David the smart ass

心のダイエット!〜時には辛口メッセージを〜

「転載」と「チェーン」の話〜<日別集計>

2006-12-28-Thu
えっけんさんところで11月くらいからロングラン興行がかかっている「転載シリーズ」も、やっと核心部分に来たと思っていたら、新展開です。ヒール役に徹し、追いつめられていたOYAJIさんが、それじゃぁこいつはどうだと別の類似の転載記事を転載し、消火活動をしてきた阿壇さんの怒りをも買ったという感じなんですね。そもそもは、「ヤフー!ブログの転載機能」を巡る問題だったのですけれどね。
 → えっけん♂:「善意の転載」と「チェーン日記」に絞るよ。
 → さらなる波紋を広げている、OYAJIさんのブログの転載記事
 → Adan Kadan Blog:「ブログより大切なもの-II」

前にOYAJIさんへのうちの記事の応答で書いたのですが、不幸にしてOYAJIさんの場合「偽善」の匂いがしてしまうのです。もしOYAJIさんが、いじめ問題の関係者で、自分の体験を書いたのであれば、少なくとも「偽善」という匂いは薄まるでしょう。そして、今回のタイミングでは、いくら自分自身がぜんそくの苦しさを知っていると言っても、単に、戦術的に使えそうなもの(自身のぜんそく体験に近いという点でも有利なもの)を引き合いに持ち出してきたという感じがしてしまいます。もはや「偽善」でさえなく、非常にたちが悪いと、ま、人間性まで疑われてしまったわけです。

こういうことで、問題を矮小化するのはやめてほしいです。矮小化というのは、OYAJIさんの個人の資質に帰着させてしまうことです。もちろん、そもそもそれが最大の問題点の一つでもあるのですけれど、少なくともそこで終わって欲しくない。やっと、えっけんさんが、核心である「善意の転載とチェーン」という問題に絞り込んだ矢先に、その視点では展望がいだけないのか、「なんで俺だけ? ほかにもやってる人いるじゃん」という、なんとも負け惜しみめいた、かつて、ネズミ取り捕まった人が警官にあくたいをつくような、授業で注意された中学生が、先生にふくれるような、そんな展開にしないでほしいです。

どうしてOYAJIさんだけがという点については、OYAJIさんが実験的にそれをなさっているからだとわたしは思います。そして、実験的とご自身が認められるのであれば、そうして起きた反応(いい反響だけでなく批判を含めて)をまさしく実験の結果の一つであると、まともに受け止めてふりかえって欲しいのです。

そして、正々堂々と「なぜ、チェーンは悪なのか?」というのと、「チェーンにならない転載ならばいいのか?」という2点で論を展開して欲しいと思っていました。

ところで長くなりますが、わたしの立場は、今のところ、基本的には「転載機能には反対」です。ヤフーにお勧めしたいのは、もし保持するなら「非公開限定転載」もしくは「転載元からのみ転載可」というところです。「転載元からの転載可」は、「チェーンだ」という批判に対しては有効です。これはたしかに複製記事が増幅しますが、連鎖状に増幅するのではなくて、放射状ですからチェーンではありません。その点に対する、ご意見があれば、それはそれでうかがいたいものです。

それから、自ら「消火活動」をなさりながら、かってに爆発していらっしゃる麻生さんにもどうしても一言言いたいです。勝手に消火活動、勝手に爆発って、やめてください(笑)。それはちょっとひどい。やめるんなら静かに自分だけやめて、怒るなら冷静に怒って下さいよ〜ほんとうに。「消火活動」もしくは「非公開コメントなどでの演出的活動」は、わたしは迷惑だと思います。特に、どこかで「わたしは黒字だからいまのうちにやめたい(という意味かどうかはわからないけど、そんなふうに読めるくだりがあった)」みたいな言葉があったときには、ちょっと自己中心的ではないかもと、いささか呆れました。

