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福島の花火の使用中止に思う~「にっしん夢まつり・夢花火」

2011-09-20-Tue
なんといえばいいのだろう。 



簡単に書くと誤解があるといけないが、ま、記事を要約する形で簡単にまとめておくと、

東日本大震災の被災地復興を応援しようと福島県の花火の打ち上げを予定していた愛知県日進市の花火大会で、放射性物質を心配するクレームを受けて、実行委員会が直前に打ち上げを取りやめていた……というニュースです。

「にっしん夢まつり・夢花火」という名前で、愛知県日進市で18日の夜、約2千発の花火が打ち上げられたわけなのだけれど、福島県川俣町花火80発が打ち上げられる予定だったが、「放射能で汚染された花火を持ち込むな」「花火でまき散らすのか」といった抗議の電話やメールが20件以上寄せられ、急遽愛知県で製造された花火に差し替えられたというのですね。

福島県川俣町は国の放射線許容量を下回っているし、花火は室内で保管されるもので、まったく問題ないとして、東北地方の応援のためということもあり実施する考えだったが、直前の17日午後になって取りやめを決めたそうです。

これ、どういうことなんでしょう。非常に悲しくつらい話です。こういうことあるの何回目ですか? 送り火とか、即売会とか。こんなことを繰り返していては、誰も幸福にならないですよ。応援するつもだった人も、応援してもらえると思っていた人も……。

記事の終わりに名大の先生のコメントが載っています。

<名古屋大大学院の山沢弘実教授(環境放射能)の話>花火の放射性物質を気にして打ち上げを取りやめるのは行きすぎた反応であり、大変残念なことだ。花火は当然、食品とは切り分けて考えなければならない。こうした根拠のない考えや不安は、差別やいじめの構図につながる恐れがある。


……う~む、そうなんですか? 確かにデマという、いいかげんで根拠のない言葉が差別やいじめにつながることはあります。しかし、この場合、根拠を示して黙らせられませんか? 

武田教授のコメントです。

→ 武田邦彦 (中部大学): 日進市の花火・・・どちらが論理的か? 武田邦彦 (中部大学): 日進市の花火・・・どちらが論理的か?

武田教授が言うのはこういうことになりますね。

花火に限らず、きちんと放射線の検査をすればいいだけの話。基準を下回れば安全、基準を超えていれば使わない。その数値があれば主催者も「不安に感じることはない安全だ」と言えるし、抗議をしたお母さんたちも不安だから抗議をしたのであって、数値を出して安全だとわかれば納得するだろう。不安な人が不安だといえないようでは困る。これがもとで逆に抗議した人たちがいじめられては困る。要は、検査して、数値を示して、安全だ納得してやればいいのだと。

確かにそうですね。わたしも同感です。非難や論戦でなく、数値を示すことによって納得してもらえます。論より証拠というやつです。

川俣町は安全な地域で、花火は室内だから安全なはずと言っても、残念ながら、その「安全なはず」というのが信用できない事態になっているのですね。これは東日本大震災後の福島原発事故後の東電や政府の対応が、隠していないといいながら、なんだか信用ならないものだったからなんですね。東電や政府が、大丈夫だとか安全だと言っても、本当に大丈夫? ってことになってしまっているのです。疑心暗鬼になっているのは、あるいは愚かな考えに見えるかもしれませんが、そういう切迫した状況に追い込まれているのは、お気の毒であり、広い意味では被害者だとも言えるんですね。

国内消費に限らず、輸出でもそうなんですよ。花火なんで、同じところに保管してあった一つを抜き出して検査して、その結果を示したら、それで納得を得られると思うのですよ。出来ているのを検査して、元に戻してそれを打ち上げるってのは無理な話なのだから。

論理的に川俣町は安全地域です。そして、花火は室内保管していたものですからそもそも問題はありません。念のために、80発のうちの2発を抽出検査しましたが、数値は●●で全く問題ありません。だから打ち上げます。

と言えたら、こんなことはならなかったのです。川俣町だって、今後堂々と花火を出荷できるわけだし、そうなれば日進市の市民も本当に川俣町を応援することになったわけです。

東北が困っているから応援したい。だから、不安でも黙っていて。みんなでがんばるときに、水をさすようなことを言わないで……というのはやっぱりよくありません。

「応援イベントが抗議のために中止になった」というパターンのニュースはもうこれ以上繰り返してなりません。善意が空回りして、逆に、傷つける結果になってしまっています。結果的に、応援しようと言った側も傷ついてしまっている……、こんなバカバカしい話はない。

こんな繰り返しはやめましょう。

安全性をきちんと数値で示して、安全だからこういう協力ができるのです!

という形の応援イベントにしていこうではありませんか。

川俣町のみなさん。同じ愛知県民としてお詫びします。かえってご迷惑をかけてしまいました。しかし、応援しようとした人たちの善意も汲んであげてください。同時に、不安になって抗議や質問をした人たちの気持ちも、きっとわかっていただけると思います。その人たちだって、見えない放射能に怯えているいるという、広い意味では被害者なんです。どうぞ許してやってください。そうして、数値を示して、安全安心だというものをどんどん増やしていきましょう。どうにもならないところは、国全体でバックアップしていきましょう。


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