまな問題が、現実の学校現場にはあるのでしょうね。それは、どんな職場でもいっしょなんでしょうが、その揺れの中で子どもたちは生きているんだということですね。普段の生活の中ではなかなかそんなチャンスもないかもしれないけれど、イザというときには団結し、協力し、助け合い、戦っていく……ということだと思うのです。困難な状況に遭遇したときに、愛(この愛は性愛ではなくて、友愛とか人間愛とかそういうものです)と勇気で立ち向かう、そのあたりが、ファンタジーなんだと思うのですが、結局そこで、それを伝えるのに小学生が妊娠し出産するという題材が適切なのか、ほかのネタでもいいのではないかということなのですね。

確かに、それはできなくはないだろうし、こういう題材を選ぶところに、際ものじみた匂いも感じ取らないではないので、わからないでもないのです。その批判、感想はごもっともということになろうかと思います(その点承知というか、そもそもマンガの大半はそんなものという前提というか)。

カコモノガタリさんの感想には、そうした批判の言葉も読みとれますが、どうしても上映中止とか、子どもに見せられないというような、それほどの強い反対のニュアンスは読みとれませんでした(特にご推薦も読みとれませんでした)。ただ、わたしのブログにも、執拗な反対コメントが投稿されましたが、試写会の記事などを読んでると、テーマ的には性は中心の一つなんでしょうが、うちのブログのコメントでたびたび指摘されたような「児童ポルノ」というようなレベルの作品ではないと思います(まだ、わたしは見てないですけど)。

公式ページの劇場情報ですが、前は東北2館、東京2館の4館だけですが、シネマシンジケートの関連もあったのでしょうが、全国で40余りの館が公開するようです。


 → 公式ページ映画「コドモのコドモ」の上映情報



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長くなるので「映画の上映中止」関連の話題を追記に持ってきました。

映画の上映中止の話題がほかにも目にとまりました。一つは、日本ではそれなりに人気があったと思う「カンフー・パンダ」がパンダの本場四川省では上映中止となったということです。

映画「カンフーパンダ」急遽上映中止-四川省(レコードチャイナ)

2008年6月20日より中国全土で上映が始まったハリウッドのアニメ映画「カンフーパンダ」。しかし四川省の芸術家のクレームにより、四川省の全ての映画館ではしばらく上映を見合わせることとなった。中国新聞ネットが伝えた。

「カンフーパンダ」を排除せよと要求したのは、四川省の芸術家趙半狄(ジャオ・バンディー)氏。彼によれば、「カンフーパンダ」は「中国の国宝とカンフーを盗み、中国で儲けようとしている」ことと、問題発言で物議を醸したシャロン・ストーンと同じハリウッド映画であることが問題だとのこと。この要求を受け、成都の5系列の映画館が「一部の観客より『カンフーパンダ』の内容が不適切であるとの意見があったため、当面この映画の上映を見合わせる」と発表した。これにより、成都市内の映画館ではチケット払い戻し手続きが始まった。しかし、多くの観客は理解できないとし、一部の観客からは、上映再開後にこのチケットの日付を変えて観られないかという声もある。

さすが、思想統制の本場中国……と言っていいかどうかわかりませんが、内容が不適切という以前に、そもそも「シャロン・ストーンと同じハリウッド映画だからダメ」という意見には呆れてしまいます。同時に、こういうことがまかり通る国が恐ろしくもあります。

また、タイの映画祭で、「闇の子供たち」という映画が上映中止になったという記事もありました。

タイ:映画「闇の子供たち」、バンコク映画祭で上映中止」(毎日.jp)

タイの幼児売買や臓器密売の実態を描いた映画「闇の子供たち」(阪本順治監督)が、23日開幕のバンコク映画祭で上映中止になったことが分かった。阪本監督の事務所によると「1週間ほど前に、映画祭の事務局から中止の連絡があった」という。

記事によると、中止の理由は「タイ国内での無許可撮影」などとされているようですが、実際は、「人身売買というテーマがタイ当局に問題視された」というのが真相らしいのです。そもそも、当初は「タイ国内で撮影された外国映画」として上映が計画されていたので、今ごろ方針が変わったのはおかしいというわけです。

同じことを伝えるasahi.comの記事では、中止と判断したのはタイ政府観光庁で、内容に問題がある(「子どもの人身売買はタイ社会にそぐわない内容で、タイの印象を著しく損ねる」)ようで、映画祭だけでなくタイ国内映画館での上映についても難色を示していると書かれています。

こういうふうに記事を書かれると、「カンフー・パンダ」はともかく、「闇の子供たち」の方は、タイ政府にとってどんな都合の悪いことが書かれているのだろうか、むしろ見たくなってしまうのは、これは、映画「靖国」の時も同じです(まだ見ていませんけれど)。「見るなと言われると余計に見たくなる」という気持ちを、心のどこかに持っているのだと思うのですね。いや、やはりそこを見極めることは重要なことなんだと思いますね。