もとよりわたしは、それまで特にOYAJIさんに攻撃的だったことはなく、むしろ「理解者」だとさえ思っていただいたようですらあるのに、なんでわたしに「消火活動」かよと思いました、ま、わたしもだから静かにしているつもりも全くありませんでしたけれど(笑)。ま、ただ、こんなことを見境なく関係者のブログに書いて回ってるとしたら、一種のテロというか工作活動だと思いましたよ(笑)。

さて、長くなりますが、ヤフーブログがどうなってもいいし、OYAJIさんがどうなっても知ったこっちゃないのですが、なんだろ、OYAJIさんほどの力がおありなら、もう少し手法を変えればいいガイドになれるのに残念だとは思っていました。だから、OYAJIさんにとって大切なのは、えっけんさん(ところぐらいしかわたしは満足に読んでませんけど)やその他の方たちとのやりとりを通して、こんなに反対を受けているのはなぜなのか? どの点なのか?ということをよく考え、分析するべきだと思うのですね。考えを深めるための反論や疑問だったらどんどん述べたらいいんですが、なんだろ、強がりとか強引な手法での展開は、賛成できません。

今回の「善意の転載問題」の反省点とが今回の体験を通してして、OYAJIさんのブログが、ヤフーブログでの反面教師的ブログに終わるのでなく、いいガイドとなることを、わたしは願っています。

で、このまま、不毛に終わってしまうのは、ほんとうにもったいないので、もし状況が許すのであれば、以下のような点に話が及んでもらうと、わたしとしてはありがたいと思っています。

「一般論」で
 ・チェーン(テキスト・日記)は絶対悪なのか、迷惑行為なのか?
 ・絶対悪とすれば、その根拠はなにか?
 ・迷惑行為とすれば、誰に対する迷惑行為なのか?
 ・それは技術革新がなされても、依然として迷惑行為であり続けるのか?
 ・その迷惑行為と「善意」とを比べて、善意が勝つという事例はありえないのか?(リアルでいう公共の福祉と私権みたいな感じで)
と、ま、そんなところです。

「自分で調べろバカ」ではなくて、こうしてみなさんが話していらっしゃるのだから、OYAJIさんの意見を交えながらなんとかならないかなっ、まだ、期待してるんですけどね。

いつもの主要ブログアクティブユーザー数の比較グラフは追記で。

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映画:「あさき夢みし」〜DVDで

2006-12-28-Thu
実相寺昭雄監督が亡くなったときに見つけて借りてきた作品です。マンガ家の大和和紀に源氏物語のマンガ化で同タイトルの有名な作品がありますが、全く関係がありません

なのに、同名というだけでAmazonへのリンクを貼りつけてしまうわけですが、一応説明しておきますと、大和和紀の「あさきゆめみし」は源氏物語のマンガ化ですので、舞台は宮中であるものの、そもそも作品では「いづれの御時にか……」と時代的なことは名言はされていませんが、書かれた時代とほぼ同時代と見るならば、10〜11世紀ということになりましょう。まさに、清少納言や紫式部といった平安女流文学が開花した、優雅で美しい時代と言えばいいでしょう。源氏物語や枕草子と並んで、古今集の時代なのですね。
あさきゆめみし 美麗ケース入り 全7巻文庫セット
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5 復刻の愛蔵版が、高く評価されて、感動よ再び。
5 1000年前の物語・・・
5 読まなきゃ!源氏物語。

一方、今回の中心である「あさき夢みし」は、Amazonの解説を読むと、13世紀の宮中という設定になっています。「1192作ろう鎌倉幕府」(「いいはこ」というのも最近あるようです)ということばがあるように、12世紀末に平安時代は終わり、13世紀はもう鎌倉時代なんですね。歴史の教科書でも、鎌倉幕府だの北条政子だ、あるいは、後鳥羽院だの、日蓮などが出てきます。つまり、華やかなりし貴族社会は凋落傾向にあり、台頭する武士たちに利権をしだいに浸食され、苦悩する民衆たちを救済すべく新宗教が興ったということなのですね。

