FC2ブログ

David the smart ass

心のダイエット!~時には辛口メッセージを~

ドラマ:「白夜行<完全版>」~DVD

2008-09-20-Sat
東野圭吾の同名小説が原作のTBSドラマ化です。主演は山田孝之と綾瀬はるか。

白夜行 完全版 DVD-BOX
白夜行 完全版 DVD-BOX
posted with amazlet at 08.09.20
TCエンタテインメント (2006-06-23)
売り上げランキング: 2210
おすすめ度の平均: 4.5
5 苦しかった
5 原作に劣らない出来!!
3 東野圭吾の『白夜行』ではない。が、つまらなくもない。
5 最高!!!
5 美しい絆

 → TBSの公式ページ(あらすじもあります)

原作を読んでないし、TV放送も見ていないので、「完全版」となっているこのDVDとそれぞれとの違いが違いがわかりませんが、DVDはすごくいいです。いいと言っても、スッキリするだとか、幸福感が満ちてくるとかそういうことはありません。もう、泣きそうというか、何度か泣きますね。その言葉だけで終わらせたらいけないのでしょうが、宿命というか、運命というか……。「一つウソをついたら次々にウソを重ねていかなければならない」という人生を、ま、幼い二人は、ずっとその後も歩いていくのです。

これが設定なのだから、書いてもいいと思うのですが、でも、知らずに見たほうがきっといいと思うので、まだ見ぬ人のために、わたしはほとんどそれを知らずに見て、そしてそこが衝撃的だったからでもあります。それは、なぜ二人が秘密を持たねばならなかったということです。わたしはそれをあえて書きません。

子どもにはそれぞれ秘密があるものです。子どもでなくても。たぶん、それは誰にでもあるのでしょう。そして多くの人は大人になる過程でそんなささいな秘密を忘れてしまうことも少なくないでしょう。人によっては、毎日のほとんどはそれを忘れて過ごしていて、あるときふっとその秘密がある感情とともに思い出される……。案外そういうことが多いものかもしれません。別に子ども秘密に限らなくても、大人になってからのものでも同じかもしれないのですけれど……。

子どもの秘密で話をすすめます。子どもにとっては重大な秘密に思われることでも、大人から見ればたわいもないこともあります。たとえば、お母さんの口紅を黙ってぬってしまうとか、お父さんのエッチな本をちょっと盗み見てしまうとか……。それは、いたずらであって、大人から見たらたいしたことでなくても、子どもにとっては大きな秘密かもしれません。でも、それは成長の過程で忘れられる、むしろそのことに気付いた親が後ろからそっと見守ってくれていたら、むしろ消えてしまうようなささいなことかもしれません。

大人から見ても、子どもから見ても、誰が見たってほんとうに大きなことを秘密にすることだってあるのですね。たとえば、線路に石を置いて遊んでしまったら、電車が脱線してしまうとか……。火遊びしてたら、物置が燃えてしまったとか……。もう、新聞などにも載ってしまってそのことの恐ろしさを思い知らされ、もう忘れようにも忘れられない大きな秘密になってしまうかもしれません。そして、この話の二人の秘密は殺人だったのですね。それも、親殺し……。

殺すのはもちろん悪いことです。親だからいいとか、他人ならまだましとか、そういうことはありません。殺人は殺人であり、法律的にも最も重い罪となることは違いありませんけれど、子どもが親を殺すということは、赤の他人の命を奪うよりも、少なくともその実情は複雑であり、深刻であり、加害者である子どもの心境から言えば、親殺しの非常に重い傷が残るのと同時に、そうせざるを得なかった、そこまで追い詰められたという、深刻というか過酷な、切迫した、それはよくよくの事情が、他人を殺めることよりももっとやむにやまれぬ何かがあることが多いはずなのですね。

それを秘密にすることによって、それまでの過酷な事情や、親殺しの苦悩、露見を恐れる恐怖などをすべてすべて自分の胸の中に収めて生き続けなければならないわけです。それはまさに、明るい太陽の下でも晴れ晴れしい気分になれない、穏やかな夜でも安眠ができない、まさに、昼らしい昼でもない、夜らしい夜でもない……、白夜を進んでいくようなものなのですね。それがタイトルになっています。

白夜行 (集英社文庫)
白夜行 (集英社文庫)
posted with amazlet at 08.09.21
東野 圭吾
集英社
売り上げランキング: 485
おすすめ度の平均: 4.5
5 初体験でした
2 つまらん。無駄に長い。
5 彼も利用さた?
5 分かる気がする
5 大阪を象徴する一冊

