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シュレッダー事故に思う、「常識」

2006-08-27-Sun
この夏もいろんな事故が起こりました。信じられないような事故も。

「プールの吸水口に女の子が吸い込まれてしまった」「川遊びをしていたら急な増水で押し流されてしまった」「花火が爆発した」……、さまざまな事故が起きました。亡くなった方、怪我をされた方、ご家族の方それぞれにお気の毒だと思います。

そんな中でシュレッダーの給紙の溝に、幼児が指を突っ込んで切断してしまうという事故も話題になりました。製造企業がそういう事故を連絡公開していなかったとか、対応せずに商品を売り続けていたかのように言われました。訴えられた社長は「想定の範囲外」というようことを記者会見で言っていました。

本来オフィスで使っていたものが、個人情報の保護という観点から、家庭に入り込んできました。目的はもちろん違います、ファックスやコピー機、パソコンなどとも似ているかもしれません。その際に、家庭用に必要なことは何かということは、もちろん検討されたと思います。省エネ化だとか、小型化だとか、軽量化だとか。そして、安全性……、そこに問題があった、もっと考えるべきだったと、そういう指摘がされているわけですね。当然と言えば当然かもしれません。少なくとも、事故報告が1つ、2つ入った時点で、情報を公開し問題を共有できたならば(こういうご時世ですから、うまく公開すればむしろ企業イメージをあげると思うんですけどね)、後の事故は防げたかもしれません。ま、事故とはそうしたものです。

企業を責めると同時に、親はどうなんだ? という声もぼちぼち出始めています。そんな危ないところに子どもを一人でいかせるなんて何をしていたんだ? コンセントから抜いておいたらよかったんだって。それもそうなんです。

でも、わたしが言いたいのはここからなんです。うまい言い方が思いつきませんが、「常識の落とし穴」みたいのがそこにあったんだと思います。なにか大仰なことを言うようですが、扇風機は扇風機、パソコンはパソコン、そしてシュレッダーはシュレッダーだったってことなんです。

扇風機。幼児が回っている扇風機に近づいたら、誰でも声をかけるでしょう。「あぶない! 指入れたらダメだよ」って。また、同じくオフィスから入ってきたパソコンならば、「ダメ。壊れるから」とたしなめるでしょう。アイロンだって、包丁だってそうする。でも、シュレッダーはそうではなかったんです。なぜでしょうか?

それはシュレッダーがシュレッダーだからにほかなりません。わたしは仕事場でネクタイを一本ダメにしたことがあります。そのときはネクタイが数センチほどシュレッダー巻き込まれて、慌てて停止ボタンを押しました。そのまま停止されないでいたら、あるいはネクタイピンのところでとまったか、ひょっとしたら、わたしが窒息してしまったかもしれません。窒息まではともかく、ネクタイを巻き込まれたくらいの経験って、オフィスでは珍しくないんじゃないでしょうか。にもかかわらず、オフィスでシュレッダーは、常時コンセントにさされ、使いやすい高さに置かれています。それがシュレッダーなんです。

そうしう危険な経験をしたわたしも、家庭のシュレッダーの危険性をしっかり認識し、配置場所や使い方に気をつけているかというと、そうではありません。オフィスと同じように使っています。なぜかというと、それがシュレッダーだからであり、シュレッダーはそうして使うのが常識(であるかのよう)になっているからにほかなりません。

これを考える、わたしはケータイ(携帯電話)のマナーやルールを思います。これも、いわばオフィスから家庭に入ってきたものかもしれません。こちらは、どういう使い方が常識なのか、少しずつ定まりつつありますが、まだまだ定まっているとは言えないでしょう。「運転中のケータイは事故に直結する」とわかっていながら、ルールで禁止されたのは、おそらく何人もの人が事故を起こしてからだったのですね。

企業に対して「もっと早く対策立てていたら」とか、親に「置き場所を考えていたら」「プラグを抜いておいたら」というようなことは、後からだったらいくらでも言えます。たしかにそうで、その指摘も間違ってはいません。

しかし同時に、企業の社長が「想定してなかった」というように、保護者も「想定していなかった」のです。そこには「シュレッダーとはそうしたもの」という、常識の落とし穴があったのです。

シュレッダーに限らず、新しい物が家庭に入るというときに、企業の目やサラリーマンの目でなく、母親の目、子どもの目でそれを見なければいけないのですね。そして、経験と想像力とを総動員して、そいつの置き場所を考えてやらねばなりません。それが、常識の落とし穴におちない最大の方法だと思います。

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