そうした13世紀の、勢いを失った貴族社会。華やかな平安時代をふりかえりながら、昔はよかった、すばらしかったと嘆きながら、依然として権力にしがみつき、愛欲と因習とプライドの中でもがき苦しむ貴族たちを描いたのが、「あさき夢みし」ということになるのだと思うのですが、ちょっと、わかりにくいです。その実験的な陰影の美しさというか、映像や音響効果でイメージは伝わるのですが、もう少し人間関係を説明的に語ってくれるシーンがないと、ちょっとわたしのような人間には楽しむところまではいきません。

あさき夢みし
あさき夢みし
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5 素晴らしい明暗のコントラスト
5 宮廷から修行へ。元寇のときの精神世界の陰と陽。


キャストは贅沢な感じです。今ではもう大物になった俳優がたくさん出ています。詩人の大岡信が脚本というのが、なんとなく妙になっとくしたりします。映像的や音響的な効果で幻想的なムードを演出している一方で、散文的な説明が不足していると感じさせる点など、ああ、詩人に本を書かせるとこうなっちゃうんだよねってところで納得したくなります(別に批判じゃなくて)。ちょっと文学的に言えば、新古今集の幽玄や余情妖艶の世界を映像化したってことになってくるんでしょうか。

蛇足ですが、両作品のタイトルは「いろは歌」の末尾のフレーズ「あさきゆめみし ゑひもせす」から来ていると思うのですが、どちらの作品も「いろは歌」の「あさきゆめみじ(はかない夢は見まい)」ではなくて、「あさきゆめみし(はかない夢を見た)」という意味で使っているように思われてなりません。これも批判じゃなくて。
 → 「いろは歌はどんなことを歌っているか?」のページ


古今集・新古今集
古今集・新古今集
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5 気楽に読めます
4 毎日の生活で忘れたもの


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映画:「姑獲鳥の夏」〜DVDで

2006-12-27-Wed
昭和20年代末の東京という設定のようなんですね。わたしは、このころの匂いがけっこう好きですね。ま、学生時代は大正ロマンチシズムが好きなどと、わけのわからない言葉を言っていたのですけど(笑)京極夏彦の名前はもうずいぶん前から知っていたのですが、実は一度も読んだことありません。これでも、むかしは推理小説大好きで、京極夏彦の世界なんて、おそらく若い頃のわたしだったら飛びつきたくなるような設定だと思うんですけどね。人の好みは変わるものです。
姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション
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1 やっぱり映像化不可能だった
3 実相寺マニアのみ楽しめる
1 姑獲目の夏、日本の夏

実相寺昭雄が亡くなって、「ウルトラマン」と一緒に借りてきたのは、やっぱりどこかで気にしたいた作家だったからでもあるのでしょう。

タイトルにある「姑獲鳥」というのは妖怪なんですね。映画の中で説明されるのですが、本来は「産女」などと書いて、お産で死んだ女の霊が化けたえ妖怪ということになっているようです。下半身が血まみれだと。そして、その産女は、夕方、道ばたや川辺に現れて、通行人に赤子を抱いてくれと頼むそうです。
 参考:記憶の森〜昔が原「産女の礼物」

このページにも書かれていますが、中国の「姑獲鳥(こかくちょう)」と結びついて、「姑獲鳥(うぶめどり)」と呼ばれるようにもなり、は、姑獲鳥は青白い炎に包まれて空を飛ぶ鳥の妖怪で、地上に降り産女になるんだそうです。そういう妖怪の背後にある、母子の問題というか、不妊の問題というか、中絶の問題とぴいうか、ま、子どもを失う問題が、この作品にの根底に流れているのですね。

ストーリーは昭和20年代末の東京の大病院です。この病院の全体図が画面に映るときに、なんとなく崩壊を予感させるのですが、その病院で、生まれて間もない赤ん坊が次々と行方不明になるという怪事件が起きます。「子どもを帰せ」という争議が置きかねない状況です。あるいは、妊娠20か月になろうというのにまだ出産しない院長の娘の噂とか、そして、その夫である婿養子の医者が突然の失踪とか、あるいは、関係があるのかどうか、元看護婦の変死とか、おどろおどろしいような、怪しい謎があふれています(こういうおどろおどろしさってのは、ま、実相寺なんでしょうか。怪奇性にはよくても、ミステリーにはちょっと向かないかも〜)。

