David the smart ass心のダイエット!~時には辛口メッセージを~ |
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「若冲と江戸の画家」展/愛知県美術館
2007-05-26-Sat
先日、久しぶりに愛知県美術館に出かけました。若冲(じゃくちゅう;→wikipedia:伊藤若冲)が来ているので(2、3年前偶然六本木ヒルズでみました)。
→ 「プライスコレクション:若冲と江戸会画展」公式サイト
価格的に問題なければ、おすすめ
素晴らしいの一言!
値段の分最高~♪
半数以上の作品をガラス無しの露出展示ということで、直に見られるわけでして、ま、だから別にどうっていうほど、実はわたしは絵がわからるってこともないのですが。
これだけ写真やCGの技術が進んでいる現代、またさまざまなメディアで多くの美術作品に触れることができるなか、若冲のすばらしさやすごさは展示会にいけばすぐにわかるでしょう。
わたしでも知ってる代表作は二つあります。一つは鶏の絵ですね。正確には「紫陽花双鶏図(あじさいそうけいず)」(→画像)です。音声ガイドによると実際若冲は鶏が書きたくて庭に多くの鶏を放し飼いして、それで書いたそうなんです。細密な写生画のように書かれているのですが、実際はその写生画であるべき中に、若冲の創造である羽や毛がかかれているようなんですね(展示会では音声ガイドをぜひお薦めします!)。

また、もう一つの有名なのは象の絵ですね(鶏の絵と並んでポスターになってます)。正確には「鳥獣花木図屏風(ちょうじゅうかぼくずびょうぶ)」(→画像1・画像2)。これはぜひ実物を見て欲しいです。西陣織にヒントを得たモザイクたっちのものづくし的デザインです。屏風ですので大きいです。そこに画面一面に、デザイン画のように象、虎、バク、クジャク、鶏、猿、ラクダ(?)、麒麟、ロバ、鹿などなどいろんな動物が書かれていて、見るものを飽きさせません。日本人の若冲がこんなものを見たことがあるはずがないので、いろんな情報を画家なりに想像して書いたのでしょうが、どんなことを狙って書いたのかとっても興味がありますね。
あと、若冲ではないのですが、白象と黒牛が面をつきあわせる屏風もいいです。作者は長沢芦雪(ながさわろせつ)。正確には「白象黒牛図屏風」というやつですね。これがすごくおもしろい! (→画像)」
など、掛け軸や屏風を中心に109点が展示されているようです。
すばらしい企画としては「簗図屏風(やなずびょうぶ)」を、時間とともに色が変化する照明を当てて見せてくれるというのがとてもよかったです。(→画像)
この「簗図屏風」は作者不詳なのですが、全面の金色です。普通の美術館の展示だと、ま、美術館の設置した照明で見るわけですが、ま、ここでもそういう意味では同じなんですけど、その照明が自然の光のように変化するしくみになっています。比較的青白い色から、夕焼けの色のように緩やかに変化するのですね。それを屏風の金色が反射する。空いてるときにいけば、真ん中のソファーに陣取って、遠目からゆったりとそれを眺め渡すことができます。若冲の作品じゃありませんけどね(同じ照明を変化させる展示法で若冲が描いた「黄檗山万福寺境内図」も見せてくれます)。
→ 愛知県体育館の公式ページ
→ 「プライスコレクション:若冲と江戸会画展」公式サイト
京都国立博物館 伊藤 若冲 狩野 博幸
小学館 (2002/11)
売り上げランキング: 37149
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売り上げランキング: 37149
おすすめ度の平均: 