それが一人でなく、男女二人であったことが、この話のおもしろく、また、つらいところなのです。二人は親殺しの秘密を共有できるのです。秘密の共有……、その秘密が一人では耐え難いほど大きく思いものでも、どうしても守りたい人のためにそれを隠さねばならないという力が働けば、それはとても気持ちを楽にしてくれるでしょう。弱さを克服しやすくなるのです……。でもさらにそこには陥穽があるかもしれないのです。

それまで誰にも振り返られなかった自分のようなもののために、誰かが命がけで助けてくれたというようなできごとが起きたりします。そして、それが、自分と同じように、親のことが原因で激しく悩み、苦悩し、追い詰められていたという共感を持つ者であったとしたなら。もう、わたしは、そういう「同病相哀れむ」みたいな、宿命的な同士を一人見つけることができたら、もう、一生の喜びですよね。まさにソウルメイト。自分の心の中の核となる部分、それはむしろ誰にも伝えられないような深刻な秘密と、それからくる悲しみ、苦悩を、期せずして共有してくれる友達というのは、非常に得がたいかもしれません。

ただ、そういうい相手と出会ったとき、果たして生涯その人と、その傷を互いに舐めるようにして生きていかれるものでしょうか。お互いその苦悩の秘密を他の誰にも打ち明けられずに、その二人でしか共有できないとしたら、それは、そういう人物が見つからないよりもひょっとしたら救われることもあるかもしれません。ただ、同時に、逆にむしろ自分だけなら、その暗がりからさっと抜け出すチャンスも手に入りやすいかもしれないのに、二人それぞれがほどほどに楽しく、安らかになるというのはむしろ難しいということもあるのかもしれません。そう、例は卑近ですが、たとえば独身女性の非婚連盟みたいに、お互いに先に結婚しない友だちみたいな友情を持っていると、友情を守ろうとすればするほど、せっかくの結婚のチャンスをどんどん取り逃がしていくような……。

山田孝之と綾瀬はるかがそうなんですね。その親殺しさえなかったなら、お互いとっても素敵な友だちであり、恋人であるはずなんですが、親殺しの秘密を共有してしまったがゆえに、嘘で嘘を固め、お互い裏切らないことを強く信じ、求め、そして、裏切れないわけなんです。

ドラマの中では、逃げ続ける限り真に心の平穏は訪れない、二人が望んでいるような、昼間の明るいお天とうさんの下が歩けるようなときはこないのですね。秘密の露見をおそれ、破綻をおそれ、そして何より誰にもいえない、心の奥底の最も暗い部分でのつながりを持つ相手を失うことを恐れるわけです(しかし、これはストーリー展開で、いろいろ変化をします。時に、相手の裏切りに対して疑心暗鬼になることもあれば、逆に、下手を売って露見するのではないかという意味で相手が信用できなくなることもあります。また、利害が一致して協力することもあれば、相手からの一方的な依頼に、内心反対、気が進まなくてものらなければならないというような状況で、話は展開していきます。そういう意味では、ピカレスク・ロマン的な匂いも帯びています。見るものは、時に、この二人の犯罪者に共感し、犯罪がうまくいき、そして二人が一応の幸福になれることをどこかで願うことになったりもします。

また、執拗に追う刑事(武田鉄也)も登場します。どうしてそこまでできるのかというような執念で、二人の事件の真相をずっと追い続けます。ドラマを二人に肩入れして見るときには、この刑事は実は憎まれ役で敵役なのです。ただ、そうとばかりも言えない側面もあるのです。誰にも知られない事件の真相やその背景までも、この刑事は、自らの足と汗とで、かなり的確にとらえるようになります。二人しかしらない秘密を、赤の他人というか、むしろ敵役の刑事が捜査の結果知ってしまう……。自分が地獄まで人知れずもって行こうと思っていた秘密。その苦悩、苦しみや辛さを、犯罪捜査の刑事とは言え、知り、理解してくれるわけです。犯行の真の動機、犯行にいたらざるを得なかった心情を理解してくれるということは、それはある意味共感してくれることでありましょう。

