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映画:「ダークナイト」~劇場で

2008-08-11-Mon
先日、テレビの洋画劇場で「バッドマン ビギンズ」をやっていて、北京五輪の開会式など目もくれずにおもしろく見ていたのですが、その影響もあって、さっそく「ダークナイト」見てきました。今回は、ジョーカーの話なんですね。バットマンの悪役では、ジョーカーとキャット・ウーマンが双璧だとおもっているのですが、ま、ジョーカーというのは、要するにサイコパスで愉快犯なんですね。それも、凶悪で卑劣で、SでなくてMですね~。キャハハハ。

バットマン ビギンズ
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さて、感想ですが(ビギンズでなくて、ダークナイトの)、レベルは高いと思います。

地下鉄サリン事件があったときに、原因不明の毒ガスが地下鉄に撒かれたというようなことで、レスキューや警察、救急車が来ても大混乱が続いているのをテレビが流していて、これはショッカーの仕業だと思いました--頭を疑われるといけないんで、補足を書きますが、もちろんショッカーが実在したと思ったのではありません。逆で、現実には、「怪人」なんて作れるはずがないので、ショッカー(のような組織)が現実にあるとしたら、こんなことをするんだろうなと思ったのです。そして、もっと直観的に思ったのは、ショッカー(のような組織)は実在することはあったとしても、仮面ライダー(のような私設スーパーヒーロー)は実在し得ないということでした。そもそも、私的に悪を成敗し、処刑するなんて、少なくとも日本では法に触れます……。

ま、バットマンもそういうことなんですね。ゴッサムシティというニューヨークを彷彿とさせる空想の都市が舞台なんですが、あんな戦車のようなクルマで街をぶっ飛ばせば、街は破壊されます。「ビギンズ」では、市民を救うために高架モノレールを地上に落とし、大爆発させたりしてるわけですから。公的な権力がしても大問題になろうことを、単なる私人(正体が不明なんですが)がそれをしてるわけで、結局合法的とは言えなくて、正義の行動の過程でのさまざまな破壊や危険行動によって、結果自身も犯罪者として追われることになってしまうわけです。月光仮面のおじさんのように、子どもに愛され、市民にあてにされ、警察からも感謝されるなんてわけにはいかないのです。

実際は警察や検事局といった、公的な正義の権力がいて、法に則って悪を裁いているわけです。ところが、現実には、それが不充分であり、いやそれどころか警察を含めて司法の内部も腐敗していて捜査情報が漏れてしまうわけなんです。結果的には、それが、決していいことではないのですが、一種のバランスみたいなもの、なれ合いというか、そんな感じで、「ほどほどに腐った社会」を構成しているということなのでしょう。日本でもありますよね、談合ってのは予算関連の情報が漏れるというスタイルのもあるわけでしょう。捜査情報が漏れるとか、教員採用試験の合否情報が漏れるとか……。ほどほどに腐った社会ってのは、昔からあるといえばあるんですね。

ところが、そこに新人地方検事デントが登場します。彼はイケメンであり辣腕です。正面からマフィアのマネーロンダリングをつぶしにかかります。バットマンが闇の騎士(これがタイトルのダークナイトです)として、悪の組織を直接的にぶっつぶして行くのに対して、デント検事は公式の権力です。法と組織を用いて悪を撲滅しようと言う、光の騎士であり、まさに、市民の希望であるわけですね。

マフィアにとっては大変つらい状況です。当局に密通者を持つマフィアは、情報を得て捜査の目をごまかしても、そこにバットマンが来てその邪魔をします。やる気になっている検事や警察は、バットマンにとってはまさによき協力者なのですね。

こうして、困り果てたマフィアたちは、バットマンの暗殺を、ジョーカーに依頼することになるのです。そして、ネタバレというよりも、書こうにも書き尽くせない展開へと……。

