FC2ブログ

David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

Title List

◆Date:2009年11月03日
全記事一覧

映画:「沈まぬ太陽」~劇場で

2009-11-03-Tue
見てきました。「沈まぬ太陽」。見ごたえ十分です。なんでも、四十何年ぶりに途中に休憩の入る映画だとか~。長く感じたか? 全然。はっきりいって、休憩が入る映画の方がいいです! 観劇とかでは普通のことなんですよ。その休憩時間をつかって、落ち着いてトイレにもいけるし、ちょっとしたあらすじの整理もできる。「あそこどういうこと?」「あれすごかったよね」などと情報交換できるので、後半見る意欲にもつながります。

原作は山崎豊子。テレビドラマで有名な「白い巨塔」は有名なんですが、ま、ある意味同じような話でもあります。理想に燃える二人の男がいます。「白い巨塔」でもいたでしょう。腕のいい二人の医師が。今回は航空会社の将来を考える二人の若き社員であり、労働組合の委員長と副委員長だったりします。二人は協力して、よりよき職場を求めます。航空会社の使命そのもの、つまり安全な航空のために、職場環境の整備であり、待遇改善でもあります。しかし、次第に二人の理想は変わってきます。行天副委員長(三浦友和)は社内での出世を考えるようになります。会社の発展は、会社の利益であり、それは自分の利益みたいな考え方ですね。組合時代の「いい会社」「いい仕事」のイメージが変わって言ってしまうのですね。そういう医者財前教授が主人公でしたね、「白い巨塔」では。

「沈まぬ太陽」では、逆で誠実な人柄で、出世どころか報復人事、左遷の連続で冷遇された恩地委員長(渡辺謙)の方が主人公です。「白い巨塔」では医療ミスを隠そうとする大学病院の意向に背いて、正義を貫こうとする里見医師ですね。「白い巨塔」が大学病院を舞台にした医師の出世と医療ミスがモチーフであったのに対して、今回の部隊は航空会社、航空行政、そして航空機事故です。大学病院は数々ありますが、航空会社って日本にいくつもありません。名前こそ「国民航空(NAL)」なんてなってますが、実質国営ともいえる航空会社なんてJALしかありません。それに、全編を貫く航空機事故は、御巣鷹山に第123便ジャンボ機が墜落して、500人を超える死者がでたなんて、もう、1個しかないんですよね。

ですから、いくらフィクションですとエクスキューズを入れられても、誰しも日本航空を連想してしまうのです。だから、日本航空は「名誉毀損のの疑いがある」と警告文を送ったそうです。

2008年12月、角川映画は、2009年秋公開として正式に映画化を発表した。角川ヘラルドに吸収合併された旧・大映の社員が奔走し、映画化にこぎつけたという。2009年2月にイランロケでクランクイン[2]。アフリカなどでの撮影も行われ、日本の空港シーンはタイの空港を利用して撮影した。飛行機のシーンは、日本航空の協力が得られなかったため、CGによって再現した。

『週刊朝日』によると、日本航空は映画化について、「ご遺族の中には映画化を快く思っていない方もいらっしゃる。すべてのご遺族の心情をきちんと汲んで欲しい」と映画化反対のコメントを出している[1]。また、日本航空から角川に対し「名誉毀損の恐れがある」と警告文を2度送っているという[1]。角川は「映画は全くのフィクション」であるとしている[1]。また、本編の最後には、フィクションである旨の但し書きが表示される。しかし、日本航空は自社の社内報の中で「『フィクション』と断っているが、日航や役員・社員を連想させ、日航と個人のイメージを傷つける」「作り話で商業的利益を得ようとする行為は遺族への配慮が欠けている」と再度批判しており、法的な訴えも辞さない姿勢を見せている。
  → Wikipedia:「沈まぬ太陽

折りしも、日本航空の経営再建が問題になっていて、日本航空のイメージは悪化する反面、映画のいい宣伝になってるって感じで、なんか、不思議と言うか、運命的を通り過ぎて、なにやら謀略みたいなものまで妄想しちゃいます~。

映画の感想は、見ごたえばっちりです。

前半は、こんな調子で最後まで行くんだったら、なんかあれだなぁと思うのですが、きちんとクライマックスが用意されていますし、安易な解決もありません。ただただそこにあるのは、リアルな現実に、人がどう考え、どう折り合いをつけて生きるか……ということです。誠実に生きる。責任を持って生きる。逃げずに生きる。あきらめずに生きる。自分らしく生きる……。どういう言い方がいいか、それは人それぞれでしょうが、明日を信じて生きるってこともきっと言ってます。

長いですが、料金は同じです。ぜひ、スクリーンでどうぞ。

スポンサーサイト



HOME