David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

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映画:「失恋殺人」~DVDで

2011-09-29-Thu
江戸川乱歩の映像化作品を続けて見ています。今回は「失恋殺人」です。


 → 公式サイト

う~ん。ま、「陰獣」や「屋根裏の散歩者」「人間椅子」などの定番を映画化したのではおもしろくないと思ったのでしょうか、短編小説の「妻に失恋した男」の映画化です。どうなんでしょう。逆にわたしが乱歩の定番作品のイメージが強いせいか、この小説の映画化の意義がわかりません。ラジオドラマかなにかなら、イメージを膨らませることができておもしろいかもしれませんが。なんというか、デビュー10周年を迎える宮地真緒をなんとか脱がせて、ちょっと刺激的な濡れ場を演じさせるための舞台を探したような気がしてなりません。こういう書きた方をするとわかるでしょうけど、正直あんまりおもしろい作品になってないかなと思います。

乱歩の生み出した名探偵明智小五郎には、怪人二十面相との対決で有名な小林少年という相棒がいるのですが、もう一人忘れられないパートナーがいます。「魔術師」事件で知り合った文代夫人です。夫人、つまり、明智小五郎の奥さんです。乱歩は明智小五郎を探偵とした一連の作品の中で探偵に結婚させます。そしてまた、文代夫人を被害者にさえしてしまうのであります。なかなか、おもしろい趣向でもあるのですが、シリーズ化した探偵ものには珍しいパターンじゃないかと思っています。

で、映画「失恋殺人」では、明智小五郎は申し訳程度に登場するだけで、事件解決の中心は文代夫人(星野真理)の調査と推理によるということになっています。ま、一つのスピンオフ的な要素もあって、人気が出れば「明智文代シリーズ」なんてものもおもしろそうな設定ですが、シリーズ化するためには、もう少し重厚な物語が必要なんだろうとと思います。

ま、そういいう軽さを持った作品です。乱歩が一人称で語る小説は、時折思いこみものというか、錯覚ものというか、一人相撲ものといえるようなものがあります。たとえば、デビュー作として有名な「二銭銅貨」もその範疇に入る作品です。「妻に失恋した男」には、妻への恋心の強さゆえ、嫉妬に狂う男の一人相撲的な要素が一つのおもしろみとなっていて、同時にそこを逆に利用した美貌の毒婦を描くというところも着眼点なんでしょうけれど、う~む、ファンの方ごめんなさい、宮地真緒って、どうよって感じでした。なんかイメージ合わないなぁ。単にわたしの好みの問題でしょうか~。

参考:「明智小五郎事件簿」のページ

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映画:「探偵はBARにいる」~劇場で

2011-09-28-Wed
大泉洋主演の「探偵はBARにいる」を見てきました。


→ 公式サイト

例によって、ネタバラシなしで感想書いておきますね。

まず、印象として、時代はケータイなんかも出てきて平成なんですけど、昭和の匂いのする映画って感じです。わたしの実家がある奥三河は、ちょっと前まで「昭和40年代と景色が変わらない」と思っていましたけれど、田舎ってそういう要素がある。保守的というか、新しいものを取り入れるということを先延ばしして、変わらない姿を選んでいるというか。すすき野はおろか、札幌も、北海道も行ったことはありませんが、ひょっしたら地方都市も同じようなことがあるかもしれません。いや、実際はそれは幻想で、風景のアウトラインは変わらないけれど、過疎化したり、シャッターを開けない店ばかりになったりで、内実は寂しいものかもしれませんが。

「探偵BAR」はそんな昭和の匂いを残す映画でした。主人公の「探偵」は大泉洋がやってるんですが、前から思っていたけど、わたしは「たれ目でない欽ちゃん」だなと思っていました。「俺」という一人称で、「コンチネンタル・オプ」以来のハードボイルドの王道を踏襲しているのですが、どこかしらコミカルで、いい味になっています。

相棒の高田役の松田龍平も飄々としていい感じ。比較する必要ないんでしょうけど、松田優作の「探偵物語」とは役がらも演技も違いますけど、作品の路線は同じです。「探偵物語」で日本のハードボイルドを楽しんだ人には興味が持てそうです。わたしは、ショーケンと若き水谷豊が共演した「傷だらけの天使」を思い出しました。

