David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

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金は天下の回りもの?

2007-11-10-Sat
もう先々月のことになるだろうか。連休の真ん中の日だった。

近所のアパートのおっちゃんが、
「すんませんけど、お金貸してもらえませんか?」
と言って突然訪ねてきた。所謂ご近所づきあいはあるが、個人的なつき合いはほとんどない。

「いくら?」と聞くと、3万数千円の金額を言った。

自分の鞄のサイフには、幸か不幸かその半分くらいしかなかった……。しばらく自分のサイフを見つめて黙っていたら、
「すみません、すみません。
 ぜったい返します。
 来週になったら返せますから。
 これを振り込まないとダメなんです」
と必死に頼んでくる。

わたしのようなつき合いのない、しかも年下の男に頼みくるなんて……、この人は大丈夫か? と思うと同時に、よっぽど困ってるんだろうなという気持ちもわいた。
「急に言われても、わたしだって困るから……。
 これだけなら……」
と、1万円を札を一枚出した。

「ありがとうね。ありがとう。
 ぜったい返すから。ありがとうね……」
おっちゃんはペコペコ頭を下げて、自宅とは逆の方向に歩いて行った。まだ足らないので、きっと隣の家に金策行ったに違いない……。

友だちに金を貸して欲しいと頼まれたら、その半額くらいを、返さなくてもいいからと言ってあげてしまった方がいい」ということを、若い頃本で読んだ。万一本当に返せないような状況になっても友情は壊れないし、友達なら、返せるならきちんと返してくるだろうというのが真意だった。

そのおっちゃんは、友だちではないけれど、ご近所さんである。返してもらえなくても、この次に頼まれたときに「まだ返してもらってないし……」とも言えそうだし……。

こんなことを思い出したのは、「自殺、9年連続3万人台 「2割削減目標」 政府白書」や「男性の自殺、女性の2.5倍 初の「自殺対策白書」」(いずれもasahi.com)という記事を見たからだった。

警察庁によると、自殺者数は98年に初めて年間3万人を突破し、9年連続で3万人台だ。白書では、26年から40年までに生まれ、戦前・戦中に青少年期を過ごした世代が他の世代に比べて自殺率が高いことに注目。この世代の高齢化を要因のひとつと分析し、「高齢者の自殺がこれまで以上に深刻な問題となる恐れがある」と、対策の必要性を強調している。

わたしに金を借りにきたおっちゃんをこんなタイミングで思い出してはわるいのだけれど、いかにもリストラにあってしまったのかもしれないという感じの人だったのだ……。まさに、格差社会と呼ばれる現代にあって、しわ寄せを食っている人という感じがしたのだ……。

一方で、「<国会議員>1人当たり経費3億1078万円なり 政府試算」とか、「国の無駄遣い260億円 18年度 最多は厚労省62億円」とか……。

言葉がない……。こんなに自殺者がいて、政治に金がかかるって……、どういう政治だろう。厚生省が無駄遣いってどういうことだろう。こんなに自殺者がいて……。……言葉がない。

そうそう、数日してお饅頭持っておっちゃんは「ありがとね」と言って耳を揃えて返しにきた。「またいつでも言って……」というようなことはさすがに言えなかったけれど……。

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