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映画:「ヒトラー~最期の12日間~」~BSで

2007-10-21-Sun
もうセ・リーグのクライマックス・シリーズで、中日が初戦から2連勝(阪神戦合わせると4連勝)で、巨人に後がなかった3戦目、ふっとテレビをつけると中日がリードしていた。おいおい、いくらなんでもここで3試合めで決着がつくなんてのはやめて欲しいと思ったが、もう、あまりにもジャイアンツがふがいなくて見る気にならなかったので、ちょっとチャンネルアレしたら、BS2でヒットラーの映画が始まったばかりだった。これ見たいと思っていたので、巨人戦見ずにそれを見た。

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おすすめ度の平均: 4.5
4 感想として
5 戦争映画の傑作!?
4 食い足りない気分


原作としては、歴史家ヨアヒム・フェストの「ダウンフォール」とヒトラーの秘書トラウドゥル・ユンゲの回想録「最期の時間まで」の二つがあって、全体的には主にユンゲの視点からの作品となっていると思う。独裁者でありながら、その重圧と敗戦という崖っぷちに立って、正常な判断力を失ってしまったヒトラーが、戦争の終わり方がわからずに破滅していく、そして、その支持者たちも同じ運命をたどることが、ま、冷たい視点で描かれていると言えるだろう。

これを見ながらいろんなリーダーたちやその周りの人のことを思った。日本の敗戦にあっても幾人かの責任者が自殺したりした。死を強要された人もいた(まさに教科書検定で今問題になっているのは「自決の強要と軍との関与」の記述を巡ってである)。もう負けるに決まっている、そういうことがわかっても、なお、栄誉だとか、信念だとか、忠誠だとかそうしたものにこだわる、いや、逆にもうそんな精神的で観念的なものしか支えるものがなくなっているのだとういことがわかる。

ちょっと違うが、安倍前首相の突然の退任宣言を連想したりもした。苦しかったんだろうな。そして、平和な時代には総理があれでも、ま、入院できるのだから、ある意味幸福だと言わざるを得ないかと思ったりもした。また、同じく軍事独裁色の強い隣国の某指導者を思い浮かべたりした。ヤケっぱちというか、「絶望」が根底にあるとしたら、その権力、軍事力はほんとうに恐ろしい……。

わたしが戦争の映画を見て思うのは、いつも、人間はこんな愚かだということを思い知らされることだ。そして、その背景に、それでも私腹を肥やす人がいるということだ……。

いつかは見たいなと思っていた作品だった。そして矛盾するようだが、決して同じタイプの映画を望んでまた見ようとは思わない。いつも見終わった後で作品の世界から戻ってくるの時間がかかるというか、その絶望的な暗さを引きずってしまうのだ。現在がなんと虚飾と欺瞞に充ち満ちているかとか、安寧にのうのうと生きているのだとか、ついつい批判的に見てしまいがちになってしまうから。ま、大袈裟に言えば生きづらくなるわけだ。逆に言えばそれほど作品の描いた世界に引きつけられ、囚われてしまいがちになるからだ。だからというか、しかしながらというか、その手の作品を見出したら、途中で席を立とうなんて決して思わない。この作品もそうだった。わたしの中では決して「おすすめ」だとか、「またみたい作品」だとか、「おもしろい作品」には決してならないのだけれど、「完成度は高く、すばらしい作品」ということにはなるだろう。

--だから、もちろん、裏で放送されている巨人vs中日戦の経過など全くといっていいほど気にならなかった。まさか逆転できるなどと思ってもいなかったし……。そして、巨人も負けるべくして負けた……、いや、ナチスと巨人とは全く関係ないのだが、なんかもうそんな気がしてしまって、今朝も朝刊を開く気にならない……。それにしても、ペナントレースで1位なのに日本シリーズに出られないなんて、なんか選手が気の毒な気がするんだよなぁ。



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