そして、その婿養子の行方を捜して欲しい、病院の娘の涼子(原田知世)が探偵事務所を尋ねることになるのですね。事件の謎に挑むのは、古本屋であり陰陽師である京極堂(堤真一)と小説家の関口(永瀬正敏)、そして私立探偵の榎木津(阿部寛)の凸凹トリオです。

ところで、ちょっと気になるところに、京極堂が関口に「偽善者ぶるな」っていうところがあります。え? 偽善者ぶる? それはおかしいでしょう。「善人ぶる」ことを「偽善者」っていうわけだから、「偽善者ぶる」っていうのは、「あえて偽善者のふりをする」ってことになっちゃいますよ。いちおうそういう使い方が全くないということはないんだろうけれど、どうなんだろ。

あと、「他人事」のことを「たにんごと」と読んでいたのもちょっと気になって、なんだかアレ。

・原田知世がかわいいなぁ。ニヤニヤしたくなるくらい〜。



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きょう(BlogPet)

2006-12-26-Tue
きょう、死去したかも。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ピーター」が書きました。

ブロガーの6タイプ〜<週別集計>

2006-12-25-Mon
野村総研(NRI)がブロガーを6タイプに分けられると発表したそうです。
 → iza:「「情報発信」「熱烈読者」…ブロガーの6タイプ」(12/21)

記事によると、野村総研(http://www.nri.co.jp/)ではブロガーの行動を
 (1)ブログを更新する
 (2)他人のブログを閲覧する
 (3)他人のブログの記事にコメントを書く・トラックバックを張る
という3つの観点から分析し、それぞれの行動傾向(頻度など)から分類したそうです。でもって、国内に約1000万人いると言われるブロガーを、各タイプ別に推計したようです。で、勝手に数字を借りてグラフにしました(推計は野村総研、グラフ化はわたしです)。
blog6t.gif

野村総研のタイプ別解説を引用します。

アルファブロガー−−3要素とも頻度が高い。Webによる情報の収集発信・コミュニケーションを非常に重視(71万人)

情報発信ブロガー−−更新と閲覧が高頻度。ブログを純粋に情報発信のツールに位置付けている(97万人)

自己完結ブロガー−−更新が高頻度。日記として、情報蓄積ツールとしてブログを活用(53万人)

情報探求ブロガー−−閲覧とコメント・トラックバックが高頻度。意志決定の際にWeb上の情報を探し、コメントも書き込んで情報の真偽性を問うタイプ(40万人)

熱烈読者ブロガー−−閲覧が高頻度。ブログを情報メディアとして重視しているが、ブログの各機能は使いこなせていない(258万人)

駆け出しブロガー−−3要素とも頻度が低い。一般的なネットユーザーであり、ライトユーザーが多いが、熱烈読者になる可能性も(481万人)


わたしはどうかな、自己完結的で、情報探求的だと勝手に思ってるんだけど、このタイプ別だとアルファータイプですかね。

で、一番多いのが「駆け出しブロガー」なんですね。ブログも「初心者」をターゲットにするとアクセスが伸びるし、ランキングなんかもあがるんでしょうね。そのうち何名かがコメントしてくれるようになると、ま、一見賑やかで、楽しげなブログができあがるということでしょうかね。ブロガー的に見ると。

「駆け出しブロガー」がステージアップしていくわけなんですが、「アルファブロガー」が一番ハイレベルとうことではないと思うんですが、ただそこには、ちょっとしたノウハウというか、スキルというか、一つの技術が必要なんですね。

ブログの世界ににはさまざまな経験や視点をお持ちの人たちがいるわけですから、なんというか、そうした人たちと交流し、大げさに言うと自己を高めるというか、磨くというか、欠点を補っていくというか、そうした視線も大切なのではないかと思います。

