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「障害」「障がい」「障碍」

2007-02-28-Wed
こんな記事がAmebaNewsに載っています。


表記は「障害者」?それとも「障がい者」?


 東京都多摩市では平成13年に「障害者の“害”の字が不快感を与えて好ましくない」という提言があったことから、「“害”の字を石へんの“碍”、あるいはひらがなにすべき」と決定..........
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多摩市が「障害者」などの「障害」を「障碍」または「障がい」と表記することにしたのが平成13年。では、現在の新聞広告では「障害者」はどのように表記されているかってのを調べてみたというのが今回の記事です。つまり「障害者」「障がい者」なのか「障害をお持ちの方」なのか「障がいをお持ちの方」なのか、「障害者の方」「障がい者の方」なのかってことを調べたというわけです。

ごくろうさま。

でも、これは二つの言葉の問題を混同していませんか?

一つは「障害」「障がい」「障碍」のどれを使うかってことですね。

もう一つは、「○○者の方」が重言的(「馬から落馬、腰が腰痛」などを重言(じゅうげん)と言います)をどう使うか。「外国人の方」とか「保護者の方」か「旅行者の方」「視聴者の方」という言い方が、正しいかということだと思います(わたしは気になりますが、ほかにいい表現がないかもしれないなぁと思います)。

で、今日は前者の方を扱いますよ。後者はまた気が向いたら~。

ええと、コメント欄にいろいろ書いてありますが、実際は困るんですね。だって、「障害」って表記は、それこそもう終戦後からずっと続いているわけで、定着しているわけですから。だから、今更「障害」がダメなんて言葉狩り的(表面的)だとか、むしろ差別意識の現われだみたいな指摘をされてしまうんですね。そんなことより、本質的な議論の方が大切だとか。

確かに、そういう指摘も重要ではあるのですが、戦前は「障害者」なんて書いてなかったのです。「障碍者」です。ところが、この「碍」という字を1946年に告示された「当用漢字音訓表」にいれなかったので、「障碍」を「障害」と書くようになったのですね。同じ音だからということで、いわば代替させたわけです。

ところが、「碍」の字義は「さしつかえる」という意味です。それに対して「害」は「害する。危害を与える。傷つける」というような意味があるわけですね。

つまり「障碍」と書けば「さしさわること」「さしつかえること」という意味の字が並んでいて、心身に不自由な点があって生活にさしさわり(障)や、さしつかえ(碍)があるいうことをよく表すことになります。

一方、「障害」と書くと、「人の通行に障害となる」「障害物がある」という言葉でもわかるように、「さまたげる」(障)、「危害を与える」(害)」という意味が生じてしまうのです。

これを屁理屈とおっしゃるでしょうか。「碍」が表外字なので「害」と置き換えたという背景を知っているならそんなへそ曲がりな解決をするなとおっしゃるかもしれません。

しかし、それでは漢字が表音文字だけでなく表意文字であるということを否定してしまいますよね。また、そうしたことをきちんと知っている人を、かえって馬鹿にするような感じです。ほんとうは、その杜撰な代替が問題なのにですね。

だから、わたしは多摩市民ではありませんが、いろんなところで書く必要のあるときは、「障碍」と書くようにしています(読み手や時と場合を考えて「障害」も書きます)。それは、障碍者の気持ちを配慮したとか、言葉狩りを支持しているというわけではなくて、「障害者」よりも「障碍者」の方が何倍も国語として、つまり言葉としてしっかりとした表記だと思うからです。

 参考ページ
  ・随想『「障害」は「障碍」(「障礙」)と表記すべきである』
  ・『障害 伝統的には「障礙」「障碍」と書くのが正しい』



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