それは犯人にとっては都合がいいことではもちろんないのですが、犯人の深層心理的には、苦しみから幾分救われる喜びであったと思うわけです。そういう意味では、いくらかは幸福であったというようなことも言えるかもしれません。それは感謝の気持ちにも似た感情を生むものかもしれません。ドラマではそこもうまく描けていて、同様の喜びを感じることができます。

通り魔殺人をしてしまったような連中には、いっぺんみてもらいたい作品です。

DVD6枚です。1枚に45分のドラマが2話ずつ収録されている形になります(第1巻だけが、1話で90分です。あとは2話ずつ、全11話で合計480分くらいとなります。

とってもおもしろいです。あと、柴咲コウのエンディングいいです。Youtube貼ります。



影
posted with amazlet at 08.09.21
柴咲コウ
ユニバーサルJ (2006-02-15)
売り上げランキング: 61792
おすすめ度の平均: 4.5
4 壮大 しかし切ない
5 白夜行の主題歌!!
5 ドラマとシンクロ?
5 TBSドラマ「白夜行」主題歌。
5 よく聴くほどに聴き応えのある一曲




ブログランキング・にほんブログ村へ
スポンサーサイト



観劇:「天国までの百マイル」~劇団文化座公演

2008-01-20-Sun
観劇の市民サークルに入っています。今回の公演は文化座の「天国までの百マイル」でした。
tengoku.jpg

 → 劇団文化座のページ

最初、舞台の中央には椅子とベッドがあって、ベッドの上で老婆が「真っ暗だわ、もう死ぬのかしら」などと言います。椅子の上の若者は「トンネルに入っただけさ、大丈夫。出口のないトンネルはない」と言っています。それがお芝居にはよくある作りで、ワゴン車を運転する息子と、その後部座席をベッドのように改造し、その上に重病の老母が寝ているのだということが理解されるのに、しばらく時間がかかります。それがわかるまで、観客は我慢をして、また、観察力と洞察力をはたらかせて、登場人物の関係や境遇、そして舞台設定や時代的背景をさぐらねばなりません。もちろん、このときの洞察が違っていたりすることもあるのですが、ま、それはそれでおもしろいのです。

息子の安男はバブル経済華やかなりし頃は、経営する不動産会社は順調でしたが、バブルの崩壊とともに自己破産し、会社も金も家族(妻子)までも失うことになるのです。

何もかも失い挫折の人生を送る安男は、母親が重度の心臓病で入院したことを知ります。安男には人生の成功者とも言える兄が二人と同じく成功して順調か家庭生活を営んでいる姉の3人の兄弟がいます。しかし、いざ、母の病気が難しい状態にあるというと、理屈や金の尊徳、時間的手間などのことばかり言って、母親の心から向かい合おうとしません。

そんな兄たちの姿に怒りさえ抱く安男は、天才的な心臓外科医がいるといわれるサンマルコ病院への転院をめざし、約160キロ(約百マイル)もの道を、自ら病人が乗りやすいように改造したオンボロのワゴン車で搬送することになるのです。

冒頭の場面は、そうした老母を搬送中の安男がハンドルを握っているシーンなのですね。母と安男の口からは、回想的さまざまなできごとが語られ、舞台の上ではその回想シーンがたくみに展開されます。安男が現在、羽振りのよかった頃に通っていたキャバレーの女マリ(佐々木愛)に世話になっていることだとか、母の入院に際して兄や姉たちが口先ばかりで、なかなか親身にならなかった姿だとか、主治医がどんなに丁寧で誠実であっただとか……。そうして二人は次第に相手への思いを確かにするとともに、困難に打ち勝つ勇気を持つようになっていくのです。

一言で言うと、そうした「愛と勇気と再生の話」で、しみじみとした情感が伝わっるいいお芝居でした。大竹しのぶ主演で映画かされ好評だったようですので、今度機会があったらぜひ見てみたいと思います
天国までの百マイル
天国までの百マイル
posted with amazlet on 08.01.20
日活 (2001/04/27)
売り上げランキング: 34374
おすすめ度の平均: 4.0
5 おすすめです!
4 心が軽くなりました。
4 大竹しのぶの演技を鑑賞する映画


