David the smart ass心のダイエット!~時には辛口メッセージを~ |
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映画:「ゾディアック」~DVD
2008-01-27-Sun
恨みでもなく、もの取りでもない、おそらく殺し自体を目的にしていると思われる連続殺人が起きる。暗号ともにマスコミに送られてくる犯行声明……。暗号を新聞に掲載しないと犯行をくり返すという予告でもあった……。数少ない手がかり、捜査は難航する……。そこに、新聞に風刺マンガを書いている若者が、暗号を解くの好き(趣味?)だったことで、思わぬ形で事件に関わっていくことになるのです……これが、60~70年代に実際にアメリカ西海岸でおきた実際の事件で、実際にこの映画の原作的著作の書き手であるロバート・グレイスミス自身が、この風刺漫画家の立場で事件に関わったらしいのです。
実際の事件で、ま、映画との関連もあったのでしょうが、Youtubeにもこんなのがあります。
→ Wikipediaはこちら
最初は、実録ものというのではなくて、サスペンス・スリラーと思って見ていたのですが、韓国映画の「殺人の追憶」とか、「ブラックダリア」みたいな実録ものです。日本で言えば三億円事件(→「初恋」)や怪人21面相の事件のような、いわゆる迷宮入りした事件を、さまざまな取材や推理を交えて、一つの真相(の仮説)を作品にしたというわけですね。この手の映画の決め手は、映画自体の出来不出来もさることながら、その事件の知名度というか、その事件をどのくらい知っているかによるところが非常に大きいと思います。ま、極端に言えば、真犯人がみたらさぞおもしろかろうと~。
ただ、こちらは後の人が勝手に推理したというのと違って、事件の当初から、犯人が犯行声明や暗号を送りつけてきた新聞社に勤めてはいたものの、それでいて、首をつっこまなければ無関係な立場にもいることができた、風刺漫画家という立場で、たまたま暗号を解くのが好きだったということと、ちょっとオタクっぽい一種の執着心というか、粘着性で、納得がいくまで犯人像に迫っていくのです。
サスペンス的、スリラー的な味付けを維持しつつ、実録ものというおもしろさを持った作品ということができます。逆に、どっちつかずという批判も出てくるかもしれませんし、長い作品なので、こんだけ長時間つき合わせたのだから、もう少しすっきりさせてよという一種の欲求不満が残ることもあるかもしれません。
挑戦的、意欲的な作品
つまらなくはないけど、面白くもなかった
映画?
→ 公式ページ
ゾディアックの犯行声明にあった「猟奇島」はこれ。
笑える。
実は、「怪奇」と勘違いしてました
なかなか面白い
ついでに「ダーティーハリー」。この中の「サソリ(スコルピオ)」のモデルは、ゾディアック事件の犯人なのは有名なんだそうです。
痛快さがないからこその刑事物だ
何度見ても面白い
アメリカが生んだ最高のハードボイルド・デカ
実際の事件で、ま、映画との関連もあったのでしょうが、Youtubeにもこんなのがあります。
→ Wikipediaはこちら
最初は、実録ものというのではなくて、サスペンス・スリラーと思って見ていたのですが、韓国映画の「殺人の追憶」とか、「ブラックダリア」みたいな実録ものです。日本で言えば三億円事件(→「初恋」)や怪人21面相の事件のような、いわゆる迷宮入りした事件を、さまざまな取材や推理を交えて、一つの真相(の仮説)を作品にしたというわけですね。この手の映画の決め手は、映画自体の出来不出来もさることながら、その事件の知名度というか、その事件をどのくらい知っているかによるところが非常に大きいと思います。ま、極端に言えば、真犯人がみたらさぞおもしろかろうと~。
ただ、こちらは後の人が勝手に推理したというのと違って、事件の当初から、犯人が犯行声明や暗号を送りつけてきた新聞社に勤めてはいたものの、それでいて、首をつっこまなければ無関係な立場にもいることができた、風刺漫画家という立場で、たまたま暗号を解くのが好きだったということと、ちょっとオタクっぽい一種の執着心というか、粘着性で、納得がいくまで犯人像に迫っていくのです。
サスペンス的、スリラー的な味付けを維持しつつ、実録ものというおもしろさを持った作品ということができます。逆に、どっちつかずという批判も出てくるかもしれませんし、長い作品なので、こんだけ長時間つき合わせたのだから、もう少しすっきりさせてよという一種の欲求不満が残ることもあるかもしれません。
ゾディアック 特別版
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ついでに「ダーティーハリー」。この中の「サソリ(スコルピオ)」のモデルは、ゾディアック事件の犯人なのは有名なんだそうです。
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COMMENT
コメントありがとうございました!
2008-01-30-Wed-01:22
☆コブタさん
2008-01-30-Wed-08:08
うん。残ります。
ただ、この映画は、この事件に、家庭生活を壊してまでのめり込んでしまう男の物語、としても描かれている点は興味深いですね。ま、誰でも、家族のことを顧みないで臨んでいるものって、一つくらいあるでしょうから。
それがあると家族はたまらないのか、それが家族にとって当たり前かということではあると思いますが。
ただ、この映画は、この事件に、家庭生活を壊してまでのめり込んでしまう男の物語、としても描かれている点は興味深いですね。ま、誰でも、家族のことを顧みないで臨んでいるものって、一つくらいあるでしょうから。
それがあると家族はたまらないのか、それが家族にとって当たり前かということではあると思いますが。
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●ゾディアック(ZODIAC)
一作品おきに 面白い作品を作ってくるというデヴィッド・フィンチャー 監督、、。
その法則に従えば今回は面白いはずの「ゾディアック」さ...
おっしゃるとおり、実際におこったゾディアック事件そのものの私がまったく知らないというのもあるのでしょうね~
また未解決事件ですが、映画の中でも黒に近い容疑者はいるもののまったく結論がでていないことも、そこに釈然としない気持ちが残ってしまうのでしょうね~