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韓国で犬肉論争再燃~食文化について

2008-04-23-Wed
今日読売新聞の朝刊を開いたら、「韓国で犬肉論争再び」という記事がありました。記事によると、犬肉を食べる習慣が根強い韓国で、ソウル市が「5月から犬肉の衛生検査を実施する」という方針を打ち出したものだから、「犬を食用として認める措置で、動物虐待を助長する」と動物愛護団体が反発し、犬肉論争が再燃しているというのですね。

詳しく書くと、現時点では犬は牛や鶏と違って法律で家畜として認められていないようなのです。そのため、実際に口に入れる犬肉であっても、検疫などの義務がなく、事実上「野放し」(ソウル市食品安全課)状態というのです。それはよくないというので、ソウル市が食堂で抗生物質や微生物の混入の有無などの検査に踏み切ることにしたというわけなのですが、そこが問題なわけです。

たしかに、記事中に「市内で530軒の食堂が犬肉を使った料理を提供している」という数字があって、これでは衛生管理の必要があるというのはわからないでもないのですが、ちょっと過去のいきさつがあります。それは1988年のソウル五輪のことです。「食犬」の習慣が国際的な批判を受け、ソウルでは84年に五輪に向けて食堂で犬肉を提供することを禁じたのです。実際のところ、禁止が実際の効力を発揮していたのは五輪までで、それ以降は黙認状態にあったようです。そこへ、今回の市が公式に検査をするということになってきて、これでは、逆にお墨付きを与える結果になるというわけなんです。

う~む、難しいところです。

韓国ばかりでなく動物保護と食文化は日本の問題でもあります。調査捕鯨と環境保護団体シーシェパード(お、シェパードってのは犬だなぁ)の戦いは記憶に新しい事件ですが、もう一つわたしには忘れられない思い出があります。

わたしは某武道を習っているのですが、国際的にもオリエンタルなスポーツ兼文化として人気があるらしく、まだ、NOVA(英会話学校)が勢いがあったころ、欧米人の若い男女もいっしょに稽古していました。国籍もアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアとさまざまでした(「ベッカムな話」にも登場します)。彼らの中には数年間いる人もいれば、1~2年で帰国してしまう人もいてさまざまでしたが、なかなか積極的に稽古に来るナイスガイ君がいたので、彼がオーストラリアに帰国するというので、お別れにちょっとしたパーティでもしてやろうということになりました。

ちょうど夏祭りのシーズンで、ある稽古仲間さんの家に招待して、花火でも見物をしながら、バーベキューと缶ビールで盛り上がろうということになったのです。そこでホストであるさんもはり切ってなにか目玉になるうまいものをと思って、馬刺しを取り寄せたわけであります。宴もたけなわで、じゃ、ここでメインディッシュ登場、ジャジャジャ~ンと馬刺しが出て、みんなで舌鼓~ということになるはずだったのですが、そうはならなかったのです。

ナイスガイ君は涙目で、手を顔の前で激しく振ると、気まずそうな、困惑した表情で、「オーストラリア、馬は食べない。馬、トモダチ」とだけ言いました。さんも驚いたような表情で、「え? なんで? 食べない? うまいよ」と言いました。もちろん君もパーティの趣旨を理解しているし、さんが、オーストラリアのことを知らずに、あくまで好意から用意してくれたこともわかっていますので、黙って首を振っていたのですが、あるいは心の中では、言葉にできないようなことを思っていたのかもしれません。わたしは何でも好きでおいしく食べられます。馬刺しはごちそうだと思っていましたが、やっぱりちょっと複雑です。さんの顔をつぶすわけにもいかず、かといって、嫌がっている君の前であまりにもうまそうな顔をするわけにもいかず、「日本でも日常的には食べないけと、特別なときには出すことがある」とかなんちかいいながら、二箸か三箸食べたのでした。


食文化とはこうしたもので、正直韓国では犬を食べるのかと思うとちょっとぎょっとします。海老の踊りは食べられても(これも同席した外国人が絶叫したのを体験してます)、犬は腰が引けると思います。しかし、「馬刺し」はカウボーイ文化の人たちからしたら、食犬以上に異様に感じるかもしれません。馬を食べる、しかも生で……。

韓国の食犬文化も、わたしは食べろといわれたら戸惑うけれど、動物愛護というような観点で軽々しく否定してはいけないことだと思います。動物愛護という観点である食文化を否定するのであれば、やはり同じ鏡で、ビーフだって、チキンだって、ポークだって、ラムだって……、同様に映して見なければいけないと思いますね。

ついでに、羊頭狗肉という言葉がありますね。羊の頭を看板にして「狗肉(=犬の肉)」を売っているという、看板に偽りありということを言う故事成語のようですが、中国の言葉で、中国でも犬肉を食べていたことを示しているのだと思います。「語源由来辞典(羊頭狗肉)」を見ると、「牛首を掲げて馬肉を売る」という類句もあるとあって、少なくとも馬刺しをうまいと食うわれわれには、食犬文化をどうこういう資格はもとよりなさそうだなぁという気もしてきます。

さらにいろいろ見ていると「犬を食っていた日本人」なんてページもあって、あくまで歴史的にということでいえば、犬を食べるのは別に韓国だけではなく、中国やベトナムでも食べていたし、日本でも弥生人は、水田稲作農耕の技術だけでなく、食犬習慣も持ってきたのだそうです。韓国よ、そういうことはぼちぼちやめよう~ということは言えたとしても、頭から否定することはできないかなぁと思うのですね。

ま、捕鯨も同じだと思います。食文化です。ぼちぼちやめたら~という提案はできたにしても、決して強引に全否定するようなものではないと思います。

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