原作は浅田次郎です。いいですよね。



ブログランキング・にほんブログ村へ

映画:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」~新劇場で

2007-09-07-Fri
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版;序」を見てきました。「新劇場版」ということなんで、ほんじゃ新劇場で見たろまい(なぜか名古屋弁「見てやろうじゃないか~」)ということで、この間できたばかりの(といっても7月のことですけど)シネプレックス岡崎に出かけけて見てきました。シネプレックス岡崎は隣接のショッピングセンターなどが未完成で、道路にそれらしき案内板は立っていないわ、カーナビ(au助手席ナビ)には名前入れても出てこないわで、もう、羽根町や小豆坂あたりをクルマでグルグル回ってしまいました(ロスタイム15~20分)。いいかんげんうんざりだと思って、電話しようと思って、うろうろと走っていたら、見つけました。
 → シネプレックス岡崎のWebページ(いちおう割引クーポンもあります)
 ※クルマでの行き方は、カー用品のイエローハット岡崎緑ヶ丘店(地図)の信号交差点をを西です。

ちなみに、エンディングを宇多田ヒカルが歌ってます。期間限定ブログパーツを貼っておきます。


さて、では感想です。
・絵はきれい。
・とっても内向的。父との確執ってのは、過去のアニメでもたびたび出てきたがテーマなんだけど、これだけ弱くて内向的な主人公ってのは、珍しい。
・絵は迫力がある。
・エヴェンゲリオンが、ちっとも善玉らしくなくてむしろグロい。

で、一番気になっていたのは、誰と戦ってるのってことですね。ま、国連や政府なんかが出てきて、地球規模で「侵略者(らしき敵)」と戦っているようなんですが、その実態がちっとも見えてこないんです。「使徒」という名前の怪物というか、ロボットというか、モンスターがとりあえず出てきて、エヴァンゲリオンを核としたチーム(NERV)が、もう、運命共同体的に戦っているわけですが、肝心の主人公シンジくんは、実際そんなことはどうでもよくて、まさに自分の内的な問題(父との確執やアイデンティティーの確立)の方が何倍も重要なわけです。

とりあえず、過去の多くの主人公たちは、たとえそのような個人的な悩み(家族の問題にしろ、恋愛問題にしろ)があったにしても、いざ戦場の場にあるときはとりあえず忘れて戦うことができたり、あるいは、整理して戦うことが出来ていて、それでも何かって時にふっと思い出して、そこに隙が生まれたりなんかしてたと思うんですが、もう、そんなんじゃなくて、それよりもはるかに手前の段階で、愛情の欠乏感というのか、虚無的で投げやりな心情に支配されているような感じで、人のために生きるとか、地球を救うだとか関係なくて、なんというか、生きていくのがやっとで、むしろ自分を受け止めてくれる存在を探しているような感じなんですね。

今回の「序」を見ていて、過去にテレビや映画の「新世紀エヴァンゲリオン」をほとんど知らないわたしには、主人公たちが戦っている敵がちっとも見えてこなくて、もちろん、眼前のモンスター(ロボット?)は見えるわけなんだけれど、その背景にどんな意志を持った勢力があるのか全然わからないんですね。だから、ロボット同士の戦闘シーンやヤシマ作戦なんかを見ていても、とにかくシンジくんの「内面的な戦い」を見せられるのです。そして、最後にわたしが持った感想は、いったい誰と戦っているの? というものでした。なんだか、誰かの手のひらの上で戦わされているって感じなんですよね。敵も味方も……。だから、ま、次作も見たくなりましたけれど。


ま、あとは枝葉の感想です。

「エヴァンゲリオン」でなくて、「ヱヴァンゲリヲン」なんですね。いったい、何? このワ行のヱとか、今時(笑)

あと、公式ページによると、四部作なんだそうですけど、え? って感じです。だって「序破急(じょはきゅう)」って言ったら、日本の伝統的三部構成を表す言葉ですよ。今回が「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」で、第2作が「:破」だったら、三部作でないと……。

このあたりも何か、最後まで見たらわかるんでしょうか?

コブタさんによると、パンフレットにはこんな文章があるようです。

パンフレットを見て一つ気になった文章、、

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 スタッフ募集中」





にほんブログ村 映画ブログへ

ガンダムを見る/劇場版【特別版】1~3

2007-06-05-Tue
先日、この記事でアニメ感想系ではいい記事を書いている囚人さんが、いろいろ言う人はいますがとりあえず映画版の「ガンダム1」「2(哀・戦士)」「3(めぐり合い宇宙)」を見ればガンダムを語る資格はできるというようなことをおっしゃっていたので、さっそく借りてきた。「特別版【劇場版】」のシリーズである。
機動戦士ガンダム I 特別版 【劇場版】 機動戦士ガンダム II 哀・戦士編 / 特別版 【劇場版】 機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編 / 特別版 【劇場版】
テレビのガンダムの放送をたびたび見た記憶はあるので、何箇所も見たことのシーンが並ぶ。シャーとの遭遇だとか、ミハルのシーンだとか、ララとの出会いだとか、父との再会だとか。ただ自分の中では通して見たという実感がないので、どういう話なのかわからなかったが、まさに、再構築されたという感じであった。

