David the smart ass心のダイエット!~時には辛口メッセージを~ |
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落語:名古屋雷門一門会~名古屋芸術創造センターにて
2006-11-03-Fri
2日夜、行ってきました。ちょっと遠いんですけどね。名鉄と地下鉄を乗り継いで1時間以上かかりますから。名古屋って。

▲芸創センター入り口
おもしろかった。

▲ポスター
最初は雷門福三。演題は「フラスコ」。小福が40周年のときにやった噺だ。うまい。福三を見るのはおそらく2度目。とても今年1月に入門したばかりとは思えない。あのときは、足を痛めていて、正座してたら勝手に折れたみたいなことを言っていたが、今回はにこにこ笑顔がいい。こういう笑顔が素敵な芸人はそれだけで得だと思う。入門前の芸歴の長さを感じさせる。特に、雑貨屋のおかみが妙にうまい。女がもっと出てくる話をしたらいいだろうと思った。華があるんで今後に期待。
次は雷門幸福。おめでたい名前だ。よく見るとそうでもないのだが、舞台の上の幸福は、メガネをとった佐高信(評論家)に似ている。社会ネタというか、政治ネタはおもしろいと思ったが、落とし方は難しい。ま、枕なんだからそれもいいんだろうけど……。勢いがあって、元気があっていい。噺は「寿限無」。現代的にアレンジし、日本シリーズで無惨に散ったドラゴンズに結びつけたところがおもしろかった。幸福は日本シリーズがあの結果で、気まずい、間が悪い~みたいなことを言っていたが、それもおもしろかった。ま、新庄みたいにのびのびやってほしい。
→ 雷門幸福の家頁
そして、雷門小福。はじめて見た。わけあって、噺はなし(笑)。本当はやりたかったんだろうと思うけど。ま、いわばトークショーみたいな感じ。で、言ってることがおもしろいかというとそうでもない。こういう言い方は悪いが、ちょっと元気がよくて、話が大げさな爺さんが、おもしろおかしく世間話をしているという感じだ。それがわかりやすくて、また、比較的年齢層の高い客には受けている。わたしの周りの年配のおばさんたちも、う~んとか、そうだね~とか、共感をしながら温かく笑っている。会場全体がそんな感じだから、もちろん、わたしもその和やかでゆったりとした笑いを楽しんでいる。どっと爆笑するっていうのとは違って、もう、見てる側は、一人の老落語家がこれで最後かもしれないという舞台にあがってきた、弟子たちの尽力もあっていい会場で、かの大須演芸場にはない賑やかな中でやって、感激している。地元からは中学時代の同級生も応援に来ているという、いささかアマチュアめいた設定に酔っているという感じだ。それがなんともいい気持ち。どこまでが演出でどこまで本音かわからない中、おそらく、並々ならぬ苦労をしてきたに違いない一人の老落語家の最後(かもしれない?)舞台を楽しめた。すばらしかった。
→ 雷門小福のWebサイト

▲プログラム
仲入りのあとは独楽の柳家三亀司。名前が「みきじ」なんだと改めて知る。今まで「みきし」だと思っていた。だったら、ネットでは今をときめく名前なのに、濁点がついていたとは~、残念! 三亀司の独楽回しはおそらく3度目。大須でやってるときと芸風は変わらないが、受けるところと拍手の大きさは、大須とは違う。滑舌よく回るトークがすべらない。わたしはいつものように、くだらないとほんとうに笑った。今回は三亀司に「お客さん笑いすぎ」とは叱られなかったが、となりのお母さん(知らない人)には肘でつつかれた。やっぱり嫌な笑い方なのだろうな。大勢の観客の前で三亀司はノッていた。ノッてるときの芸人は違うなと思った。
(→「大須演芸場で「笑い過ぎ」と叱られる(笑)」)
そしてトリは雷門獅篭の「寄合酒」。有名な話。今回は小福の得意な話に弟子たちに挑むという設定で、「フラスコ」「寿限無」「寄合酒」とうラインナップになったらしい。う~む、どうなんでしょう。師匠と同じ舞台のトリに緊張したのか、時間が押しているのがきっと大きかったんだと思うけど、ポンポンとリズミカルに運んだようにも思うのだけれど、なんだか、ちょっと間が生かせてないように感じた。どうなんだろう。例によって表情も豊かで、声色も使い分けていて、うまく登場人物を演じ分けていたとは思うんだけど、うまく言えないけど、ちょっと不満。単に髪型のせいかもしれないけど。というわけで、本人のブログにトラックバックするには、ちょっと申しわけないけど、今日は辛い点数つけとくことにする。
→ 雷門獅篭公式ホームページ
→ 獅篭blog
幕が下りて、出口では、出演者が並んで挨拶や握手、サイン、写真撮影などが行われ、いい感じだった。階段を下りながら、「大須演芸場、いってみようかしら」という声が聞こえた。
→ 大須寄席情報(割引券あり)
→ マピオン「大須演芸場」