だから、映画「コドモのコドモ」も、あんなに執拗な反対意見が書かれたことで、わたしは、「どうしても見なければならない作品」の格付けトリプルAになってしまっているのです。

カコモノガタリさんのブログに、AERAの記事が紹介されていました。
 → AERA:「高評価のファンタジー作品だけど 小5妊娠映画に「検閲」

う~む、秋田県……。たかだか匿名メールでここまで動かねばならないところに、まさに、混乱した学校現場同様の、外からヤイヤイ言われて何をどうしていいのかわからないという状況だったのかもしれませんね。

COMMENT



☆恵子さん

2008-09-23-Tue-09:27
ども。

映画コドモ~

2008-09-24-Wed-11:58
以前試写会でこの映画を拝見しました。
正直言って役者さんの演技に支えられているかもしれないけれど、
『クラス崩壊、教師の指導力不足、モンスターペアレント、性の問題・・・』等に関する深みは【一切!!】なかったです。ちなみに私は共感出来るところがなかったです。心の中で「ンナわけないでしょ!!」とひとりで突っ込んでいました。

教育者の方々のコメントも拝見しましたが、かなり偏った意見ですね。この映画が皮切りになって、「性教育を早めよう」と言う意見が強くなるのでしょうか。その人たちのための映画だったりして。

R指定もないですよね。ポルノや暴行シーンが無ければOKなのかしら??? 映倫って、子供の教育には関心ないんじゃないでしょうかね。

☆つくしんぼさん

2008-09-24-Wed-13:18
コメントありがとうございます。

映画にあるのじゃなくて、現実の学校現場にあるという意味です。そういう現実に、映画として、インパクトのある題材を選んだのかなぁと、製作サイドの意図をわたしが想像しているに過ぎません。わたしが考えたのは、こんなご時勢に、たとえば、猫の子ども拾ったくらいで、子どもたちはこんなに団結しない。協力しないだろう。いったいどのくらいの「事件」があったら、子どもはエゴイズムを捨て協力しがんばるのだろうっていう極端な線を考えていったのかなと、そんなふうにイメージしたに過ぎません。

つくしんぼさんのように「そんなことあるわけないじゃん」と思ってご覧になってもいいと思いますし、わたしのように「どうして、(あえて)こんな(あるわけない)設定にしたのだろう」と考えてもいいと思うのですね(……というか、現実にあるわけのないことが起きる映画なんて……、全然珍しくありません。こないだ見た映画は撃った弾丸が曲がりました。「あるわけない」とは突っ込まないで、そういう能力の人がいたらどうなるか……というストーリーを楽しみました。そして、陰謀と冒険、現代社会の非人間性を感じたりしました)。

性教育については正直あんまり知識がないのですが、性というのはデリケートで、個人差のある問題です。わたしが育ってきたときには、理科で生殖とか生命の誕生を科学的に教えて、中学校の保健で第一次性徴とか第二次性徴とか習う。それが性教育でした。そして、恋愛とか性欲についてはどこでも習わなかったと思います。

たぶん、それを反省して、「適切な性教育」が必要だということになってきて、国会でおもしろおかしくとりあげられたような、逆に行き過ぎた過激な性教育も出てきてしまったと思うのですね。

ま、わたしに関して言えば、性教育ということについてあんまり考えてなかったのですが、どういう内容を、どういうムードでやるかは難しいだろうとは思います。あまりに明るくなりすぎず、かといって、深刻になりすぎず、ドライになりすぎず、重々しくなりすぎず、語りたいですね。

もし、性教育について見直すきっかけになるのなら、それは有意義であって、ただ、早めるという結論が最初にあるのではなくて、適切な性教育って何というような見直しはあってもいいのかと思います。

やたらにはR指定にできないので、その合理的な理由があればいいと思うのです。少なくとも、うちのブログのコメントとして過去にいただいたものは、「児童ポルノ」だのなんだのととにかく一方的に煽っておられて、そんなことではほんとうに言いたいことまでデタラメと見なされてしまうとご警告申し上げたのですが、聞いていただけませんでした。なんでここまで不合理なのか、ひょっとして、この人は騒ぎを大きくすることで、逆に映画を宣伝してるんじゃないか? とさえ勘ぐってしまうほどでした。

【仮に】、「性教育を早めよう」という人たちの作ったプロパガンダ映画だとしても、それは映画を作るまっとうな動機のひとつだと思います。もちろん、「性教育はいらない、一切すべきでない」という主張の人がプロパガンダ映画を作っても、映画作成の動機としては同じレベルでまっとうだと思います。そしてどちらもそのことが理由でR指定にはならないと思います。

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