David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

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色物について思う/大須演芸場にて

2007-08-12-Sun
大須に演芸場に足を運ぶのはもう何度めかです。怪談噺や年末のスーパー一座を見に行ったこともあります。昨日(11日)と今日(12日)は円丈の独演会で、盛況だそうで、また、明日から十日間(13日~22日)は「露の団四郎怪談噺」のシリーズとなっているようです。こちらも、普段よりは集客が見込めるようです。

ま、そういう特別な企画以外は、レギュラー陣が頑張ってまして、ま、先日そいつを見てきました。初めて、獅籠の作った「大須演芸場の割引クーポン」をプリントアウトして持っていきました。「これ」って言って見せると、300円割引してくれました。無事使えました!

入ると、雷門福三が聞いたことある噺をやっていました。福三は表情がいいです。目がきらきらとしていて、別に奇をてらわなくても、伝統的な噺をきちんとやってもそれでいけるんじゃないかと、ま、素人ながら思っています。大須演芸場は平日は12:00から2時間で出演者が1巡し、休憩なしで2回公演をします(土日などは11:00から3回公演するそうです)。わたしは、ま、福三の途中からだったので、次に福三を見たら出ようとこの時思いました。大須演芸場は入れ替えなしなんでこういう見方でいいです。12:00~14:00の間に入って、一巡以上見られればそれでいい~。

福三の次は妙な人でした。ひと:みちゃん(なんだ、この「:」は?)です。所謂「色物」です。大須ではどうも長いらしいのですが、わたしは初めて見ました。正直に書きますと、第一印象は悪いものを見たです。受け入れられませんでした。髪型は笑い飯の太った方の髪型、つまり長髪で後ろ縛っています。眼鏡はパンダタイプにグラサンで、ニコニコしてるときのタモリにあごひげを生やしたような顔をしてます。話し方は、振り付けのカバちゃんを思わせる、ちょっとおカマ入っています。ゆかた姿で帯に祝儀袋と、ケータイと、作業用のゴム手袋を挟んであります。時折膝を曲げて足をあげるので、ゆかたの裾がはだけて赤いトランクスがパンチラするんです。そのたびに悪いものを見たと目を背けたくなるんですね(笑)。で、パションピンクのソックス(よく見えないがたぶん五本指)を足くびにクルクルと巻いています……くどい(笑) わたしはこういうポイントの絞られない、小ネタがごちゃごちゃしてるのって、どうも苦手なんですね。もう、苦手だなぇって引き気味に見てたんですが、けっこう持ち時間が長いんですね、これがぁ(笑)。ジャンルは艶歌シャンソニエという、なんでしょう、艶っぽく歌うってのが芸らしんですけど、むふふ、パンチラはやめて(笑) たぶん、露骨に冷ややかな視線を送っていたと思うんですけど、なんせ観客が80人(「一人当たり10人鯖読め」とひと:みちゃんは言った)なので、こっちの引いた気分も相手に伝わってると思うんですね(笑) ま、しかし、一生懸命やってるみたいではあるんですね。このまばらな客席で、しかも、わたしのような重い客がいるのを、必死に盛り上げようとしているんですね。そんなことを思っていると、なんというのでしょう、これも一種のストックホルムシンドロームなのかもしれないんですが(笑)、悪いものを見たとういのと同時に、なんとなく応援したくなってくるから不思議です。そして、むひひ、ついに感覚が麻痺して、クセになるという妙な気分を抱くようになるんですわ。ヤバいなぁ~、この感じ。ハマってるわ(笑)。これが「色もの」の凄さかもしれないなぁって、2巡目は見ないようにしないと、これはヤバい……って思いました(笑)。

3番目は東京の談志のところから「勉強にきている」と言っていた、立川平林(ひらりん)です。いい名前じゃないですか。ひと:みちゃんのあとだと、そう思えるから不思議です(あ、ひょっとして、色物ってこういう効果も狙ってるのかも~)。目つきがギラギラしていて、何かを抱いているという感じで、なんとなく、本格的な噺家っぽく感じられます。小咄をいくつかやりながら、「ほんとやりにくい演芸場だ」とこぼすんですけど、なかなか調子が出ない、出ないって言いながら、最後は堂々と名古屋弁落語を聞かせました。迫力があって、けっこう力がありそうだと思わせました。う~む。

次は柳家三亀司の独楽廻し。こっちも色物ですね。「色物」ってのは、寄席などの演芸の中で「落語と講談以外のもの」をいいます。先日受けたYahoo!インターネット検定の落語「通」検定の解説によると、

落語や講談以外の演芸を色物といいます(講談も色物に分類される場合もあります)。昔の浪曲中心の席では落語も色物といわれていました。落語や講談のような、座って行う話芸ばかりだと興行として単調になってしまうので「色どりを加える」という意味で色物という説と、楽屋の出番表に落語、講談と区別するために色のついた字で出演者の名前を書いたことから色物という説があります。演芸には、漫才や紙切り(客席から注文を受けた形に即興で紙を切る芸)、マジック、太神楽(伝統的な曲芸)、声帯模写などいろいろな種類があります。小規模な落語会では色物を見られないことも多いので、落語と色物の芸の調和が寄席の特徴といえます。
         (※部分関連追記あり)

とありますので、ま、独楽廻しは歴とした色物なのであります。三亀司は、どうもタオルを忘れたらしくて、懐やテーブルの上を探しても見つからず、手の汗でなかなか独楽が回しにくそうでした。暑い、暑いといっては、なぜだかいつもよりたくさん独楽廻しを見せてくれたという感じです。いつもは、例の、滑るようななめらかな話術で、スカした笑いを誘ってくれるのですが~。

