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映画:「グーグーだって猫である」~劇場で

2008-09-07-Sun
「グーグーだって猫である」を見てきました。原作は大島弓子です。おもしろかったというか、よかったです。子どもがあんまり出てこないのもよかったです。猫に子どもでは……、ね、もうやられますから。

グーグーだって猫である(4)
大島 弓子
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売り上げランキング: 188
おすすめ度の平均: 4.0
2 飼い方、保護はさておき
5 ホームレス猫たちの生を見つめる
5 いつくしむということ
5 猫三昧
5 今から5巻が楽しみです



簡単に紹介すると、あの「綿の国星」の大島弓子の、ま、自伝的作品といいますか、きっと作者だろうと思われるのは「小島麻子」という漫画家なんですが、あくまでマンガですので、別にすべてが実話である必要は全くないわけですが、大島弓子自身が、作中の小島麻子同様に猫が大好きで、そしておそらく愛猫を亡くし、別の猫を飼うという体験をしているようですし、また、卵巣の病気で入院したのも事実のようです。医者とあんなドラマチックな出会いがあったのかどうかはわからず、こういうのはフィクションだっていいと思います。それが表現ということですので。

小島麻子(小泉今日子)は中学生にのときにマンガを描いてみようと思い、「みんなを幸福にするマンガを描きたい」と思って、そのまんま実行してしまって、そして認められて、それからマンガ一筋で生きてきました。恋愛のチャンスも、結婚のチャンスも逃してる……。いわばマンガの神に人生を捧げ、多くの成功や賞賛、そして自分の願いのように読者に勇気や希望を与えてきたが、マンガを描き続けることによって失うというか、犠牲にしてきたものも少なくなかった……、そういう作者自身の否定的な回顧が一本あります。これは、仕事に生きるもの、特に仕事に生きる現代女性の一つのテーマかもしれません。そういう(女性の)生き方がテーマの一つにあると思います。

別に、好対照というわけではないんですが、小島麻子のアシスタントの一人ナオミ(上野樹里)は、子どもの頃小島麻子の作品に感動し、尊敬し、あこがれだけでアシスタントをやっているのですが、もちろん、前向きで、非常にすばらしい子なのですけれど、自分の才能に対する一つの限界を感じながらも、未来を模索しているのですね。バンドの青年との恋愛の話も絡み、若い女性の仕事と恋というテーマも同時にあります。

この映画は、そうした女性の生き方がテーマなんですね。わたしが記事を書くと、ぜんぜん猫が登場してこないのですが、猫は最初から最後まで数匹の猫が随所に登場します。タイトルになってるグーグーはこの映画では、もちろん主役級のネコではあるのですが、小島麻子にとってはネコじゃないんです。小島麻子にとっての猫は(英語で言えば定冠詞の猫です。「the 猫」)、15年間まさに小島麻子の裏表を全部見てきたサバが猫なのであって、映画の冒頭にサバが亡くなってしまって、その寂しさの穴埋めとして買われてきたグーグーは、もちろんネコであり、そして、小島麻子の新たな家族として充分にかわいがられ、愛されるわけですが、「the 猫」にはなりえていないわけなんです。

うまく書けないのですが、サバは小島麻子にとってはまさに特別な猫で、グーグーだって猫なんだけれど、それは家族同様に愛している大切な猫なんだけど、その特別度が違うって感じなんですね。それは、猫の成長ってことに関係があるんですね。あるいは、猫と飼い主の関係性というか、そうしたことに関係してるんです。猫をわが子同様に愛して育てていらっしゃる方には、そのあたりも共感されるのでありましょう。

心温まる、落ち着いた作品です。猫好きってわけじゃなくてもどうぞ。


▲予告
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