テーマ的には、所詮私設警察、闇の仕置人と変わらないダークナイト、闇のヒーローバットマンの人間的苦悩ということになるのでしょうね。考えてみたら、あるいはみんな同じかもしれません。本当に困っている人を助けたいと思っても、職業的な取り決めや、会社の利益のためにはそれ以上は許されないということって、現実には五万とあると思うんですよね。普通のサラリーマンにも。そういう意味では、ある場面では、職業的に憎まれ役、敵役にならざるを得ないことってあるものなんです。それが、これほど命がけだったり、自分自身の信念に関わっていたりすることってのは、ま、そうたびたびはないかもしれませんが。

TVシリーズなどでは幾分コミカルな路線だったので、ガラリと違う、シリアスで重いバットマンです。スパイダーマンも、そういうヒーローの苦悩を描いてましたけれど、それはどっちかというと、思春期的な苦悩というか、感傷だったのに比べて、こっちはもっとのしかかってくるという感じですね。


 → 映画「ダークナイト」公式ページ



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COMMENT



う~ん納得!

2008-08-13-Wed-06:04
 ショッカーの仕業 のくだりはまさに同感です。「国際テロ組織」という言葉を聞くたびに真っ先に連想するのはショッカーです。世界各国に支部を持って活動している悪の秘密結社なので。
 
 私はバットマンシリーズを見たことがないのですが、ものすごく、ものすご~く見てみたくなりました!「ビギンズ」と「ダークナイト」は少なくとも見てみたい!!

 ヒーロー物に子供向けと大人向けの区分があるとすれば、悪者が自分たち自らを「悪の組織」と呼び、あてどない破壊活動にいそしむか、「自分たちの正義・信念の実現」の思想の手段として破壊活動に手をつけるかあたりがポイントになるような気がします。

 前者のような単純な図式の中に現れる「悪らしい悪」が最近ではなかなか見られなくて残念です。 

☆フクフク丸さん

2008-08-13-Wed-07:53
確かに、ビギンズ→ダークナイトっていうふうに見るのが筋なんでしょうが、ダークナイトを先に見ても、ビギンズの人間関係さえ押さえておけばいけると思います。いや、むしろ旬にスクリーンで見た方がいいとさえ思います。ただ、お子様を連れて行くのはお勧めしませんよ。たぶん、怖い、そして泣く、そして早く出たいと言う(笑) ダークナイトを子ども連れで見に行ったりしたら、むふふ、悪かも~。


ヒーローの正義の行動の是非

2008-08-14-Thu-10:53
これを問うという意味でも新しいですよね~
まあスパイダーマン、今度始まるハンコックなどでも扱われてはいるのですが、基本的にそれは必要な正義の行動であるとう前提もしくは結果となりそうですが、実際はデスノートのキラの行動と同じなんですよね。

痴漢とか、暴れている人を一般の人が取り押さえて警察に引き渡すというのはありますが、警察に変わって器物破損しながら道路を疾走して追いかける、犯人をボコボコにするというのは違法行為、だからダークサイドの職業でしかないという、それをバットマン自身が認識しているからこそ、この世界が地に足がついた物語だと思いました。
もう一回観に行こうと思っているくらい面白かったです

2008-08-14-Thu-10:54
あら、、コメントできた、、もしかして タイミングだったのかしら(><)

色々お騒がせしました。

☆コブタさん

2008-08-14-Thu-11:21
コメントありがとうございます。

なるほど。キラ。キラはそれに慢心し、酔ってしまったが、バットマン(ダークナイト)は自覚して、そして、続けていくのです。それはつらいです。つらいですが、信念ですからね。そこに苦悩するのです。

まして、恋人には理解されない。理想は理解されても、現実には受け入れてもらえない。レイチェルが理想と現実とを併せ持つデントを選びながらも、結果、あのような運命になってしまうのは、皮肉なものでした(スーパーマンは、悲恋的でしたがそれでもうまいことやりましたね)。

でも、もう一度見たいという人は、ほんとうに映画が好きなんでしょうね。そりゃ見てもいいが、わたしはもっと、現実逃避できる作品がありがたいです。

・実は、禁止ワードを少し見直すことはしました。その効果があったのか、ほかの要因かはわかりません。ありがとうございました。

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