時には、不本意な意見交換や、自分を否定するような意見もあろうとは思うのですが、やはりそこでは、広い視野と長期的な展望とを持って過たないようにしたいです。また、誰にでも知らないことはあるし、誤りはあるのですから、それを強弁したり、いつまでも言い訳をしては傷が深まるばかりです。授業料と思って潔く改めた方が、結果的には信頼を得るというものです(ま、ルールとかマナーとかいう以前の、ネット心得かな)。

閑話休題。記事によると、こうしたタイプわけの背景には、ブロガーを消費者とういか、市場として考える手がかりにしたいということのようなんです。(予測では今後ブログ・SNS市場は高成長が続き、2011年度に1706億円で2006年度の7.6倍に成長するという)

どういう形で付加価値をつけて、ブロガーから金をとろうというのか、それはそれで見物ですわ。「有料コース」「有料スペース」「ドメイン機能」「アバターやツール」今のところはそんなところですかね。なかなかそれで直接ブロガーからサービス側が収益をあげるということは難しそうで、無料でユーザーを集めておいて、その集客力で「購入活動のきっかけ作り」とか「宣伝の機会拡大」という方向でビジネスするということなんでしょうか。

ま、何型に分類されようと、結果ブログがどうなろうと、ま、大きくは関係ないですけどね。わたしはわたしで泳いでいくし、便利なものがあれば使うし〜ってくらいですから。

じゃ、<週別集計>は追記に。

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【追悼】実相寺昭雄〜「ウルトラマン」を見る

2006-12-25-Mon
先日実相寺昭雄が亡くなった時(→iza:「ウルトラマン、帝都物語…監督の実相寺昭雄氏が死去」)に、「ウルトラマン」のDVDと合わせて何作か実相寺監督作品を借りてきて見たのだけれど、なかなか記事にできなかった。

もちろん「ウルトラマン」の全巻を借りることはなくて、レンタル屋でケースを裏返して「実相寺昭雄」の名前のあるものを借りた。本当はシーボースの出ている『怪獣墓場』の回が借りたかったのだけれど、生憎の「貸し出し中」で、ジャミラの出てくる『故郷は地球』の回にした。

いずれも「怪獣」ものにしては独特の作品で、シーボースは地球人の宇宙開発の一つのアクシデントから、宇宙にある怪獣墓場から、不本意ながら地球に連れてこられた被害者であった。シーボースの主張は「責任を持って故郷の宇宙の怪獣墓場に帰して欲しい」という当たり前のことを言っているに過ぎないわけだ。ところが、そういう主張をしても、人類から見れば、恐ろしい怪獣が地球に来て暴れている。ロケット基地を破壊しているに過ぎないわけだ。

また、ジャミラの設定も当時としては変わっていて、ジャミラは元々地球人の宇宙飛行士なのだ。宇宙での不幸な事故によってある星にたどりつき、いわば突然変異的に怪獣ジャミラに変身してしまった。なんと、それを地球サイドは隠していたのだ。宇宙飛行に失敗はあってはならないということで隠ぺいしていた。ところが、ジャミラが地球に怪獣の姿で帰ってきてしまったので、科特隊には、「真相を公開しないで怪獣として葬れ」という命令が出されてしまうという話なのである。いくら地球を救うのが使命と言っても、同じ仲間が姿を変えてやっとの思いで生還してきたのに殺してしまうなんて……。科特隊は悩みながら命令を遂行するという、ま、そんな設定になっている。

いずれにしても、子供だましの勧善懲悪だけでは割り切れない、そんなストーリーなのだ。そして、その監督が実相寺昭雄だった。ちょっとわかりにくいが、「ウルトラマン」は全編を同じ監督がとっているわけではなくて、回によって監督が変わるのだ。そして、実相寺昭雄独特のアングルと役者などをドアップで撮る手法は、やはり「ウルトラマン」でも生きている。

ウルトラマン コレクターズBOX
ハピネット・ピクチャーズ (2005/04/29)
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おすすめ度の平均: 3.5
3 げげ、不良品混入
5 余談になりますが
5 今でも見れるウルトラマン

  →「実相寺昭雄監督の仕事」のページ

・実相寺監督のご冥福をお祈りします。

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