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弁慶が薙刀もって五里霧中に立つ~「五里霧」

2008-05-22-Thu
わたしはクルマの運転中では基本はラジオ派です。それも、AM。それもNHK第一放送。場所中ならもちろん相撲を聞き、国会中継をやっていれば国会中継を聞き、健康相談をやってればそれを聞きます。夏休み子ども相談ならそれを聞き、高校野球なら……聞かないときもあるかも~w。

お気に入りは「真打ち競演」や「名人寄席」などの演芸番組や、梅津アナウンサーの出る言葉の番組、もちろん相撲中継。月曜の夜にやる火曜歌謡ドラマ、キラリ十代(稽古の帰りに聞く)などなんだけど。ま、いいや。逆に聞きたくない(他局にするか、CDなどの音楽にする)のは、素人のど自慢、野球中継、園芸相談や日曜大工相談みたいなやつ……。

で、他局に浮気中だったか、NHKだったか忘れたのだけれど、梅津アナ(→関連過去記事)じゃない人が言葉のことを語っていて、どういう加減だかで「五里霧中」という言葉についての話でした。

「五里霧中」という言葉がありますが、あれは、「五里、霧中」でなくて、「五里霧、中」と読むのが本当らしいですね

へぇ~。知りませんでした。実はその衝撃で、次の逸話を正確に忘れてしまいましたが、なんでも放送によると、「五里霧」という妖怪だか、「五里霧」を発生させる妖怪だかがいて、ま、その「五里霧」の中に紛れ込んでしまうような状態を「五里霧、中」というのだそうです……。

うわぁぁ、そうだったんだ。てっきり、「五里ほどの長い距離を霧の中を進む」なんて意味だと思っていたのだけれど(ま、結果的には「深い霧に巻き込まれたような、混迷した状態」という意味では、どちらで解釈しても大きな違いはないのですけれど……)。

念のためにちょっと検索しました。出典は『後漢書』の「張楷伝」。張楷(ちょうかい)という人は、ひじょうに高名な学者で、学びたいと訪ねてくる人がたくさんいたのですね。しかし、張楷は仕官などするのでなく、むしろ隠者として学問を続けたいタイプの人でした。入門希望者や有力者からの相談、政治家から登用の勧誘などもあったのですが、それを嫌いとっととどこともわからない山中に引きこもってしまうような人だったようです。

どうも、この、求める人から逃げて行方をくらまして、どこに行ったか探しても見つからないというような状態が、五里霧を発生させて逃げるとういようなふうに伝承され、「五里霧中」になったというのが由来のようです。
   参考ページ:まぐまぐ:「故事成語で見る中国史(18)五里霧中」(出典もきちんと載っていて、解釈もおもしろいです)

そもそも「五里霧」というのがあるので、「五里、霧中」でなく、「五里霧、中」と読むのがいいとは知りませんでした~。受験勉強で四字熟語を丸暗記しても、こういうおもしろい話は知らないで通ってしまいますね。

そういえば、切れ目がよく問題になるのに「間髪を入れず」というのがあります。これは有名ですよね、「かんつをいれず」などと続けて読んではいけません。「間、髪を容れず」と切り、「かん、はつをいれず」と「髪」は「はつ」と読まねばなりません。「かんつ」などと読んでしまうと、ちと恥ずかしい。

そもそもは、「間に髪の一本も容れられないほど隙間がない」ことで、「間不容髪」と書かれました。これでは「かんぱつ」などとなりようがないでしょう。(→goo辞書:「間不容髪

これでは、「ぎなた読み」ということになってしまってます。「五里霧、中」が「五里、霧中」になろうが、実態はあまりちがわないのですが、「間、髪を容れず」が「間髪(かんぱつ)を入れず」になってしまうと、「間髪」みたいな特別な髪の毛が登場してしまいますね。

ちなみに、「ぎなた読み」とは「弁慶が薙刀を持って刺し殺した」という文が、ひらがなで書いてあったのでしょう、「べんけいがなぎなたをもつてさしころした」の句読点を誤ってしまって、「弁慶がナ、ぎなたを持ってサ、し殺した」と読んで、意味がとんちんかんになってしまうことで、「ぎなた読み」とか「弁慶ぎなた式」とか言うようです。

「ここではきものをぬいでください」が、人によって、「はきもの」に読めたり、「きもの」に読めたりするのは有名ですが、Wikipedia(「ぎなた読み」)にはいろんな例があっておもしろいです。「けいざいはきゅうこうか」が「経済は、急降下」と「経済波及効果」とになるなんて、なかなか秀逸と思いました。



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COMMENT



Twinkle Star

2008-05-23-Fri-10:23
スゥ。が間違えて憶えていたのは?綺羅 星の如く?
ずーっと?綺羅星 の 如く?と読んでいました。
言い訳なのは解ってますが?間髪を容れず?に比べて耳から入る機会の少ない言い回しでしょう?
気づいたのは去年くらいで…^^;
逆に云えば滅多に発する言葉でもないので恥は掻かずに済んできましたが
多分このテの?耳から入る機会の少ない言い回し?で知らないままなものは随分たくさんありそうです。
一時期どの局にもあったのに乱立の挙句(NHKの教養系を除けば)<タモリのジャポニカロゴス>を残して撤退してしまったかに見えた日本語に関する番組でしたが近頃またクイズ番組が増えてきて冠に入ってなくとも日本語関連の問題をヨク聞きます。
本を読んでいるだけでは分かりにくいことを知ることが出来て有難い。2~3日すると他局で同じ出題があって復習にもなったりナンカして(笑)
昔と違ってソレでも忘れちゃうのが悲しいところですが…(^_^;A)

☆スゥ。さん

2008-05-23-Fri-11:02
おはようございます。

ああ、「綺羅星」って「きらぼし」で変換するくらいですからね~。だいたい、そういう華やかな世界に縁がないので、使わないし、耳にもしない言葉ではあります。

今でも、時々アナウンサーが間違ってるなぁと思うのは、「年俸」の読みです。わたしも長いこと(といっても、もうずいぶん前に気づいて直してますが)、「ねんぼう」(nen-bou)と読んでました。「俸(ほう)」の連濁だから、「ねんぼう」だろうと……。

ところが、どうも「ねんぽう」(nen-pou)といわねばならないようです。あ、これで思い出したことがあるので、そのうち記事にします。


し、キラとか、ホシのごとくって、デスノートですよね(笑)

2008-05-24-Sat-00:24
かんぱつも変換出来るぞ。

要するに、日本の失われた10年は経済波及効果を目論んで経済は急降下したって事ですね

☆滑稽本さん

2008-05-24-Sat-01:23
変換はできますよね。

「きらぼし」も変換します。「正確でなくても変換できる」というのは、「ゆらぎ処理」などといって、ATOKは売りにしていたことさえあるのです。「とうり」で「通り」に変換しますが、そのときに「とおり」の誤りなどと注釈をつけてくれます。

「けいざいはきゅうこうか」は、きっと滑稽さんもお気に入りになられたでしょう~v^^

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