「1」は、背景の説明と、少年アムロがガンダムのパイロットになっていく過程を描いている。ライバルであり、あるいは主人公より有名な敵軍の将赤い彗星シャアとも遭遇する。

「2」では、アムロはもちろん話の中心だが、脇役たちにスポットがあたる。戦争とは敵を倒すことというだけでなく、大切な人やものを失うことであるという、ま、至極当然のことが描かれる。それぞれの悲しみの中で、ま、アムロは戦士として成長していくわけでもある。

「3」では、ガンダムの一つの視点である「ニュータイプ理論」を核にした戦いが描かれる。アムロ、シャーを結びつける役として、ララが登場する。

内容的にはそんなところ。

ただ、Amazonのレビューには酷評が並ぶ(笑)。この特別版は声優の一部を入れ替えたとか、あるいはBGMなどの音楽面での差し替えがあって、オリジナルのイメージをぶちこわした作品ということになっているようだ。確かにアニメというのは難しく、なりほど総合芸術なんだなと思う。

機動戦士ガンダムDVD-BOX 1 特典フィギュア付(完全初回限定生産)
バンダイビジュアル (2006/12/22)
売り上げランキング: 2268
おすすめ度の平均: 4.0
5 ガリアンもいいですよ
5 少年の成長
5 これぞ゛機動戦士ガンダム

▲「これを見ろ」ってことらしい……。

囚人さんが「いろいろ言う人もいるが……」とおっしゃたのは、この…だったのだろう。しかしながら、「ガンダム」の入門版としては充分というか、ちょうどいいとわたしは思った。単なる「ロボット対戦アニメ」ではなくて、少年アムロが、その仲間や敵とのさまざまな体験、戦いを乗りこえて、勇気を持ち、愛を知り、そして一人の戦士として、大人として成長していく過程が描かれている。職業軍人というのではなくて、不本意ながら戦争に巻き込まれ、戦わざるを得なくなり、殺し合いの恐ろしさを知り、それがまさしく現実であるのを受け止める。

戦争の中にあっては、兵士は人でなくて戦力なんだということを痛感するが、それは、実は戦争の中だけではなくて、「企業戦士」と言うような言葉が通用する、現代の社会にも共通するところがあるのだろう。モビルスーツやビームライフルこそは使わないが、競争相手をまさに滅ぼすような勢いで勝負に出ている企業もあるように思う。それは、「受験戦争」という名前で、大人だけでなくて、子どもたちの世界にも起きてはいるのだけれど。

後輩H()との会話。

:「この休みにガンダムを見たよ」
:「マジですか? ダブルオーやりますからね」
:「ダブルオー? そうじゃなくて。劇場版の、3本のやつ。1と哀戦士とめぐり合いそらって……」
:「ああ。そうですか……」
:「……。」
:「……。」
:「これで、ガンダム無双とか楽しめるのかな」
:「さぁ。ファーストだけではだめで、ゼータとか、ほにゃららとか、なんたらとか、ずっと出るんじゃないですか」
:「(ファースト……第1作の無印のことをこう呼ぶらしい)え、そうなんだ……。」
:「それに敵はザクだけらしいし」
:「そんなことはない、「無双」だろう。呂布級の敵まで出るはずだぞ。(お前は無双をわかってないなぁ)」
:「さぁ。ガンダム無双は知らないです。それより……」

「ガンダム無双」への道は遠そうである(笑)
ガンダム無双
ガンダム無双
posted with amazlet on 07.06.05
バンダイ (2007/03/01)
売り上げランキング: 553
おすすめ度の平均: 4.0
4 ステージ数が…
1 微妙ッス
3 今の値段なら買い

※レビューなどを見ると、ファーストのほか、「Zガンダム」、「ZZ」まででいいらしい。やはり遠そうです。

ちなみに、ダブルオーといってたのはこれ。もっと遠そうである。
 → 機動戦士ガンダムOOの公式サイト

にほんブログ村 映画ブログへ
HOME NEXT