原作は東直己の「ススキ野探偵シリーズ」の第2作「バーにかかってきた電話」だそうです。そもそも、この探偵、事務所も持たず、さりとて携帯電話も持たず、行きつけのBARの電話で仕事を受けるという変わり者、それで仕事になるのかと思うのですが、そこがハードボイルドだったりします。小説読んでませんが、映画見てると、謎ときというか、細部はともかく、たぶんこの人がこうなのではって思い当たります。もちろん、惑わせるような要素もなくはないんですが。しかし、結末はわかりませんので、映画として十分楽しめますよ。もう、続編(第2作)決定だそうです。

TVCMが始まってます~「ベルセルク」36巻&映画化

2011-09-27-Tue
三浦健太郎の人気コミック「ベルセルク」36巻が発売されています。

それでテレビでCMが流れています。コミックの新刊が出るとテレビでCMするって普通のことなんでしょうか。アニメの原作の新刊が出たとかならわかるんですけど……。ま、昼間やゴールデンだと見たことがないのですが、深夜枠だと結構あるものなんでしょう~? 今回の「ベルセルク36巻」には、二つのバージョンがあって、白泉社のページで告知されています。
 → マンガ:「ベルセルク」公式ページ:「COMMERCIAL FILM」のページ

まず、「キス・キス篇」。


もうひとつが、「それどころじゃねぇ!篇」。


どちらもアニメになってるのは、映画化の告知でもあるからです。映画の公式ページにはCMオンエアの記事という告知が出ています。
 →  映画:「ベルセルク」公式ページ:「 「ベルセルク」スペシャルCMが本日よりオンエア!

「フェルメールからのラブレター展」~京都市美術館

2011-09-26-Mon
豊田市美術館の「フェkルメール<地理学者>とオランダフランドル絵画展」(→過去記事:「「フェルメール地理学者」展でなく「オランダ・フランドル絵画」展~豊田市美術館」に続いて、京都まで出かけて、フェルメール見てきました。

台風の影響があったりで、10月16日までの日程を考えると、どうしても23日しか予定がとれませんでした。しかし、これが間違いでした。23日はお彼岸のお中日ということもあったのでしょう、京都への道のりは大渋滞でした。高速道路も京都東インターを降りてからも、そして駐車場も……。そして、なんとか駐車場を探して美術館の前に立った時は3時近くでした。しかも、昼飯抜き~w 救いは台風15号が過ぎた後のさわやかさだけでした。台風の前だったら、さらに暑さも加わっていたことでしょう。
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→ 「フェルメールからのラブレター展」公式ページ

「フェルメールからのラブレター展」と題された今回は、30数点しか確認されていないフェルメールの作品の中か、手紙にちなんだ3作品が展示されます。フェルメールブルーをふんだんに使った「手紙を読む青衣の女」は日本初上陸だそうです。それに合わせて、「手紙」にスポットを当てていくわけです。

現代は携帯電話、電子メールなどが当たり前になり、私信を手紙で送るということは非常に稀になっています。ビジネス用やダイレクトメールとしてはまだ使われていますが、個人間の通信にはほとんrど使いませんね。ところが、フェルメールがいた17世紀はちょうど逆の流れが起きたいたと言えそうです。公的な通知や商業用の書簡が発達するのと併行的に、個人の間でも手紙をやりとりしようという風潮が生まれてきたのです。そこには個人の気持ちや感情ももちろんダイレクトに書かれました。その一つの代表が「ラブレター」ですね。風俗画はさまざまな人々のコミュニケーションのかたちを描き出しています。もちろん、手紙もその中に登場することになるわけなんです。

ただ、会場の中も大変混雑していまして、じっくりと絵を見るという感じにはならなかったのです。人気の絵画展はあんなものなんでしょうけれど、集中力散漫なわたしは絵よりもむしろ、絵を見る人たちがおもしろくなってしまうんで……。困ってしまいますわ。





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