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映画:「赤目四十八瀧心中未遂」~DVDで

2006-12-30-Sat
実は「ヴァイブレータ」見たときに、前後して借りていたのだけれど、記事にできてなかった作品。主演の寺島しのぶはこの年「赤目……」と「ヴァイブ……」との高評価で主演女優賞を総なめにしたそうです。

原作は直木賞受賞作家の車谷長吉の同名小説です。なんでも「最後の私小説作家」だそうですんで、ぱっとしない貧困生活もさることながら、そこから一抹の希望を抱き、そのはかない綱に賭けながらも貫徹することなく生きながらえ、自省的作品を残すってなことになっているようなのですけど、そのあたりはどんなもんでしょうね(自分で見てみて)。
赤目四十八瀧心中未遂
車谷 長吉
文藝春秋
売り上げランキング: 48417
おすすめ度の平均: 4.5
5 近年まれに見る傑作
5 小説家というより、今は懐かしい「文士」という呼び方が相応しい作家…のような気がする
5 物語的な面白さ


ストーリーとしては、なにやら生きるのに疲れ果てた青年が、あるアパートに流れ着くんです。彫物師や、売春婦などいかにもという住人たちが住んでいます。そもそも世話をしてくれた管理人の焼鳥屋(卸?)も、怪しげなんです。なんか密売とかしていそうで。アパートの前にはお地蔵さんがありまして、そこで瀧で死んだ子どもの親が、子どもを見立てたマネキンに話しかけているなんて状況は、反社会的な人たちとか、経済的に貧困な状況の人たちだけでない、精神的な面で苦しむ人たちの存在も示しています。

青年はそのアパートの管理人に言われ、焼き鳥の串を刺して食いつないでいます。これしか生きるすべがなくなったと言う感じなんですが、それにしてはきまじめで、そして意外に計画的に単純作業ができるんですね。こういうふうなら十分表社会で「普通に」生きていける可能性を感じさせるのです。それがちょっと謎というか、味噌かも。

そういう、世の中の裏というか、日陰というか、そうしたところに落ちぶれながら、青年は一人の女綾(寺島しのぶ)と知り合います。もちろん知り合う前は「謎の美女」であり、「妖しく怪しい女」でもあるわけなのですが、こういうアパートの住人ですからそれなりに訳ありなのです。お互いの孤独と困窮のが二人を結びつけ、理解しあい、やがて深い仲になっていく、そして突きつけられる現実に二人はタイトルにあるように、絶望を抱えながら、はかない愛を信じるように、赤目四十八瀧を登っていく……という感じなんですけど、タイトルは「……心中」ではなくて「……心中未遂」となっているところが、謎というか、味噌なんですね。

赤目四十八瀧心中未遂
ビデオメーカー (2005/02/22)
売り上げランキング: 30099
おすすめ度の平均: 4.0
5 面白いですよ
5 原作に劣らない映画
5 赤目で。


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