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David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

冬のコミケの「猫かな」本に童話風ショートショートを寄稿

2011-12-06-Tue
正かなづかいの同人誌を出したメンバーが次の同人誌を出す企画が進んでいて、twitterのTLに原稿募集が流れたので、さっそくわたしも手を上げて、寄稿させてもらうこととなりました。

企画のskype会議に参加していないので細かい経緯は知りませんけれど、テーマは「猫」。猫について正かなづかいで薄くていいから一冊できないか~みたいな冗談とも、思いつきとも言えるつぶやきに対して、すぐに寄稿者が集まって、後戻りできないところに来てしまったという、まさに、瓢箪から駒ならぬ瓢箪から猫のような話らしいのです。こういうおもしろい流れには乗らないといけないのは、ま、昔も今も、ネットもリアルも変わりません。そんなら一つ書きますってことで手を上げたということです。ま、大げさに言えば書き下ろしなんですが、ショートショートですので、大作でもなんでもありません。ネタも新鮮さに欠けるし、童話的な感じがしますけれど、ま、ノスタルジーを感じることができる方がいらしたら、嬉しいですね。ついでに書くと、猫の話は過去に書いてまして、そいつは怪談というか、ホラー小説風なので今回は相応しくないと、遠慮させていただきました。なんせ、「猫は絶対正義」だそうですから。

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→ 「猫と正かなづかひの同人誌」の案内ページ
※発刊の経緯も書かれています。 

というわけで、締め切りも過ぎ、わたしの原稿も野嵜さんの丹念なチェック(主に仮名遣いの面でのチェック)を受け、すでに、編集の野嵜さんが着々と制作作業にかかっているところです。というわけで、前宣伝としてこの記事を書いています。

今回は冬のコミケで、前の「正かなづかひ 理論と實踐 創刊号」と並べて売るという計画のようです。この創刊号も、その後も売れ行きが好調のようでして、第2刷りを決定したとか。第2刷りはカバーなしですが、誤字誤表記などの一部表現を訂正していたものとなるそうです(聞きかじりですけど)。
→ 12月の冬コミ(コミックマーケット81)の案内ページ

また、「正かなづかひ 理論と實踐 第2号」の企画の記事もはなごよみ公式ブログに掲載されています。

→ はなごよみ公式ブログ:「正かな同人誌第二号のテーマは「正義と宗教」

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萩原朔太郎の「死なない蛸」を読み返してみる。

2011-04-19-Tue
こんな話を見つけました。

ニュージーランドで猟奇的な事件があった。

28歳の男性が自分の指を切り落とし、野菜と共に調理し、食べた。
カンニバリズム(人間が人間の肉を食べる行為)は宗教的背景も含め歴史的には様々な事件があるのだろうが、自己カンニバリズムと呼ぶべきケースは稀少で、世界でもこれまでに8件しかレポートされていない。
 → Platinum Telescope:「【猟奇的】 自分の指を切断して食べたうつ病男性」(2011/04/19)

ちと生々しくなるでしょうか、こんな内容です。

行為に至る前、男は深刻な不眠症に陥り、自殺観念や指を切り落とす行為について数日間考えをめぐらせていたようだ。この観念から逃げ出す為、最終的に彼は電動ノコギリの刃で指を切り落とし、野菜と共に調理してその肉を食した。
 → 同記事


こういうことって、人間でもあるのですね。いや、ヒトは最も雑食な生命体なので、ま、あるとしたらヒトが一番ありそうなんですが、ま、記事によるとこれまでに8件の報告があるようです。このご時勢、自傷、自殺は恐ろしいほどの数がありますが、さすがに調理して食べるというのは、想像を絶するエネルギーが必要でしょう。恐ろしいです。

「人間でもあるのですね」と書いたのは、わたしが、蛸は飢えると自分の足を食すると聞いたことがあったからです。いつどこで聞いたのか忘れたのですが、高校時代に読んだ、萩原朔太郎の詩で知ったのかもしれません。けっこう知られた話らしいんで、それ以前から知っていたのかもしれませんが……。朔太郎は、おそらく今でもわたしの精神に巣食っている、我が青春の作家の一人です。

朔太郎の「死なない蛸」はこんな詩です。
 → 「死なない蛸」(http://nsss.tumblr.com/post/592972569)
 → 「死なない蛸」のとってもいい朗読のあるページ(「しゃべりたいむ」)

旧字旧仮名が読みにくい方のために、 
 → ヤフー!知恵袋:「萩原朔太郎の死なない蛸の解説をしていたたけないでしょうか?」

今日は、ちょっと、朔太郎の「蛸」を読んでみます。

無題4

2010-01-08-Fri

 温(ぬく)き日の縁側がいいと朗らかでしわがれた声ケータイで聞く


無題3

2010-01-07-Thu
 思い通りにならぬ身体に疲れ寝る父を抱き上げクルマに乗せる




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