▲芸創センター入り口
おもしろかった。

▲ポスター
最初は雷門福三。演題は「フラスコ」。小福が40周年のときにやった噺だ。うまい。福三を見るのはおそらく2度目。とても今年1月に入門したばかりとは思えない。あのときは、足を痛めていて、正座してたら勝手に折れたみたいなことを言っていたが、今回はにこにこ笑顔がいい。こういう笑顔が素敵な芸人はそれだけで得だと思う。入門前の芸歴の長さを感じさせる。特に、雑貨屋のおかみが妙にうまい。女がもっと出てくる話をしたらいいだろうと思った。華があるんで今後に期待。
次は雷門幸福。おめでたい名前だ。よく見るとそうでもないのだが、舞台の上の幸福は、メガネをとった佐高信(評論家)に似ている。社会ネタというか、政治ネタはおもしろいと思ったが、落とし方は難しい。ま、枕なんだからそれもいいんだろうけど……。勢いがあって、元気があっていい。噺は「寿限無」。現代的にアレンジし、日本シリーズで無惨に散ったドラゴンズに結びつけたところがおもしろかった。幸福は日本シリーズがあの結果で、気まずい、間が悪い~みたいなことを言っていたが、それもおもしろかった。ま、新庄みたいにのびのびやってほしい。
→ 雷門幸福の家頁
そして、雷門小福。はじめて見た。わけあって、噺はなし(笑)。本当はやりたかったんだろうと思うけど。ま、いわばトークショーみたいな感じ。で、言ってることがおもしろいかというとそうでもない。こういう言い方は悪いが、ちょっと元気がよくて、話が大げさな爺さんが、おもしろおかしく世間話をしているという感じだ。それがわかりやすくて、また、比較的年齢層の高い客には受けている。わたしの周りの年配のおばさんたちも、う~んとか、そうだね~とか、共感をしながら温かく笑っている。会場全体がそんな感じだから、もちろん、わたしもその和やかでゆったりとした笑いを楽しんでいる。どっと爆笑するっていうのとは違って、もう、見てる側は、一人の老落語家がこれで最後かもしれないという舞台にあがってきた、弟子たちの尽力もあっていい会場で、かの大須演芸場にはない賑やかな中でやって、感激している。地元からは中学時代の同級生も応援に来ているという、いささかアマチュアめいた設定に酔っているという感じだ。それがなんともいい気持ち。どこまでが演出でどこまで本音かわからない中、おそらく、並々ならぬ苦労をしてきたに違いない一人の老落語家の最後(かもしれない?)舞台を楽しめた。すばらしかった。
→ 雷門小福のWebサイト