半数以上の作品をガラス無しの露出展示ということで、直に見られるわけでして、ま、だから別にどうっていうほど、実はわたしは絵がわからるってこともないのですが。
これだけ写真やCGの技術が進んでいる現代、またさまざまなメディアで多くの美術作品に触れることができるなか、若冲のすばらしさやすごさは展示会にいけばすぐにわかるでしょう。
わたしでも知ってる代表作は二つあります。一つは鶏の絵ですね。正確には「紫陽花双鶏図(あじさいそうけいず)」(→画像)です。音声ガイドによると実際若冲は鶏が書きたくて庭に多くの鶏を放し飼いして、それで書いたそうなんです。細密な写生画のように書かれているのですが、実際はその写生画であるべき中に、若冲の創造である羽や毛がかかれているようなんですね(展示会では音声ガイドをぜひお薦めします!)。


また、もう一つの有名なのは象の絵ですね(鶏の絵と並んでポスターになってます)。正確には「鳥獣花木図屏風(ちょうじゅうかぼくずびょうぶ)」(→画像1・画像2)。これはぜひ実物を見て欲しいです。西陣織にヒントを得たモザイクたっちのものづくし的デザインです。屏風ですので大きいです。そこに画面一面に、デザイン画のように象、虎、バク、クジャク、鶏、猿、ラクダ(?)、麒麟、ロバ、鹿などなどいろんな動物が書かれていて、見るものを飽きさせません。日本人の若冲がこんなものを見たことがあるはずがないので、いろんな情報を画家なりに想像して書いたのでしょうが、どんなことを狙って書いたのかとっても興味がありますね。
あと、若冲ではないのですが、白象と黒牛が面をつきあわせる屏風もいいです。作者は長沢芦雪(ながさわろせつ)。正確には「白象黒牛図屏風」というやつですね。これがすごくおもしろい! (→画像)」
など、掛け軸や屏風を中心に109点が展示されているようです。
すばらしい企画としては「簗図屏風(やなずびょうぶ)」を、時間とともに色が変化する照明を当てて見せてくれるというのがとてもよかったです。(→画像)
この「簗図屏風」は作者不詳なのですが、全面の金色です。普通の美術館の展示だと、ま、美術館の設置した照明で見るわけですが、ま、ここでもそういう意味では同じなんですけど、その照明が自然の光のように変化するしくみになっています。比較的青白い色から、夕焼けの色のように緩やかに変化するのですね。それを屏風の金色が反射する。空いてるときにいけば、真ん中のソファーに陣取って、遠目からゆったりとそれを眺め渡すことができます。若冲の作品じゃありませんけどね(同じ照明を変化させる展示法で若冲が描いた「黄檗山万福寺境内図」も見せてくれます)。
→ 愛知県体育館の公式ページ

COMMENT
修練 鍛錬 かなぁ
2010-09-18-Sat-12:16
修練 鍛錬 かなぁ
2010-09-18-Sat-12:17
すごかった 人生で最高の展覧会のひとつでした。
愛知県美術館で 観覧しました。
この頃 小さな画廊など 増えて いろいろ思っていた
確かにに 芸術より 生活 衣食住でもあるのだけれど
教養か娯楽か 私は 音楽も 映画も 演劇も 野球観戦も(これは試合による) 本も 漫画も アニメも 他も 好きですが
いい作品は 記憶に残ります
愛知県美術館で 観覧しました。
この頃 小さな画廊など 増えて いろいろ思っていた
確かにに 芸術より 生活 衣食住でもあるのだけれど
教養か娯楽か 私は 音楽も 映画も 演劇も 野球観戦も(これは試合による) 本も 漫画も アニメも 他も 好きですが
いい作品は 記憶に残ります
絵画同好会
2011-02-11-Fri-20:19
若冲と江戸の画家展 最高でした。また見たいなぁ
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愛知県美術館で 観覧しました。
この頃 小さな画廊など 増えて いろいろ思っていた
確かにに 芸術より 生活 衣食住でもあるのだけれど
教養か娯楽か 私は 音楽も 映画も 演劇も 野球観戦も(これは試合による) 本も 漫画も アニメも 他も 好きですが いい作品は 記憶に残ります