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朝青龍よ、今こそ品格を!~平成21年度初場所を終えて

2009-01-27-Tue
千秋楽の本割で、ちょっと合わないので「待ったかと思った」全勝の朝青龍を、1差で追う白鵬が軽く寄り切って優勝決定戦に。優勝決定戦は、わたしは、唯一白鵬が負けた日馬富士戦が繰り返されたように思いました。受けにいく白鵬に対して、低くもぐるように前褌をとりに行く一気の攻め。朝青龍にも、日馬富士に白鵬の攻略法はわかっているのかもしれません。


場所前引退をささやかれた朝青龍が優勝で復活をアピール、白鵬も本割で勝つが一歩及ばずという展開で、ま、悲喜交々ってことはあるでしょう。ま、朝青龍にとってはできすぎの、白鵬にとってはちょっと悔しい結果だったかもしれません。相変わらず心配な大関陣ということはありますが、三賞を獲った豊真将豪栄道そして三賞は逃しましたが栃煌山が復活してきていて今後の楽しみとなっています。個人的には把瑠都に二桁あげてほしかったですけど。

いろんな見方があるでしょうけれど、強い2横綱の時代というのは、絶対におもしろいと思います。それは国籍がどうということには関係しません。今年はこの二人を中心に、一年間充実した大相撲になってほしいと思います。場所後の放送で稀勢の里戦のダメ押しについてウダウダ言ってる人もいますが、引退がかかっている場所です。そのくらい必死であっても止むを得ないんじゃないでしょうか。余裕があるときならいざ知らず、初日のことですし。それに見てください、まさに崖っぷちから、必死に、必死にもり返したって感じですから。


琴欧洲戦も見てみましょう。この最後の「左ラリアート」の空振りがやり過ぎだとか……。あれは土俵の中ですし、当たってないのですから、とがめるには当たらないと思います。当たったらどうなるかと思うようなすごい空振りですけど……。そのくらい魂を込めないとこの場所は乗り切れませんでした。わかっていらっしゃいますか? こういう相撲をとっていたら、誰も「無気力相撲だ」とか、「八百長だ」とか言われないと思いますよね。朝青龍は「八百長で復活した」などと言われるわけにはいかなかったんです。わたしは、稀勢の里戦や琴欧洲戦で、八百長疑惑も打ち消すことに成功したと思うのですけれどね。



ただ、優勝を決めた後の「土俵上のガッツポーズ(万歳)」がいただけないと、横審でも意見が出たようです。

朝青龍の復活を評価=ガッツポーズに苦言も-横審

 大相撲の横綱審議委員会は26日、東京・両国国技館で定例会合を開き、初場所で復活優勝を遂げた朝青龍を高く評価するとともに、優勝決定戦の後に土俵上で両手を上げてガッツポーズをしたことに批判的な意見が出た。武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は「注意する」と答えたという。
 記者会見した海老沢勝二委員長は「朝青龍はよくやったという意見が出た。今場所は最近にない活況で、全員が危機感を持って土俵を充実させようとした成果だ」と指摘。朝青龍のガッツポーズについては「いろんな意見があると思う。無意識に出たポーズにも見えるが、勉強すべき課題だろう」と語った。そのほかの言動に対する意見は出なかったという。
  → 時事ドットコム:「朝青龍の復活を評価=ガッツポーズに苦言も-横審

わたしも、横審の意見に賛成です。「無意識に出たポーズにも見えるが、勉強すべき課題だろう」。さすがの言葉です。再発防止委員会の外部委員のやくみつるが「成績には脱帽だがここはいけない」と言い、「相撲評論家」でない杉山さんが「90点から95点だが、ここだけはいただけない」と言ったその一点です。わたしも同意見です。自然に出たポーズで、感情に直接訴えかけるものです。今の時代にはこういうことがウケるとわたしは思います。

しかし、もう、そういう朝青龍は卒業していいと思います。我武者羅にやれば強い朝青龍はもうわかっているのです。そういう新生朝青龍を目指してほしいと思います。

ただ、「品格がない」というような抽象的な言葉でいくら言って、異なる文化で育った朝青龍にはなかなかわからないところがあると思います。ガッツポーズをしないことがどうして強い横綱ということになるか。ダメ押しをしない横綱をどうしてみんなが尊敬するか。そこのところをわかりやすく朝青龍に伝えられたら、朝青龍はそうなろうとするかもしれません。ただ、国籍を変更しない限り尊敬されることはないというような差別的な視点があるとしたら、まだまだ朝青龍は戦い続けるかもしれません。

最後に、表彰式のハプニング(?)。麻生総理が例によって読み間違いをしたというお約束でして。なんでも「内閣総理大臣杯(盃または賞?)」というべきところを「杯(盃または賞?)」の字を読み飛ばしたため、内閣総理大臣、朝青龍明徳」となってしまったんだそうです。たぶんこれが、床山さんの伝聞として出てくる「なりたいのは大統領だ」という言葉につながってしまったんだと推測しています。ほんとうにやらずもがなな。


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