▲プログラム
仲入りのあとは独楽の柳家三亀司。名前が「みきじ」なんだと改めて知る。今まで「みきし」だと思っていた。だったら、ネットでは今をときめく名前なのに、濁点がついていたとは~、残念! 三亀司の独楽回しはおそらく3度目。大須でやってるときと芸風は変わらないが、受けるところと拍手の大きさは、大須とは違う。滑舌よく回るトークがすべらない。わたしはいつものように、くだらないとほんとうに笑った。今回は三亀司に「お客さん笑いすぎ」とは叱られなかったが、となりのお母さん(知らない人)には肘でつつかれた。やっぱり嫌な笑い方なのだろうな。大勢の観客の前で三亀司はノッていた。ノッてるときの芸人は違うなと思った。
(→「大須演芸場で「笑い過ぎ」と叱られる(笑)」)
そしてトリは雷門獅篭の「寄合酒」。有名な話。今回は小福の得意な話に弟子たちに挑むという設定で、「フラスコ」「寿限無」「寄合酒」とうラインナップになったらしい。う~む、どうなんでしょう。師匠と同じ舞台のトリに緊張したのか、時間が押しているのがきっと大きかったんだと思うけど、ポンポンとリズミカルに運んだようにも思うのだけれど、なんだか、ちょっと間が生かせてないように感じた。どうなんだろう。例によって表情も豊かで、声色も使い分けていて、うまく登場人物を演じ分けていたとは思うんだけど、うまく言えないけど、ちょっと不満。単に髪型のせいかもしれないけど。というわけで、本人のブログにトラックバックするには、ちょっと申しわけないけど、今日は辛い点数つけとくことにする。
→ 雷門獅篭公式ホームページ
→ 獅篭blog
幕が下りて、出口では、出演者が並んで挨拶や握手、サイン、写真撮影などが行われ、いい感じだった。階段を下りながら、「大須演芸場、いってみようかしら」という声が聞こえた。
→ 大須寄席情報(割引券あり)
→ マピオン「大須演芸場」

COMMENT
はじめまして。
2006-11-08-Wed-19:17
☆スゥ。さん
2006-11-08-Wed-22:27
いらっしゃいまし。
なにやら、ことばが、江戸弁っぽいですな。
落語はラジオで聞くことがおおいんですが、生でみたことは、そうそうあるほうじゃありません。ただ、ちょいとばかし、雷門一門をブログで応援してみようって、気まぐれがおきましたんで、また何かあったら見に行って、応援してみたいと思います。ただ、ちょっと、応援するには辛口なのがアレですけど。
今回の弟子3人の中では、獅篭よりもわたしは福三がうまいとおもいました。そう、あれは芝居で落語家を演じてるんですか(笑) しりませなんだ。
また、よろしくどうぞ。ごひいきに。
なにやら、ことばが、江戸弁っぽいですな。
落語はラジオで聞くことがおおいんですが、生でみたことは、そうそうあるほうじゃありません。ただ、ちょいとばかし、雷門一門をブログで応援してみようって、気まぐれがおきましたんで、また何かあったら見に行って、応援してみたいと思います。ただ、ちょっと、応援するには辛口なのがアレですけど。
今回の弟子3人の中では、獅篭よりもわたしは福三がうまいとおもいました。そう、あれは芝居で落語家を演じてるんですか(笑) しりませなんだ。
また、よろしくどうぞ。ごひいきに。
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『一晩で名古屋にいる落語家全員を見る会』を見に行きました。
プロの噺家、東京に約800人、大阪に約400人。そして ご当地尾張名古屋に!!噺家の数…4人!! というのは何の冗談でもなく、雷門一門の噺家がツカミで使う本当の話。でも、だからこそ可能なこの企画です。 『一晩で名古屋にいる落語家全員を見る会
あの日同じ会場にいたのですね。好い会でしたね。
当方まだ記事の少ない初心者ですが、よろしければ覗きにいらして下さい。
僭越ながらトラックバック致しました。
ご迷惑でしたら削除なすって下さい。
ところで下方にズラッと現われたTagsAllって凄い迫力ですね。
拙ブログのso-netには同様のシステムは無いようですが、ここからまた興味深い単語を拾ってコメントを付けにお邪魔するかもしれませんのでソノ時はよろしくお願いします。