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映画:「アイ・アム・デビッド 」~DVDで

2007-02-25-Sun
「ただひたすら北を目指せ」--収容所を脱出するときに、逃げるのを手助けしてくれた男にそう言われてデビッドは北を目指します。そして、ま、いろんなことが起こる。骨組みはそういう映画です。

アイ・アム・デビッド
ポニーキャニオン (2005/08/18)
売り上げランキング: 24783
おすすめ度の平均: 4.5
5 いい!
5 子どもの世界の光と影
3 話が淡々としてますね


アマゾンの説明文によると、デンマークで出版され、アメリカではロングセラーとなっているアン・ホルムの同盟小説の映画化だそうです。「同盟小説」というジャンルは初めて聞きました。あるいは単に「同名小説」の誤変換かもしれません。

アイ・アム・デビッド
アネ ホルム Anne Holm 雨海 弘美
角川書店 (2005/01)
売り上げランキング: 224237
おすすめ度の平均: 4.0
4 デビッドの純真さに感動
4 上品で古き良き時代の児童文学好きな大人向け


少年が一人で旅をするという話って、あるいは珍しくないのかもしれません。しかし、デビッドは幼くしてブルガリアの収容所にを入れられていて、いわゆる人の愛とか善意というのを知りません。暴力と束縛と過酷な労働、要するに収容所の生活がデビッドの世界だったのです。

脱走し、ギリシャ、イタリア、スイスと歩き続け、デンマークへ向かう間にデビッドはさまざまな体験をします。社会の常識を知らないし、社会がどういうしくみかもよくわからない、そんな中で、ひたすら北を目指すのですね。

映画は、そんな冒険と、デビッドの回想(その多くは過酷な収容所の生活)です。そして、冒険の過程で、さまざまな人と触れ合ううちに、言わば、自由を知り、愛を知り、家族を知り、善意を知るのです。もちろん、それと前後する形で社会の厳しさだとか、暴力や偏見なども知ります。ま、それは言わば当たり前のことを知るということでもあります。それは、成長です。

一人の孤独な少年の成長映画というのが、的確なのかもしれません。そして、そのデビッドの体験は、大きな事件はありません。平凡な日常にちょっと毛の生えやような事件ばかりなのですけど、収容所から離れ、着実にデンマークに近づく、デビッドの視点で、淡々とそして時にはらはらと、時にのびやかに描かれている、快作だと思います。

これは全くの偶然ですけど、映画に「ピーター」も登場します。ま、デビッドもピーターもよくある名前といえば、ほんと、日本では「ひろし」とか「あきら」くらい、よくある名前なんだろうと思います。それにひまわりってのも、うちのブログの初期テンプレはヒマワリだったし、なんか偶然といっても不思議~。



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COMMENT



あらま!

2007-03-07-Wed-23:40
この映画を見よう見ようと思っていて、放送の度にすっかり忘れて見逃しているのです。
ええ~。ピーターも出ているのですか?余計に見たくなりました。

☆あふろやんさん

2007-03-08-Thu-07:02
そうなんです。
ピーターも(笑) ほんとうにちょい役ですけど。
いや、ちょい役というところが、また、偶然というにしては~と思ってしまいました。

印象に残る1作で、名作のかおりがします。

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