そして、雷門獅籠。上手くなってる感じですね。似顔絵描きもなく、マンガの宣伝もなく、噺で勝負するという感じだったのが、よかったです。そう思ってみると、髪を夏向けに短めにしたのもいい感じを与えていると思えてくるから、これまた不思議なんですね。自覚というか、迷いが消えたというか、内面的な成長さえ思わせると、今日は誉めておきましょう。

なごやのバタやん。なんだか知らないけど、バタやんの経歴が語られました。苦労してるんだということを知ると同時に、逆に、そんな経緯で今の舞台にあがって、こんなふうに仕事を続けていられるとはすばらしいと思うと同時に、尊敬にも似た気持ちと、うらやましくもなったりもしました。「第2の人生」としたら幸福だろうなと思いました。

そうして一巡して、再び福三の番になりました。おもしろいです。最初にも書いたけど、伝統的なオーソドックスな噺をそのまんまやってもおもしろくやれるような気がします。いろいろ工夫してとりくむのはいいことですが、どうなんでしょう、難しいところもありますよね。ま、工夫は充分伝わりましたが。ちょっと、まだ、足があれなのか、下がるときにちょっと引きずるように見えたのは気のせいでしょうか。

福三が下がると、ひと:みちゃんの紹介が始まりました。ヤバィと思って会場を後にしました(次の予定もあったので)。

今回は、落語が3人、色物が3人で交互に出るという組み合わせで、落語が好きなわたしは非常に満足しました。また、ひと:みちゃんとの遭遇は、期せずして色物について考えるきっかけとなりました。こういってはなんですが、もう少し温かく色物に接していこうと思うようになりました。

ところで、記事中に書いたYahoo!インターネット検定の落語「通」検定ですが、落語協会が監修しています。わたしは、3級を受けて、100点満点で93点(15問中14問正解)で、合格でした。ちなみに、その間違えた1問ってのは、「色物」についての質問でした。

総合評価
落語の代表作やそのあらすじ、寄席やテレビなどで活躍している代表的な噺家など、落語に関する基本的な知識をお持ちのようです。寄席や落語会に行くなどして落語を楽しめるでしょう。とはいえ、落語は奥深いものです。より多くの高座を見聞きし、落語に親しむことをおすすめします。生の落語に触れるのが一番ですが、テレビやインターネットなどを利用して、落語を体験するのもよいでしょう。多くの噺を聞くことで、噺家の名前や特徴、得意ネタに関する知識を身につけられます。

テレビやラジオなどでは聞くのですが、実際、寄席のマナーみたいのはよく知りませんので、今後も少しずつ勉強していきたいですよね。

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大須演芸場の看板はそのようになっています。ネット上の写真でみると~。
 → たとえばこことか。これとか。

ただ、いとうかおる師匠(故人)は色物じゃなかったときも~。
 → ここのページの写真

COMMENT



2007-08-13-Mon-21:22
今度、一緒にプロレス見に行きましょう。

☆師匠

2007-08-14-Tue-00:07
やや、これは師匠~。
じゃ、演芸場がはねたあとでご一緒しますか~。

そうそう、あのあと、すぐに思い出しました。K-1の昔の人は「石井館長」でした(笑)

あと、。癌を克服したレスラーといわれてましたが、小橋と西村くらいしか思いつきませんけど……。 

色物サン

2007-08-14-Tue-01:30
あ~“ひと:みちゃん”ねぇ~(笑)
どう反応していいか困るよね…(苦笑)

(こんなのもあるんですが更新停まってるのは?
スポンサーに降りられたのでなければイイけど。↓)
http://www.voiceblog.jp/aero-life/#top

>楽屋の出番表に落語、講談と区別するために色のついた字で出演者の名前を書いたことから色物という説があります。

↑なのに獅篭クンのHPから大須演芸場情報の頁へ飛ぶと噺家の名前の方が赤い字で書いてあるのが笑える。

☆スゥ。さん

2007-08-14-Tue-11:02
Wikipediaに「ひとみちゃん」の項目がたっていて、「:」がウムラウトであることが判明したが、ウムラウトって「み」とかにつくの~。名古屋弁だから? あ~、わからん、オレはバカなのかなぁと……混乱(笑)。

続いて検索して、スゥ。さんのご紹介してくれたブログや、こんなサイトや
 → http://www6.ocn.ne.jp/~mujihi/
こんなんや、あんなんも発見。
 → http://www01.tcp-ip.or.jp/~haruko/muji_blog/
 → http://mujihi.blog.shinobi.jp/

そして、ひとみちゃんも、割引クーポンを作っていたことを発見!
 → http://www6.ocn.ne.jp/~mujihi/coupon/index.html

こんどこっち使おうかなと思う。

あと、ちょっと思ったが、この人が「和服」なのは、芸の上での必要性と言うよりもむしろ「家元だから」なんだってこと……。


大須演芸場

2007-09-22-Sat-16:37
初めまして。
ブログランキングオンラインから参りました
落語の好きな大阪の紫と申します。

ごひいきにしている桂三若さんが
大阪の寄席で獅篭さんとふたり会をされまして、
こないだ行ってきたところです。
「日本一,お客が入らない大須演芸場」
と言うキーワードをどの噺家さんも入れるので
逆に凄く大須演芸場に行きたくなってしまいました。

またこちらのブログにもお邪魔いたします!

☆紫さん

2007-09-22-Sat-19:45
遠路はるばると、コメントありがとうございます。

大須演芸場には「日本一客の入らない~」ってのと並んで、もう一つの枕ことば「奇跡の寄席」というのがあります。

噺家さんたちも、そっちも使えばいいと思うんですよね。「奇跡の寄席、ザミラクルシアター」とかなんとか。もう、ほんと。

ぜひ、大須演芸場を直に見て、触れ、味わっていただけますことを希望します。では、また。

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