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【追悼】城山三郎~「落日燃ゆ」

2007-03-23-Fri
城山三郎がなくなった。
 → iza:作家の城山三郎さん死去 「落日燃ゆ」など経済小説の第一人者

「落日燃ゆ」って経済小説だったか?~と、いつもの揚げ足取りはおいておいて、城山三郎の作品はあまり読んだことがない。ただ、広田弘毅(→Wikipedia)について書かれた本を集中的に(といっても数冊だけど。「黙してゆかん」だとか)読んだ時期があった。
落日燃ゆ
落日燃ゆ
posted with amazlet on 07.03.23
城山 三郎
新潮社 (2002/03)
売り上げランキング: 14100
おすすめ度の平均: 4.5
4 尊い
4 仕事のあり方、責任の取り方とは
5 広田が往く!!

広田弘毅はA級戦犯である。「対アジア侵略の共同謀議」や「非人道的な行動を黙認した罪」等に問われ、極東国際軍事裁判で文官唯一の死刑判決を受けた。しかし、この死刑判決は11人の裁判官中3人が反対し、判事の一人は明確に無罪を主張した。減刑を求める署名が全国で数十万集められ、死刑を求刑していた連合国の検察側からですら判決は意外だったとの声もあったという(以上Wikipedia)。

にも関わらず死刑判決というのは、結果として、軍部の圧力に屈し戦争を止められなかった責任を痛感しており、裁判では一切の弁明を行わなかったという広田の態度も大きく影響していた。「犯罪人」の名列に自分が加わるかどうかは、名誉不名誉を言えば不名誉なのだろうが、そんな個人の名誉などは、戦争を回避できなかったという責任に比べればどうでもいいものだと広田は考えたのだろう--「落日燃ゆ」はそうした広田弘毅の生涯を扱った快作である。

城山三郎の作品はほかにも書架にないわけではないが、どうしても城山三郎のイメージは高潔な広田弘毅と重なるのだ。

そういえば、城山三郎が売れに売れたころ、当時の人気作家を表す「三村三郎」って言葉があったと思うのだが、検索しても出てこない。「三人娘」とか、「新御三家」とかいう、ま、そういう類のネーミングのはずだが、わたしにも徐々に老人力がついてきたおかげで、はっきりと思い出せない。確か、西村京太郎、半村良、森村誠一、赤川次郎、城山三郎と……、あと一人は新田次郎だったかとか(笑)。



ちなみに「城山三郎」はペンネームで、名古屋市の出身。「城山」は信長の父織田信秀の居城「末森城」のあった街(城山)に由来する(→参考

また、文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)には城山三郎の書斎が展示されている。
 → 文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)
 → 文化のみち二葉館へのアクセス

城山三郎さんのご冥福をお祈りします。

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